nemurischlafです。
日曜日に観た映画三本「新喜劇王」「帰ってきたヒトラー」「her/世界で一つの彼女」の感想です。(ネタバレあり)
「新喜劇王」はチャウ・シンチーの監督・脚本のコメディ映画です。
未見ですが1999年公開「喜劇王」(チャウ・シンチー主演・監督・脚本)のリメイク版とのこと。
エキストラやバイトをしながらスターを目指している女性の成功譚というストーリーです。笑いながら観ましたし、結末はハッピーエンドだったので観終わったあとも落ち込むことがなかったのでよかったです。
90分という比較的短時間の映画でしたが、変に色々と詰め込まれていないのも個人的には良かったと思います。
「帰ってきたヒトラー」はドイツのブラックコメディで、ヒトラー本人が現在のドイツにタイムスリップすることで巻き起こる騒動を描いています。
ヒトラーは本物ですが、彼をテレビ番組に引っ張り出した人間やその視聴者はヒトラーをネタにしているお笑い芸人かそう思い込んでいる精神異常者と思っています。映画の最後の最後にただ一人だけ本物のヒトラーだと気が付く人間がいるのですがそのせいで「精神異常」と判じられ病院に隔離される、ヒトラーは弁舌の巧みさ(アジテーションのうまさというのでしょうか)や巧妙なやり口でドイツ国民の心をつかんでいきゆくゆくは……、というところで終わります。 ENDの更に未来はそれぞれで想像してくださいという感じでしょうか。
風刺というかコミカルタッチな部分も多かったので途中までは良かったのですが、わたしの好みからは離れている映画でした。
人種差別やアウシュビッツについても映画の中で触れられているので、この映画をドイツ人はどのような気持ちで観たのかと疑問に思いました。
「her/世界で一つの彼女」は少し未来のアメリカが舞台の映画です。
メインキャラは男性主人公とAI (映画内ではOS(Operation System)と表現されています)で、その二人(と言って良いかどうか)の恋愛映画(乱暴な言い方をすれば)です。
始まってから1時間半は結末をどうするのかワクワクしながら観ました。
が、結末もですが最後の30分ほどはちょっとガッカリでした。
AIがAIっぽくなかったこと(最後の方まで知識が増えているように思えなかった)、男性主人公に人間的魅力をさほど感じられなかったことが影響しているのか……。
通常だと主人公に共感して泣いたりするのですが、この映画のラストでは泣くどころか白けてしまって「ふーん」という感じで終わってしまいました。
いくつかの映画レビューではいい評価を受けているようなので、好きな人も多い映画のようです。
さすがに一日で三本観るのは疲れるので、しばらく映画鑑賞はお休みです。(ドラマは別)
日曜日に観た映画三本「新喜劇王」「帰ってきたヒトラー」「her/世界で一つの彼女」の感想です。(ネタバレあり)
「新喜劇王」はチャウ・シンチーの監督・脚本のコメディ映画です。
未見ですが1999年公開「喜劇王」(チャウ・シンチー主演・監督・脚本)のリメイク版とのこと。
エキストラやバイトをしながらスターを目指している女性の成功譚というストーリーです。笑いながら観ましたし、結末はハッピーエンドだったので観終わったあとも落ち込むことがなかったのでよかったです。
90分という比較的短時間の映画でしたが、変に色々と詰め込まれていないのも個人的には良かったと思います。
「帰ってきたヒトラー」はドイツのブラックコメディで、ヒトラー本人が現在のドイツにタイムスリップすることで巻き起こる騒動を描いています。
ヒトラーは本物ですが、彼をテレビ番組に引っ張り出した人間やその視聴者はヒトラーをネタにしているお笑い芸人かそう思い込んでいる精神異常者と思っています。映画の最後の最後にただ一人だけ本物のヒトラーだと気が付く人間がいるのですがそのせいで「精神異常」と判じられ病院に隔離される、ヒトラーは弁舌の巧みさ(アジテーションのうまさというのでしょうか)や巧妙なやり口でドイツ国民の心をつかんでいきゆくゆくは……、というところで終わります。 ENDの更に未来はそれぞれで想像してくださいという感じでしょうか。
風刺というかコミカルタッチな部分も多かったので途中までは良かったのですが、わたしの好みからは離れている映画でした。
人種差別やアウシュビッツについても映画の中で触れられているので、この映画をドイツ人はどのような気持ちで観たのかと疑問に思いました。
「her/世界で一つの彼女」は少し未来のアメリカが舞台の映画です。
メインキャラは男性主人公とAI (映画内ではOS(Operation System)と表現されています)で、その二人(と言って良いかどうか)の恋愛映画(乱暴な言い方をすれば)です。
始まってから1時間半は結末をどうするのかワクワクしながら観ました。
が、結末もですが最後の30分ほどはちょっとガッカリでした。
AIがAIっぽくなかったこと(最後の方まで知識が増えているように思えなかった)、男性主人公に人間的魅力をさほど感じられなかったことが影響しているのか……。
通常だと主人公に共感して泣いたりするのですが、この映画のラストでは泣くどころか白けてしまって「ふーん」という感じで終わってしまいました。
いくつかの映画レビューではいい評価を受けているようなので、好きな人も多い映画のようです。
さすがに一日で三本観るのは疲れるので、しばらく映画鑑賞はお休みです。(ドラマは別)