どこ吹く風

旅のことを主に書く。

台北のランタンフェスティバル

2009年02月24日 09時27分07秒 | 元宵節 09年
 台北駅の地下月台(プラットフォーム)に汽車は着いた、終点ではないので乗り過ごさないよう出入口まで移動した。標識に従ってMRT乗り場に向かう、ホテルの地図を印刷してあったのでガイドブックと見比べながら路線と駅名を確認してキップを買う。

 ホテルを選ぶ時地図を見て駅に近いことを規準に選んだ。台北駅から二駅目の忠孝新生駅の出口の直ぐ脇にあった。凱統大飯店(KDM Hotel)は交通の便が良く宿泊費もトリプルでNT$2800(7500円)と安い。ビジネスホテルで利用するには申し分ない。

 チェックインして直ぐ迪化街までタクシーで出た、漢方薬専門の店が多く大きな市場があるところだ。お土産のカラスミを買い台北市のランタン祭りが行なわれている市役所前に向かった。MRTの駅を探すのにガイドブックを睨めっこしていたら若者が声が掛けてきて道順を英語で教えてくれた。親切な人は何処にも居ます、謝謝。

 MRT駅から交通規制が行なわれて一方通行となっていた、本番は昨日終わっているが人出は多い。頭上壁とも豆電球のカーテンに囲まれた中を会場へと導かれた。
ランタンフェスティバルのメイン会場が今年は宜蘭になったとはいえ台北は首府、それなりの規模の催し物は行なわれていた。国父紀念館と市役所前の広場には数多くの灯りの点いた人形が浮かび上がっている。市民参加型の展示物も多い。音楽に合わせたレーザー光線が舞うショウーもあった。市役所の壁面全てを巨大スクリーンに見立てて古い中国の城門をイメージした映像が投影されて威容を誇っている。子供のころ幻燈というのがあった、スクリーンに映し出す紙芝居のようなもの、アレの大型版と言えばいいだろう。アブシンベル神殿での音と光のショーで見たのと同じ手法だ、スケールが大きいので見ていて楽しい。

 展示されているランタンのテーマは様々だが、西洋の童話を題材に取ったものもある、何か意味があるのだろうが少し違和感を感じる。十二支の牛が多い、乳業メーカーのコマーシャルと思われるのもあった。舞台では歌や少数民族の演奏も行なわれた、みんな小正月を楽しんでいる様子だ。

 今朝嘉義を出発し日月潭を経て台中に出て、さらに台北まで来た。買物にランタン祭り見物と一日中フルに動いた。歩き疲れたしお腹もすいたので食堂を探した。
今回の旅では食事に時間と金をかけていない、旅ももう終りなので最後の食事くらいはマシなレストランでと思うもそれらしき店は見当たらない。調べていないので心当たりの店も無い、目に付いたレストランで餃子と白菜とビーフンのスープで済ませた。
フツーの店なのに美味しいのはさすが台湾だ。ビールを含めても一人当たり500円足らずと安い、もう少し豪華な食事を楽しめばよかった。

 今回は見ることに重点を置きすぎて、食事に関して何も調べなかったのいけなかった。移動移動の連続だったのでそこに気が行き、食べ物に対する執着心が薄れていた。一周したのだから各地の料理が楽しめたはずなのに惜しいことをした。
三名揃っての食事は最後だというのに餃子と野菜炒めそれにプラスαで済ませることになった。それでいいのだが、”食”に関しての調査や知識の仕入れに身を入れて工夫したほうがよかった、反省点です。食で名高い台湾に来たのだからもっと考える余地ありです。

PS:PCを弄くったら画像の変更処理ができなくなり、容量の関係で写真を載せることが出来なくってしまいました。元に戻す方法が分からないので当分の間写真ナシとします。