どこ吹く風

旅のことを主に書く。

日月潭

2009年02月23日 14時18分41秒 | 元宵節 09年
 塩水蜂炮が終わった、このバカ騒ぎを見るために計画した旅も残り1泊を消化して帰るだけとなった。予定では今夜平渓のランタン祭りー気球飛ばしーを見る予定だったけど既に終わっている。そこで残された一日をどのように使うか考えた。台北まで新しく建設された台湾高速鉄路の乗って行き、早めに台北に着いて故宮博物院見学もいいが、この際日月潭廻りをすることにした。
 一週間かけて台湾をぐるっと一周し更に山間部の阿里山まで足を伸ばした。この旅行の最後を台湾のほぼ真ん中に位置する日月潭で締めくくるのもいいだろう。

 ホテルにタクシーの手配を依頼したら又白タクだった、台湾は白タクが多いところだ。この白タク若いドライバーでスポーツ車タイプでシャコタン(車高短)している、駐車場のチョットの段差でも慎重にゆっくり動かさなければ車体を擦る。昨夜のベンツに今日はシャコタンと様々な白タクがあるものだ。日月潭を廻って台中駅までという約束で5000元(13.500円)也。これだけタクシーをチャーターすると料金が高いとか妥当とかを考えなくなり、行きたい場所へ行ければそれでヨシという気分になる。慣れというか麻痺というか妙なものである。

 嘉義から高速道路を走り、40分ほどで名間インターチェンジを出て集集線の終点水里に向かう。集集の駅舎を見たかったがバイバスを通ったので見逃してしまった。それで水里の駅は行くように運転手に伝えた。写真を撮るだけなので駅にあちょっと寄り道するだけいいのに何を勘違いしたのか繁華街の駐車場に入れたてしまったので通りを見物しながら駅まで歩いた。お蔭で果物を買ったのでこれもヨシとしよう。

 実は以前kの逆コースを通ったことがある。駅は木造だったとし駅前はこれほどの賑わいは無かった。こんなに発展したのだと思ったら、後日水里は終点では無く奥にもう一つ駅があったのだ勘違いでした。

 日月潭までは登りになる、道幅の狭い道だったのに通った道路は二車線に拡幅されていた。もしかすると新たに造ったのか?。整備された道路を通上っていくと湖が見え隠れするところまで来た、日月潭に到着だ。中心街らしきところを抜けて遊覧船の船着場が見える展望所へ行き眺める。蒋介石が愛した場所にしては霞がかりボケた風景だ、この霞具合がいいのか。
対岸に見えた文武廟まで行き、台湾の紹興酒の里、埔里に下る。

 埔里名産は米粉とガイドブックにあるので運転手に食堂を探してもらう。お目当てのビーフンの他に青野菜の炒め物、魚のから揚げと山鼠肉を食べた。ビールも合わせて1090元で高い昼食となってしまった。きっと運転手が注文した山鼠肉が高かったのだろう。この前来たときは夜店で狗肉を食べたことを思い出した。
 この運転手地理に不案内なのか道を間違え引き返したり、高速道路では反対方向へ向かったり、埔里から台中までは広い道路があるハズなのに山越えルートを選んだりとちょっとヘンだった。余分な所も見物できたと考えれば笑って済ませられる。

 山越えして台中駅に着いたのは1時半だった。台中は1999年の大地震の翌年復旧の土木作業が続く地域を通って霧社、梨山から天祥、太魯閣渓谷さらに花連へと家族旅行した際の出発地だったので駅舎も見覚えがある。
豆花とか湯園とか書かれている甘菓子を買い台北行きの自強号に乗った。アンミツ風のお菓子が35と45元で運賃は一人当たり395元。2時間の乗車、4時半ごろ台北駅に到着する。

写真は、PCの設定がおかしくなり画像編集が出来なくなっている。それで塩水の写真を載せます。爆竹の煙に包まれる山車です。