日記帖

飛ぶ鳥のように、渡る風のように、流れる水のように、野に咲く花のように、煌めく星のように。

~自分の心との戦い~

2024-04-06 06:32:00 | 作文する
よく 己に克て という。
これがなかなか難しい。
人間には肉体が有るのも原因のひとつ。
聖書にもこの記述はあり、マタイ福音書26章41節

私が以前趣味にしていた写真撮影でも、極度の精神集中を余儀なくされる。
心に焦りや隙が生じると、一瞬シャッターチャンスを逸してしまう。
静物の撮影だと、撮り直しが出来ますが、
動態ー変わりゆく一瞬だと、撮り直しは出来ないのです。

当時、会社に入ったばかりの私でした。
どうも上手くいかない。流れ行く時間の波とでもいうのでしょうか。
上手く捉えられない。

誰に訊いても、明瞭な返事はなかったが、
職場の先輩で写真を撮られる方がいて、「Hさんに訊いてみると?」
と言われた。

Hさんは、富士山を撮られているのだという。

電話で聞くと、画廊で写真展をされている。そこでとの事でした。
私は画廊でHさんの写真(いずれも非の打ち所がない)を拝見して、Hさんに教えを請いた。

単一にして明瞭な答えで、「銃で獲物を撃つようにシャッターを押す」
とのことだった。

感心したのは言葉だけではなくて、
言葉の中に、ある種のイメージが含まれていた、あるいは
それを感じられるように話された事です。
それは、ある一定の領域にならないと出来ない。

また、Hさんは、愛の心と平常心をもって話されていたという事です。



コメント
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