どこ吹く風

旅のことを主に書く。

街へ

2008年11月25日 17時46分43秒 | 08年中国の旅
 モーニングは久しぶりに豪勢だった、入口近くにタマゴの調理台があり客の要望でスクランブルやら玉子焼きを作っている。中央には銀色に光った保温器が並んでいる。この旅行で初めての豪華版の食事だ。席には既にヨーロッパ系の外人さんが何組かいる。
バイキング式の私の定番どおりに更に盛りお粥を食べた、ヨーグルトもある。外国人が多いのだろう。
 
 時間通りにガイドが来た、車は見当たらない。大通りを渡ったところでタクシーを拾うのかと思いきや路地に入る。石造りの2・3階建ての住宅らしき建物の間を右や左に折れて進むと次第に賑やかになってきた。両側に店が並びミヤゲ品を載せた屋台も出てきた。
大きなマニ車を回してながら男が歩いている、腰にはマニ車の軸となる棒を固定するベルトを装着していた、なるほど長時間回すにはアレは必要だ。

 大勢の人で混雑している所に来ると”ジョカン”と言う、これが大昭時かと見上げたり五体倒置礼を繰り返す人たちを見る。参観しなくてもいいと入場を断る。それでは小昭寺へ行こうと誘われて歩き出す。途中曼荼羅の良いものがあるとオミヤゲ品店に入る。けっこう高くてホンモノは安いので数万円する。ビンテージものはもの凄く高く、印刷した小さなマンダラでも数千円はする。マンダラの良さも見どころも分からないので買わなかった。

 小昭寺(ラモチェ)の拝観料10元を払い中に入る。仏像や聖人の像は金網やプラスチックで囲われているが、お布施を入れる小さな窓が開けられている。敬虔な信者はお布施をその窓から入れる、押し込むのかな。お布施は10角札が多い、その10角札だが入口近くの台にお盆が置かれてお布施が山盛りになっている。信者および参観者は手持ちの1元を勝手に10枚の10角札と両替しているけど係や見張っている人はいない。くすねる人や誤魔化す人はいないのだろう。
多少多めに替えても結局全てお布施として像に供えられるので同じということか。現金を管理しないで放置とも思える状態にするのは世界的に珍しいと思う。乞食が多いラサなのに。

やはり神仏は偉大なのだ。

写真説明:チベットといえばやはり五体倒置礼、ジョカンで。