昨日、風邪のリハビリ目的で少し歩くために久しぶりに森に行った。森でよくお目にかかる方々にも会った。でも、季節や天候によって森は少しずつ変わっていく。強風で枝が折れたり、大木が病気で倒れていたり、あるいは倒されたりで・・・
森の中には変形菌探索場所も幾つかあるが、なんとなくしゃがみ込む気持ちになれない。人間も自然の変化と同じで大木が倒れるように、いつか倒れていく。しゃがみ込んでも徒労に終わる予感が頭をよぎる。
などと、自分の人生と重ね合わせて、時々感傷的な気持ちになるが、それは誰しも味わっていることではないだろうか。
さて、今回は先般キャノン、マンスリーフォトコンにて、GOTO AKIさんが審査している「自然部門」に古い写真を応募してみたところ、佳作に入選した写真があるので、自分なりの意見を一部付して紹介します。
なぜGOTO AKIさんなのか?彼は「TERRA」という写真集で惑星、地球の胎動する変化を捉えようとしている、今流行の風景写真家とは異なる考えを持った写真家だからです。
これらは響灘(九州北部)に面したある場所で撮影しました。これから5枚、同じ場所で8年前から4年間通って撮った写真を載せます。
入選したのは、この中の1枚で、風景写真を始めた頃の1枚で、全国誌に何度も応募しましたが、予選通過させた審査員が一人で、他の審査員では予選通過すらしなかった作品です。
他の4枚は全くコンテストには応募していません。応募していたら佳作以上で入選したかもしれませんね(^0^)
また、今回(11月号)GOTO AKIさんのコメントが付いていましたが、まったく私の意図するものではありませんでした。数ある風景写真家の中でも流行に流されない個性を大事にしている数少ない写真家で、私が共感できる写真家でもこんなに意見が違うのかと思うと、ほんとに写真界は面白い世界です。
因みに、数年前に今回入選した写真を仕事(今月をもって退職しました)の同僚(女性)に見せたら、手前の岩は餃子みたいに見える、と言ってました。思わず大笑いです(^0^)