変形菌はなかなか分かりづらい世界のようです。
彼らは、森や、公園、空き地など恐らくどこにでもいて、有機物の分解者であるバクテリアなどを食べて生きています。いわば、倒木や落ち葉などの分解を遅らせて地球上の自然環境をうまくバランスをとっている役割を担っていると言われています。
ただ、形をどんどん変えていくのと、子実体といってキノコのようなものがあまりにも小さい(ほとんど1~2mm)ためほとんどの人が知らないのです。
今回は改めて変形菌のライフサイクルや子実体のかわいらしさ、美しさに触れて頂きたいと思い投稿します。
まるで、ブログらしくない講義のような説明してますが、ただのアマチュアの戯れ言ですので、気楽に見て頂くと幸甚です。
ライフサイクルを簡略化しました。まだまだ分かりにくいと思いますが、アメーバみたいな変な奴と思って下さい。
ホソエノヌカホコリの未熟な子実体だと思います。赤い虫はベニイボトビムシだと思いますが、トビムシは変形菌が大好きで、ファインダーの中に良く出てきます。
これを可愛いとか綺麗とか感じるのはやはり変人でしょうか?
これもホソエノヌカホリの未熟な子実体だと思います。熟度によって色が変化します。
チラッとマルトビムシ?も見えています。薄暗い森の中に変な風船みたいなものがいます。
熟度が進んできた状態です。透明感のある柄の部分が美しいと思います。
これが成熟して先の丸い部分が短時間で爆裂して、胞子を出しているのが「マクロの世界(1)」で紹介しています。
シロジクキモジホコリだと思います。小さな枯れ葉の上にたくさんいます。図鑑に載っている本種とは少し形態が違うようにも見えますので、ひょとしたら違う種類かもしれません。
でも、可愛いでしょ?
こちらも同種で、図鑑どおりの形態していますので、間違いなくシロジクキモジホコリだと思います。
宇宙をイメージして撮影しました。分かりにくいですよね。
今回は2種類紹介しました、変形菌は世界で約1000種、日本で約600種知られていますが、まだまだたくさんいるはずですし、謎の多い生物です。 種名をはっきりさせていませんが、正確に同定(種を特定すること)するのは、精密な観察が必要なのです。