学生時代、友人の某研究所の教授だった年上の友人から「これからの若い人はコンピュータくらいできないと駄目だ」といわれ、減価償却の終了したNEC-PC98Fを貰った。当時はMS-DOS3.1位で一太郎のVer3を動かしていた。
いま考えると、あの頃「マウス」はなかった・・・・・。
それから1年くらいだったと思うが、クラブハウスみたいなところで勉強していると、工学部の学生がマウス付きのPCを持ってきて弄っていた。
「マウスってどうよ」→「いやぁ、結構いいですよ」→「別になくたって打てるだろう(当時は入力が中心だった)」
そんな話をした覚えがある。
いま「マウスのないPC」など考えられるだろうか???
スティーブ・ジョブズ氏が亡くなって、「あの頃マウスがなかったんだよなぁ~。」と改めて思った。デスクトップの発想も彼だった。そもそもディスクトップなどマウスがないと操作できないじゃないか(学生時代の一時期、本気でMacを買おうかと悩んだときがあった)。
Mac信者にはちょっと腰が引ける感じはあるが、スティーブ・ジョブズ氏の今までのPCやITに対する貢献は非常に大きなモノだったと思う。
一方で、彼が「禅」に惹かれていたことは知らなかった。
「禅的」なものには身体と魂の出会う場所があるのだと思う。