森にうずくまる

写真を通して主に変形菌、花、昆虫などの生き物や自然風景を投稿します。
(ヤマトシジミとフジバカマ)

深度合成について

2023-12-11 17:31:28 | 写真技術

 今日は朝から冷たい雨が降り続いています。カメラのフロントダイヤルの調子が悪く、購入店に持って行きましたが、メーカーからは購入から3ヶ月経っているので交換は無理だということです。

 そのうち馴染めば済むかと我慢して使ったことが仇となりました。トホホです。

 さて、深度合成とは如何に、というQがありましたので、画像を使ってご案内します。説明が下手で分りにくいかもしれませんがご容赦ください。また、別の方法などご存じの方がいらしたら是非ご意見ください。

 

 画像1.マクロで撮影するとどうしても(F値多少上げても)ピントの合う範囲が浅いです。

 この画像は手前の部分しか合ってません。

 

 画像2.次の画像は奥の部分しかピントが合ってません。

 

 画像3.この画像は画像1から画像2まで数枚~数十枚ピント位置を奥へずらしながら撮った画像を合成したものです。結果、手前から奥までピントがあった画像が得られます。

 この方法のことを深度合成といいます。

 これには私が知っているのは2つの方法があります。

1.カメラの撮影設定で「フォーカスBKT」を使って被写体の手前から奥までピントをずらした画像を数枚から数十枚撮影し、編集ソフトなどを使って合成する方法。

2.カメラ内深度合成ができるカメラを使って直接完成画像まで作成する方法。

 私は個人的には2の方が簡単なので、こちらの方法を使うことが多いです。

 

 参考までにもう一組の写真を上げます。理屈は同じです。

 

 手前にピントが来ている画像。

 

 ピントが奥の左の枝まで来ている画像(手前はボケでいます)。

 

 完成画像、これは10枚ほどの画像を合成しています。

 ネイチャーフォトのコンテストでも、深度合成を認めていることが多いです。後、比較明合成、比較暗合成なども認められています。

 別の画像を合成して足したり、邪魔なものを消したりすることは認められていないことが多いです。

 なぜなら、それはネイチャーフォトとは言えないからです。

 以上です。

 


秋の風景(逝くもの、生き抜くもの、そして美しいもの)

2023-12-11 10:08:31 | 風景、昆虫、植物

 最近は暖かい日が続き、そのせいか水滴も多く、生き物もチラホラ動いてましたが、その画像は後日アップします。

 今日は朝から雨が降っています。なので撮影には行きません。

 投稿画像は11月上旬に撮影した写真です。

 

 朝露の草地で見つけたツチイナゴがイネ科雑草にへばり付いてました。このバッタは越冬します。

 春にはまた動き始めますが、このバッタはビワの害虫として名が知られています。

 カメラを向けると茎の裏側に隠れようとしました。

 

 これは恐らく見たことがあるでしょう。アオバハゴロモといいます。越冬できないと言われています。

この時も少し刺激を与えるとチョコッと動きましたが、これから逝ってしまうことでしょう。 

 

 

 動かない(けない)ので、朝露がビッシリ付いてます。周りがどんな風に見えているのでしょうか。

 このハゴロモは属名をGeishaといいます。この名付け親はウォーカーというアメリカ人?が明治維新前に付けたとあります。読みはゲイシャ(芸者)です。上翅が振り袖に見えたのでしょうね。粋な学者ですね。まだ続きがあります。このハゴロモを好んで食べるテントウムシがいて、名前をアミダテントウ(属名Amida)といいます。アミダは阿弥陀如来から来た説が有力ですが、阿弥陀様が芸者をムシャムシャ食べるという想像が何とも皮肉ですね。因みにアミダテントウは非常に可愛い姿をしています。

 

 これは、アサギマダラの卵です。

 なんと人の手のひらの上の卵を手持ちでノーストロボで撮ってます。撮って出し画像です。

 二人とも手が動いてます(高齢者(^0^)) ので、手ぶれ、被写体ブレがあり少しボケていますが、これだけ撮れたら凄いレンズだと思います。技術の進歩は凄いです。

 

 気分を変えて、ヨメナの花びらについた朝露です。紫が綺麗だと思いました。

 

 日陰にいた小さなエノコログサについた朝露ですが、これは深度合成してます。

 

 これは何処かの素敵な動画で見たような😀エノコログサですが、真っ直ぐ立って凜としています。

 以上です。