森にうずくまる

自然風景を投稿します。(Warter droplets in Water droplets)

風景写真について(20241028)

2024-10-28 08:47:57 | 風景

 昨日、風邪のリハビリ目的で少し歩くために久しぶりに森に行った。森でよくお目にかかる方々にも会った。でも、季節や天候によって森は少しずつ変わっていく。強風で枝が折れたり、大木が病気で倒れていたり、あるいは倒されたりで・・・ 

 森の中には変形菌探索場所も幾つかあるが、なんとなくしゃがみ込む気持ちになれない。人間も自然の変化と同じで大木が倒れるように、いつか倒れていく。しゃがみ込んでも徒労に終わる予感が頭をよぎる。

 などと、自分の人生と重ね合わせて、時々感傷的な気持ちになるが、それは誰しも味わっていることではないだろうか。

 

 さて、今回は先般キャノン、マンスリーフォトコンにて、GOTO AKIさんが審査している「自然部門」に古い写真を応募してみたところ、佳作に入選した写真があるので、自分なりの意見を一部付して紹介します。

 なぜGOTO AKIさんなのか?彼は「TERRA」という写真集で惑星、地球の胎動する変化を捉えようとしている、今流行の風景写真家とは異なる考えを持った写真家だからです。

 

 これらは響灘(九州北部)に面したある場所で撮影しました。これから5枚、同じ場所で8年前から4年間通って撮った写真を載せます。

 

 

 

 

 入選したのは、この中の1枚で、風景写真を始めた頃の1枚で、全国誌に何度も応募しましたが、予選通過させた審査員が一人で、他の審査員では予選通過すらしなかった作品です。

 他の4枚は全くコンテストには応募していません。応募していたら佳作以上で入選したかもしれませんね(^0^)

 また、今回(11月号)GOTO AKIさんのコメントが付いていましたが、まったく私の意図するものではありませんでした。数ある風景写真家の中でも流行に流されない個性を大事にしている数少ない写真家で、私が共感できる写真家でもこんなに意見が違うのかと思うと、ほんとに写真界は面白い世界です。

 因みに、数年前に今回入選した写真を仕事(今月をもって退職しました)の同僚(女性)に見せたら、手前の岩は餃子みたいに見える、と言ってました。思わず大笑いです(^0^)


ミゾソバとむしたち(20241025)

2024-10-25 11:12:48 | 花 昆虫

 天気が良いというのに撮影に行けてない。風邪をひいてしまって、もう5日目、水泳やってるお陰で、体力が付いたのか、微熱で済んでいるがやはり若いときに比べて治りが遅い。

 元気になればもっともっと泳いで体力付けて、風邪なんかに負けない身体作りをしたいもんだ。

 さて、今回は前回に引き続きミゾソバ第2弾です。

 

 アカタテハが来てました。新鮮個体でしたので越冬前の個体でしょうかね。

 

 雰囲気を変えて・・・

 

 

 手前に木道の柵があったので、上から比率を変えて入れています。

 

 雄蕊の花粉がハッキリ見えます。

 

 花の構造がイマイチよくわからないのですが、なかの蕊?にフォーカス。

 

 花の付け根の腺毛。

 

 中にアザミウマがいた。時に害虫となるが、花粉を食べる種も多い。大きさは1~2mmと小さくて、動き回るのでピントが合わない。

 

 

 

 

 アザミウマは種の名前ではなくグループの名前、昔、子供たちが薊(アザミ)の花で遊んでいたら中から小さな馬のような虫が出てきた。そこから薊の馬となって、アザミウマとなった。とさ。

 昔の子供は目が良かったのかな。

 

 

 


ミゾソバ&ベニトンボ

2024-10-20 22:19:52 | 花 昆虫

 今日は天気もよく、気温もやや高かったものの風が強くて、一気に秋を飛ばしてしまいそうな気配でした。

 そんな今日、我が家の隣の隣の街で、地域の写真サークルによる合同展に誘われていて、最終日とあって行ってきました。その街は遠賀川沿いにあって、かつて炭坑で栄えた街で、会場となった美術館は昭和初期に医院として建てられた建物で、閉院したあと内部を改装して美術館として使われている建物です。

 そして、その美術館のある通りも古いタバコ屋の建物や、電話ボックスがあるなど昭和の匂いのする場所でカメラを持っていかなかったことを後悔しました。機会があれば改めて紹介したいと思います。

 さて、いつもながら前置きとは全く違う投稿です。去年も投稿しましたが、ミゾソバという湿った場所のどこにでもある花を改めて見てみると、とても透明感のある美しい花だと再認識しましたので、2,3回にわけて投稿したいと思います。

 

 

 

 

 上4枚は微妙にピント位置、明るさを変えて撮ってます。

 

 

 

 全て自然光で撮ってます。白飛びだろうが、偽色だろうがお構いなしの写真です。

 

 同日、別の水辺で撮ったベニトンボです。全身まっ赤っかです。

 

 翅脈まで真っ赤っかです。

 先日、テレビで放送していましたが、ある街で、全身まっ赤っかの装いのおばあちゃんがいて、彼女を見かけたら良いことがあると言っていました。

 果たして、私にいいことがあるのかな?

 


朝露の風景(20241017)

2024-10-17 14:15:29 | 花 昆虫

 gooブログでは文字フォントが選ぶことが出来なくなったようです。

 今まで明朝体で投稿していましたが、寂しいもんです。

 さて、最近は撮影はあまりしていなかったのですが、久しぶりに早起きして朝露の付いた彼岸花などを撮影してきましたので投稿します。

 それと、先般C-PLフィルターについての疑問が出されていましたので、簡単な説明を加えて見ました。説明が下手なのでご容赦のほど。

 

 彼岸花狙いで行ったのですが、なんと朝露にまみれた翅アリを発見しました。恐らく結婚飛行後の♂アリだと思います。新女王アリとの愛が成就したかどうか分りませんが、もう後は死を待つばかりです。この時はまだ生きていて、前脚でゆっくりと露を拭き取っていました。

 

 種名はハッキリはわかりませんが、シワアリの仲間ではないかと思っています。

 

 今年はまだ彼岸花を撮ってなかったので、重い腰をあげて撮りました。ベタな構図です。

 

 これでもまだ彼岸花だとはわからないでしょ?

 

 蕊の先の方を隅に持ってきてます(^0^)

 

 水滴の中に入れてます。これで彼岸花とやっとわかるのかな?

 

 白系もありました。

 

 

 

 C-PLフィルターとはなんぞや?という疑問がでていましたのでその説明です。ご存じの方は以下の説明はすっ飛ばして下さい。上の写真はフィルターの効果を効かせていない写真です。太陽は右斜め上から差し込んでいます。水面や葉が光りを反射しています。花の光具合にも注意して下さい。

 

 フィルターの効果を強くしています。水面の反射を取り、花の右横の腐植した葉の水中部分もよく見えていることがわかると思います。葉は光の反射がなくて緑色が強く出ています。

 花も上の写真に比べて内側に当った光が強く出ていることがわかると思います。

 このようにC-PLフィルターを使えば光の反射をコントロールできますが、効果の程度を決めるのは好みの問題です。

 では、C-PLフィルターってどんなの?っていう疑問についてはhttps://life-with-photo.com/filter-cpl#google_vignetteを参考にして下さい。風景写真を撮る人はよく使っています。

 


花公園にて(20241012)

2024-10-12 10:26:50 | 花 昆虫

 今日も朝から良い天気で、短い秋です。昨日はホントに久しぶりに早朝、朝飯前に近くの公園に行って、朝露写真を撮ってきました。(☆。☆)系の写真ですから近々投稿します。

 で、今日は何処へも出掛けずに投稿準備してます。今回は前回の続きです。やはり園芸品種は賑やかですね。明るい投稿になると思っています。

 

 鶏頭の一部を切り取った写真です。相変わらず説明しないと分らない写真です。

 

 エノコログサに来てたクロスジヒゲナガカメムシだと思います。前脚腿節がマッチョです。

 

 エノコログサの芒に器用に後脚でつかまっていますねぇ。

 

 近くに白い花が咲いています。アップルミントって出ましたが、ミント系の花でしょう。

 

 

 花壇にはこんな花たちが植えられていました。色違いも沢山あって華やかです。調べたらペンタスと出ました。

 

 

 雌しべでしょうか、一個一個違っていて個性的です。

 

 色違い?亜種?説明の札も立っていないし、園芸種は薄学なのでよくわかりません。

 

 やはり雌しべが面白い。

 

 一脚固定で深度合成を試みました。エラーが出ましたが、家に帰ってソフトで合成してみました。

全体にピントが来ていますよね。

 でも、前の写真のようにボケがあるのもいいもんです。

 

 帰ろうとしたとき、出口付近で見つけたクロマダラソテツシジミ。最近あまり見ないシジミですが、ソテツの害虫として有名で、沢山発生するときはソテツの上でハエのように飛んでいます。

 この日は出会ったチョウはこれだけ、なんと昆虫の減ったことか(´д`)

 ちょっと身体の位置をずらしただけで、背景がガラリと変わります。

 

 

 

 まさに出口で見つけた花の超拡大。

 

 

 答えは百日紅でした。

 たまには花公園もいいもんです。早朝とかに開いているといいんですが、ここで働いている人たちのことを思うとそれは無理な話ですね。