どこ吹く風

旅のことを主に書く。

墾丁

2009年02月18日 10時39分13秒 | 元宵節 09年
 コウーシュンという地名を多くの人は知っていると思う。特に気象に興味がある人なら恒春を知っているでしょう。ラジオの気象情報で日本各地のあと”コーシュン天気晴れ23℃、風力4、気圧1006ミリバール"と聞いたー今はミリバールではなくヘクトパスカルになっているーその懐かしい地名の恒春です。
私は気象にそれほど興味があるわけではないのですが、山での合宿に天気図作成は欠かせない、それで新人は全員勉強させられたので覚えていたのです。

 恒春に入ったのが4時を廻った頃だった、いかにも南国のリゾート地で砂浜があり、観光客相手の店が並んでいる。ゴーカート場が何箇所も見られた、台湾ではブームが続いているのか。
ホテルは町から離れた所にあると思っていたら街続きにあった。大きなホテルだ、この旅行中で一番豪華なホテルだった。
墾丁福華渡暇飯店(Haward Beach Resort Kenting Pingtung Hsien)
たっぷり広い4人部屋(キングサイズのベッドが2台)で、¥12.606也。
シーズンオフだからこの価格だとも思えるがリゾートとしての施設も備えているのでお勧めの宿です。朝食付きで3人で1万2千円は安い。
タクシーの運転手はこれから台東まで戻るが、何廻路を行けば3時間足らずだろう。本日のチャーター料NT$4000とは別に弁当代として100元渡した。

 夕食は街へ出る元気が無かったのでホテルで食べた。レストランは1ヶ所だけでバイキング形式のNT$680にアレコレくっ付いて一人当たり748元也。円に換算すると2千円なので妥当、いや安いけど台湾の諸物価に比べると高い感じがした。腹いっぱい食べました。
途中で買ったビールを部屋で飲んだ。豪華なホテルに居ながらチンケな飲みかたをする、育ち方の問題か。(笑)

 部屋はオーシャンビューではないが、特徴のある山が見えた。伊江島タッチューのスケールを大きくした形の良い山である。(ローカルな話です)
 翌日は墾丁国家公園内のガランピーから東側の海岸、出火奇観という場所を見て栃寮という駅までタクシーで廻った。3時間弱のチャーター料が2500元。

 ガランピーは台湾最南端の岬で、このガランピーという妙な名前は戦前叔父が軍から仕事を請け負い、植栽工事をした話を聞いたことがあるので子供の頃から知っていた。ガランピーは漢字から推測すると鵞鳥の鼻のという意味だと勝手に解釈できる。周りを見渡すと確かに鵞鳥の鼻と言えなくも無い、ガチョウの平たい嘴を思わせる地形だった。

 出火奇観はもっと激しく炎が吹き出ていると思ったらチョロチョロという感じなので少々当て外れ。夜見たら幻想的だったかもしれないと残念がった。海岸線が綺麗なところ、青島の鬼の洗濯岩のような場所もあるようだが時間の関係で其処まで行けなかった。

バシー海峡は台湾とフィリピンを隔てる海峡である。150Kmの距離があるとのこと、また両国の島と島を見るなら85Kmしか離れていない。

ここで問題
世界地図を見るとオーストラリアからカムチャッカ半島まで太平洋の西側に島々が並び或いは点在している。さてこの島と島を隔てる海峡(海)でイチバン離れているところは何処か?
ヒントはウチナーンチュの私が出す問題だから当然・・・です。

お題を墾丁としながら墾丁については殆んど触れていない、墾丁について何も知らないということです。墾丁ーコンテイー懇切丁寧に調べるべきだったかとお茶を濁します。座布団を剥がされそう。

写真の花はこの辺りの名物の花だそうです。県の花とか市の花というところ。夜だけ咲いて朝には散るということなので、色形は違うけどサガリバナのようだ。