日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

連休の狭間(ジャーマンアイリス添え)

2016年05月06日 | travail
休み 取るんだった
なんて思ったけど
自分宛の来客があったりして
やっぱり出勤してよかったか


その人は 見るからに
できる女 といった風情
何を言っても 話が早い 通じやすい


派手に見えない明るい茶色に髪を染めて
ふんわりさせてる
お肌の手入れも 怠りなくしているよう


薬指ではない指に
シンプルなリングをはめてるのは
かつては married だったけど
今は not married ってことなんだろうか
なんて
無駄な勘ぐりしてみたり


その人が帰った後で それとなく相方に
あの人 何歳(いくつ)ぐらいだと思う と問うと
私よりは上だと思う と言う


お肌つやつやで きれいにしてても
重ねてきた人生の年月は出てしまう
ということか
よきにつけ 悪しきにつけ


誕生日が近い
時は容赦なく 私の若さを
またひとつ奪う
なんて考えは どうかと思うけど


いつからか 誕生日は
無事迎えられることに
感謝しつつも
おっかなびっくり


ハートのぼり

2016年05月05日 | 散歩道
飛べ


ハートのぼり


今日も青空になったから
1時間だけ
と自分に言い聞かせて
散歩道へ


この花もいい あの花もいい
この景色も あの景色も
もっといいアングルで
もっといい光の具合で
と つい撮り過ぎてしまう


写真だから
自分のものにして持って帰ろうとしてるわけでは
ないけど
スナフキンに言わせると
同じことなのかもしれないな


なんでも自分のものにして、持って帰ろうとすると、むずかしいものなんだよ。
ぼくは、見るだけにしてるんだ。
そして、立ち去るときには、それを頭の中へしまっておくのさ。


1時間だけのつもりが
2時間になり 3時間になって
それでも午後には 机の前にすわっていた


筆は遅いほう
ほんの小さなものを描くのに 時間をかけるし


しっくりこなければ 何度でも描き直す


仕事では
効率が求められるから
そんなことにそんなに時間をかけてはいけない
てなことになるけど
日曜絵かきするときは
効率なんて くそ食らえ

GW中盤も あっという間に過ぎて
明日はまた仕事
職場の推奨に従って
休み 取ってしまえばよかった



青空の誘惑

2016年05月04日 | 散歩道
雨はゆうべのうちに降りきったのか
今日は期せずして
朝から perfect sky


いても立ってもいられなくて
散歩道へ


昼までには帰って
日曜絵かきするつもりが
予想通り 帰りたくなくなった


空が青い
緑が風にそよいでいる


空気に この季節独特のにおいを感じる
高いところで人知れず開花している
木の花のにおいかなと思う


どんつきの庭では
バラが咲きはじめて
1年で1番にぎやかなシーズンが
はじまる

ラムコーク

2016年05月03日 | 
引越し先を探したとき
引越しは ものすごく久しぶりだったから
イメージトレーニングのために
この本の一節を読み返した


作家の中山可穂が
部屋探しをした時のことが
おしまいの方に書かれている

今も同じ場所に住んでいるか わからないけど
だいたいそのあたりに行けば
ばったり会えるかしらん なんて
京都へ行ってみようかと思ったこともあった

今読んでいる短編集


その中の一つめ
往復書簡


トーベと手紙をやりとりする日本の少女
アツミタミコからの手紙のかたちを取った短編

伝記によると タミコは実在の人物ではなく
トーベに手紙を送った大勢の熱烈なファンの象徴
トーベは送られてきた手紙すべてに
自分で返事を書いていた

その中で トーベは言っている

作家の書いた本の中でこそ作家と出会うべきだ

トーベはもういないけれど
彼女の書いた本には
彼女の人生が
ちりばめられてる

村上春樹が この本の中で言っている
実在の人物をまるまるモデルにすることはないが
特徴やくせや何かを部分的に使うことはあると


ムーミンキャラクターも
そんなふうに作られたんだろうな
単純に
スナフキン=アトス
というものでもなくて

ムーミンのお話の中に
ラムトディだとか ホットラムだとかいった
飲み物が出てくるから
ラムが飲みたくなった
ちょっとだけ 生(き)で飲んで
続きは ラムコーク

DVD

2016年05月02日 | 日記
この前借りたDVDを見はじめた
ムーミン谷の彗星の
アニメ版とパペットアニメ版
1990年版テレビシリーズの1巻


まず見たのは


スナフキンが かっこいい
実在の人物が演じるとすれば 今なら
ディーン・フジオカ ってところかな


童話シリーズの挿絵の
人間ではない小さな生き物っぽいスナフキンも
好きだけど


1970年頃に放映されたアニメは
原作の世界とかけ離れていると
トーベに酷評されたが
1990年に放映されたものは
トーベと弟のラルスが制作に関わった
言わば 原作者のお墨付き

私は
ねえムーミンこっち向いて世代
おさびし山 なんてのが出てくるせいか
岸田今日子の声や話し方のせいか
見ていて さみしいようなこわいような
気持ちになった

パソコンとの相性が今ひとつなのか
再生しはじめるのも手間取ったけど
ラスト近くなって止まってしまった
何度やってもだめだから
あきらめて もう寝る

good night