森にうずくまる

野草、昆虫、変形菌などの自然風景を投稿します。

公園にて

2024-03-03 22:43:36 | 風景 昆虫 植物 蜘蛛

 今日は、また寒くなり久しぶりに車で40分くらいの山間部まで出かけ、小雪の舞う中撮影してきました。

 今回は先日言っていた陽だまりの野原などで撮影した生き物たちを投稿します。暖かい日の陽だまりは春ですね。綺麗に撮れてないし、枚数が多いですが気長に見て下さい。

 

 オオイヌとフラサバのサイズ感がわかりにくいとのことでした。左の枯れ葉は10cmほどです。

 右側の薄ブルーの大きい方がオオイヌです、その右の小さいのがフラサバです、共に蕾ですが、何となく大きさが分ると思います。

 

 クサイチゴの蕾です。これから咲いてやがて実を付けます。

 

 ハリガネゴケだと思います。胞子には朔が付いてます。

 

 朔を上から見たところ。この後剥がれ落ちるようです。

 

 苔の群落の中にハハコグサのような葉に付いていた水滴、どうやってこんなにも丸くなるのかな?

 

 すぐ近くにもこんな水滴が、やはりまん丸です。

 

 さて野原の陽だまりへ移動したら、オランダミミナグサが咲きそうでした。

 マイクロで撮りましたが、なんだかシャープに撮れません。

 

 オランダミミナグサの花の中に花びらが抜け落ちたようなものがありました。

 これもよく分りませんが、面白い形をしています。

 

 ヒメウズという花のようです。下の方にアブラムシがいます。越冬したものかもしれません。

 春には羽のついたアブラムシが発生します。

 

 アブラムシがいるので、ナナホシテントウも食事に忙しそうです。

 

 ジ~っとこちらをうかがっている珍客です。むしろこちらが侵入者かもしれません。

 

 キランソウも咲いていました。

 

 ハルノノゲシです。

 

 ホトケノザではアメバチの仲間が休んでいました。彼らは狩人です。

 

 オオイヌではハナアブの仲間が訪花して、盛んに花粉をペロペロしてました。

 ちゃんと、前足(前脚)で雄しべの花柱を支えています。

 

 小さなハエです。どうやらブユのようです。私はこいつに散々な目に遭っています。

 吸血バエです。

 

 最後は3mmほどの小さな蜘蛛がいました。種類が分らないのでググってみたらErigone と出ました。

 日本には10種ほど分っているようですが、私には種名は分りません。ただ、面白いのは触指といって、昆虫でいうところの触角のようなものが、ボクシンググローブのように見えますよね。

 若い♂はここが細いそうですが、成熟すると膨れてここに精子を溜めて、♀に受け渡して交尾?が成立するそうです。ペニスを持たない蜘蛛はそうやって子孫を残すそうです。面白いですね。

 以上です。春になると忙しくなりそうです。最後まで見てくれてありがとうございました。

 

 

 

 


マクロの世界(6)

2024-01-11 17:49:45 | 風景 昆虫 植物 蜘蛛

 またしばらく間が空きました。年明け早々アデノウイルスに感染し、今も完治しておりませんが、なんと、病院に行くとアデノではなく、不明のウイルスもしくは細菌による風邪症状であり、ほぼ子供が罹る風邪だと医者は仰る。

 巷ではいろいろな病原菌が猛威を振るっているようです。どうぞご自愛下さい。

 よって、コメントの返信が遅れたり、訪問が遅滞するかもしれませんがご容赦願います。

 今回は11月終わりから12月はじめにかけて撮影したものです。すべてマイクロフォーサーズ+マクロレンズ撮影です。

 

 名付けて「空飛ぶ幼虫」、恐らくカエデの木からぶら下がっていたのでカエデハマキホソガかもしれません。知り合いの人に見せたら、「ふ~ん?」って。

 

 ツワブキにいた恐らくワカバグモだと思います。右側の眼が4個あるのが分りますよね。

つまり、合わせて8個です。しかし、ハエトリグモに比べてちっちゃいですよね。勝手な推測ですが素早く昆虫などを認識して捕まえるハエトリグモに比べて、捕食の対象や方法が違うのではないかと思っています。

 

 同じくツワブキ上のアメイロアリの仲間?だと思いますが、寒いのにアリたちはよく働きます。視力の話が出たついでに、アリは視力が弱く、嗅覚、触覚などで補っています。アリって、近寄っても逃げませんよね。ストロボ炊いても知ったこっちゃないって顔してます。

 

 キツネノマゴも寒いのに遅くまで咲いてます。水滴の中に入れ込みました。F18まで絞っています。

 

 今度は水滴の表面にピントを合わせました。手前の風景が映り込んでいます。勿論撮影者も。

 

 イヌタデ?ハナタデ?どっちかというと後者かな。水滴とコラボでやはりF18で撮ってます。

 

 深度合成してます。花全体と水滴3個にほぼピントが合っているのがわかりますよね。

 以上です。

 ほんとに今度の風邪は眼の充血から始まって、高熱、焼けるような喉の痛みが続き、この原稿もごほごほ咳しながらキーを叩いてます、夜は特に咳き込んでろくに眠れないし、眼は結膜炎で目が覚めると目やにで目が開かない、など大変です。

 今日病院の薬局でもらった痰を切る漢方薬の副作用欄にこう書いてありました「目の充血、高熱、目やにが出たらすぐ連絡すること」って・・・


初冬の生き物&水滴

2023-12-20 18:43:32 | 風景 昆虫 植物 蜘蛛

 今日も寒い一日です。明日から雪になるとのこと。タイヤ履き替えました。

かといって、遠くへ行く予定はありません。

 さて、今日は約1ヶ月前くらいに撮ったいろいろな画像です。深度合成写真はありませんが、編集ソフトで少しイジってますので少しエッジが立ったような画像に見えるかもしれません。

 皆さんも年の瀬でお忙しいでしょうし、今年はソロソロ投稿は最後かもしれません。

 

 何やら訳の分らない作品ですが、答えはサザンカの葯です。

 

 これもなんのチョウか分りませんよね。越冬前のアカタテハです。日だまりでジッとして身体を温めていました。あまり動かないので超どアップで撮らせてもらいました。複眼まで毛が生えているのが分るでしょうか。

 

 クロコノマチョウです。この人は暗いところにいますので、ストロボ撮影させて頂きました。

あまり綺麗な蝶ではありません。

 

 このおめめの綺麗な子はチクニハエトリグモだと思います。間違っていたらごめんなさいです。

ツワブキの上にいました。こんなに見つめられたら撮らないわけにはいきません。

 

 キツネノマゴです。前にも投稿しましたが、もっと良い画像がありましたので再投稿です。

朝露がついてますが上唇の先端が怪しく光って綺麗ですよね。

 

 この画像はちょっと苦労しました。分りにくいかも知れませんが、水滴をダブルで重ねています。

ピントは奥の水滴に合わせています。名付けてdrop in drop of water とでも言いましょうか。

 深度合成して、手前の水滴にもピントを合わせた画像もありますが、今回は出してません。機会があれば投稿します。

 一応、今年の締めくくりとしたいと思います。皆様ご自愛のうえよいお年をお迎えください。

森うず