日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

カーマイン・ストリート・ギター

2019年09月17日 | 映画
残業が短めバージョンだったので
楽しみにしてたドキュメンタリー映画を観に





ギター職人リック・ケリーが営む店
カーマイン・ストリート・ギター





ギターなんてわからないし
ギタリストも知らなくて



唯一わかった
ジム・ジャームッシュも
100%ギタリストです
みたいな顔して登場するから
あの映画監督のジム・ジャームッシュとは
別の人?なんて思ったりして



でも
来る人来る人が
思い思いにつま弾き
かき鳴らすギターは
心地よく耳に響く





一人遊びに夢中の子供みたいに
楽しそうにギターに彫刻を施す
弟子のシンディ



"カーマイン・ストリート・ギター"

電話が鳴ると
90代と思しきリックの母親が
しわがれた声で応答する


↑↑↑
これはリック
リックだって70近いわけだけど
さらにお年を召した母上が
電話番したり
ギターに丁寧にモップをかけたりしてる



店の奥の工房には
リスがドングリを集めるみたいに
リックがニューヨーク中から集めた廃材が
ぎっしり積まれてる

ニューヨーク最古のバー
マクソリーズから取り寄せた
ビールの飲みこぼしが染み込んでるかも
という廃材が
ギターへと生まれ変わる様は
実に興味深い



いつまで続けるのかと問われても
できればXX歳ぐらいまでは
なんてこと言わない

リックの答えは
"いつまでも"だ



ギターを作ることは
生業(なりわい)だけど
人生そのものでもある



そんなふうに
言ってみたいよね〜