どこ吹く風

旅のことを主に書く。

グレッシャー3000へ

2006年08月09日 16時46分13秒 | モンブラン
 7月4日の火曜日、今日で7日目になる。
長いようでアッという間に過ぎたようで、自分でもよく分からない。旅は非日常の世界なので日にち曜日は意識しないと分からない、気にもならない。まだ道半ば足らずでこのような日々が暫らく続く。

 5時過ぎにグロッセシャイデックの方向が赤くなり暫らくしてから雲の上から太陽が山々を照らし始めた。朝日に輝くアイガーは昨日載せた。
ベルナーオーバーランドはいいところだ、またスイスに来ることがあるなら又この地に来るだろう。何遍来ても感激することでしょう、この次はどのような歩き方をするか反省を加えながらベランダから眺めた。

 スイス観光局のサイトによると「アルプスの明峰」として次のところを詳しく紹介している。
1 サンモリッツ周辺
2 中央スイス地方
3 ベルナーオーバーラント地方
4 ディアブルレ周辺
5 アレッチ氷河周辺
6 サースフェー周辺
7 ツェルマット周辺

2と3を見て廻ったので、これからシャモニへ向かうがその前に4のディアブルレ氷河に寄るつもりだ。今回の旅のテーマに氷河も入っている。テーマの数が多いが氷河を間近に触れて体感したい気持ちも大きかったし、シャモニへの途中でもあるのでディアブルレを組み込んだ。
 見所のグレッシャー3000は鉄道のゴールデンパスラインのグスタード駅と盲腸路線のレ・ディアブルレ駅の間にあるコル・デ・ピヨン(峠)からロープウェイ乗らねばならない。この峠へは1日数便のポストバスしかない、時間が狂うとそこまで行っても素通りせざるを得ない事態も考えられるし、また頂上まで上がったはいいけど街へ行く交通手段が無くなることもある。
慎重に計画しなければならないので、メールで運行時間の確認と確実に運行されるかをポストバスに問い合わせもした。

 スームーズにグレッシャー3000を見物するためにはインターラーケン発9時25分の汽車に乗ればいい、そのためにはメンリッフェンを始発のケーブルに乗る必要がある。
ということで朝は大急ぎで食事を済ませ駅に行った。ウェンゲンでの乗り継ぎ、インターラーケン駅でマイリンゲンから送ってあった荷物を受け取り予定していた電車に乗り込んだ。
ベルナーオーバーランドの山が小さくなり見えなくなった。ツバイジンメンで乗換てグスタードに着いた、スーツケースを持っての満席の汽車はツライものがある。

バスの出発までちょっと時間があったので例の如くスーパーで買出しをした。花を売っている店でエーデルワイズを売っていた、ひと鉢10フランで隣の紫陽花は20フランもする、所変われば物の価値も違うようだ。
聞くところに依ると紫陽花はシーボルトが西欧に紹介して、そこで品種改良されたものが日本に逆輸入されたとのこと。

 ポストバスは時間通りにコル・デ・ピヨンに向けて駅前を出発した。

写真は、ウェンゲンの駅前、後にメンリッフェンへのケーブルカーのロープが見える。