日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

シャルム!

2019年09月20日 | Memories of ZUKA
久しぶりに開演前のチラ見せあり
花組公演
『シャルム!』



作・演出 稲葉太地



シャルム(charme)とは
フランス語で
魅力・色香・魔法・呪文などを表す言葉

チャームポイントの
チャームと同じ意味合いとのこと



能書きはこれくらいにして
壁のポートレートを
ダーッと



ズームしてるから
画像荒くて堪忍
左から3人ずつ

















壁の左端から



右端までびっちり
注目の若手も
満を持して初登場



ショーは
マンホールから現れた少女(華優希)が
夜遊び中の若者たち
(優波彗・綺城ひか理・飛龍つかさ・
帆純まひろ・聖乃あすか・一之瀬航季)を
いざなって
再びマンホールからパリの地下へ…

というところから始まり
地底で繰り広げられるあんなことやこんなこと
めくるめく世界が描かれる



柚香光がレジスタンスの若者に扮し
戦う場面もあって
『チェ・ゲバラ』みたいって思った




(観てもないのについデキゴコロで買ったプログラム&ポストカード)

第10場 Rêve 夢





デュエットダンスの後に
黒燕尾の群舞が続く

スカイステージの番組の中で
稲葉太地氏がこんなようなことを言ってた
言葉はちょっと違うけど
だいたいこんな感じ

明日海りおトップ就任後の最初のショー
『宝塚幻想曲』では
群舞にいろいろな要素を
めいっぱい詰め込んだから
最後の群舞は
できるだけ削ぎ落としたかたちにしたかった



トップスターが
1番たくさんのキラキラ背負って
2番手3番手とキラキラが減って
といういつものシステムではなく
全員同じオーソドックスな黒燕尾を着ての群舞に
朝夏まなとの退団公演のショー
『クラシカルビジュー』を思い出した

稲葉太地にとっての究極の群舞は
キラキラ不要ということか

群舞の振付はANJU
元花組トップスター
安寿ミラ

何か大切なものを
そっと胸にしまう仕草が
印象的だった



そして
稲葉太地と明日海りお
満場一致(?)で決まったという
ラストソング「ケ・サラ」に
胸がじーんと熱くなり

無情にも大階段に
ショーの終わりを告げる
エトワールの影が



せつなく見上げた
終演後の夕空

宝塚歌劇105周年
またひとつの時代が終わるねえ



そしてまた
新しい時代が始まる



暗くなるのが早くなった



ライトアップされた大劇場が
なかなかきれい





夕暮れの花のみち
ヨーロッパみたいな雰囲気を
ゆっくり味わう間もなく
家路を急ぎます



・ 。..・ 。..。・・.。...。。・ ・。...

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敬称略となっております

上から目線チックで堪忍!

A Fairy Tale -青い薔薇の精-

2019年09月19日 | Memories of ZUKA
公演が始まってすぐに
空振りヅカしてから1か月近く
ようやく本当の観劇の日がやって来た

花組公演
『A Fairy Tale -青い薔薇の精-』
『シャルム!』



言わずと知れた
(とか言いながらまた言っちゃう)
花組トップスター
明日海りおの退団公演

9:30ちょっと前に
宝塚大劇場前にたどり着くと
既に大勢の人が
門をくぐっていってて



11時公演が貸切公演で
公演当日にチケットが配られるから
らしかった



いつもは正面エントランスから入って待つ
当日券の列も
今日はこちら側に伸びて
チケットカウンターまで続いてた



昼頃に見ると
平日にもかかわらず
座席券・立見券
ともに完売





現在上演中の公演を観ないままに
殿堂の『CASANOVA』写真ばっかり
いじってたものだから
中年の乙女心の中では
すっかり『CASANOVA』が
退団公演みたいになってた



それに
『CASANOVA』の方が
いいに決まってるという気持ちも
どこかに…



でも
大好きな作品
『ハンナのお花屋さん』の
植田景子 作・演出

植田先生のお花もの第2弾かあ
なんて思って
期待する気持ちももちろんあった



キャトルレーヴ前のモニターで
スカイステージを見てたら
植田先生が
もっともっと明日海りお&華優希で
作品を作りたかったと
芝居での2人の相性の良さを語ってた



新トップコンビお披露目公演が
トップスター退団公演
ハローグッバイになってしまうのは
もったいないけど
だからこそ出せるものがある
というようなことも言ってた





そして開場
ロビーにあふれる
人 人 人



中年の乙女心的には
これが
明日海りおラストステージ
緊張しながら開演を待った



真っ暗な中から浮かび上がるのは
ロンドンの駅
子供たちにおとぎ話を語る様子に
駅を行き交う人々が重なる

♪A Fairy Tale…



一気に引き込まれた
中年の乙女心

この辺で
配役表





グッズやなんかの写真が
どれも青白い顔で
まるでトートみたいと思ってたけど
実際のエリュは血色が良くて
生き生きとしてる
美しいのはもちろん
愛らしくさえある



言ってみれば
エリュは堕天使

もともと青い薔薇専門の妖精だったわけではなく
人間を愛してしまったばっかりに…



青薔薇専にされる前のエリュを思わせる
白い薔薇の精を
聖乃あすかが演じてる

新人公演では
エリュを演じたのかあ





少女シャーロットが
さまざまな経験を経て
変わっていく様を
見事に演じた華優希

それでも変わらなかったのは…



カネ カネ カネのヴィッカーズ商会で
植物学者として働くハーヴィーを演じた
柚香光

妖精×人間
明日海りおとどんなふうに絡むのかと思ったら
ひと言で言うと
利害一致
枯れ果てた庭の再生と
シャーロット探しを
協力して進めていくことになる

2人のやりとりがコミカルで
笑える場面もあった



とても美しいお話
途中からずっと泣きっぱなしだった
退団公演じゃなかったとしても
きっとボロ泣きだったと思う



歌もとてもいい
上手いだけでなく
豊かな声量も
明日海りおの歌の魅力だなと
改めて思った



男役としての声を
生で聴けるのは
これが最後かあとしみじみ



指揮は
お芝居 ショーともに
西野淳氏



壁のポートレートは
ショーの感想の時に
ダーッとします





♪A Fairy Tale

♪おとぎ話の終わりはきっと
♪Happy End



・ 。..・ 。..。・・.。...。。・ ・。...

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困った時の…

2019年09月19日 | 日記
ぐで頼み



・ 。..・ 。..。・・.。...。。・ ・。...

朝アップ
間に合いそうにない気配なので〜

ロケットマンサントラ

2019年09月18日 | 映画
そうそう
『ロケットマン』は
二度見済み



もうわかってるから
「Your Song」誕生のドキドキ感は
薄れてしまったけど



もうひとつの大好きなシーン
「Don't Let The Sun Go Down On Me」に乗せて
短い結婚生活を描いたシーンを
歌詞の意味を噛みしめながら見た

教会から出てくるエルトンとレネーテを
皆が祝福する幸せいっぱいのシーンも
そもそも別れの歌に乗せて描かれてる
名場面



というわけで
ついデキゴコロで
買ってしまったサントラ



というか
本当はエルトンのオリジナル曲が聴きたくて
買ったつもりだった

帰ってから
まじまじと眺めて
やっと気がついた
そうかサントラということは
タロン・エガートンが歌ってるのか



でもそれが
かえってよかった
映画の感動 at home



ひとつ不満を言わせてもらうなら
「Your Song」は
1音1音 音を探るところから
収録してほしかったなあ



今日は1日
『カーマイン・ストリート・ギター』を
思いながら仕事した

時差は無視して
こうしてる今も
リックとシンディはギターを作り
お母さんは電話番してるんだなあと思うと
なんとなく幸せな気持ちになれた


カーマイン・ストリート・ギター

2019年09月17日 | 映画
残業が短めバージョンだったので
楽しみにしてたドキュメンタリー映画を観に





ギター職人リック・ケリーが営む店
カーマイン・ストリート・ギター





ギターなんてわからないし
ギタリストも知らなくて



唯一わかった
ジム・ジャームッシュも
100%ギタリストです
みたいな顔して登場するから
あの映画監督のジム・ジャームッシュとは
別の人?なんて思ったりして



でも
来る人来る人が
思い思いにつま弾き
かき鳴らすギターは
心地よく耳に響く





一人遊びに夢中の子供みたいに
楽しそうにギターに彫刻を施す
弟子のシンディ



"カーマイン・ストリート・ギター"

電話が鳴ると
90代と思しきリックの母親が
しわがれた声で応答する


↑↑↑
これはリック
リックだって70近いわけだけど
さらにお年を召した母上が
電話番したり
ギターに丁寧にモップをかけたりしてる



店の奥の工房には
リスがドングリを集めるみたいに
リックがニューヨーク中から集めた廃材が
ぎっしり積まれてる

ニューヨーク最古のバー
マクソリーズから取り寄せた
ビールの飲みこぼしが染み込んでるかも
という廃材が
ギターへと生まれ変わる様は
実に興味深い



いつまで続けるのかと問われても
できればXX歳ぐらいまでは
なんてこと言わない

リックの答えは
"いつまでも"だ



ギターを作ることは
生業(なりわい)だけど
人生そのものでもある



そんなふうに
言ってみたいよね〜