JUNO/ジュノ

JUNO/ジュノ』のDVDを観ました。


【STORY】
ジュノ(エレン・ペイジ)は16歳。

ジュースをがぶ飲みして妊娠検査薬を試した彼女は、
陽性の結果にボー然。

男友達のポーリー(マイケル・セラ)との、たった1回のセックスで
妊娠してしまったのだ。

高校生の自分に子供が育てられるわけがなく、中絶するつもりだと、
親友のリア(オリヴィア・サールビー)に伝える。

しかし、中絶反対の同級生に、「胎児には、もう爪も生えている」と
言われ、産む決心をするジュノ。

フリーペーパーで理想の里親を見つけ、大きなお腹を抱えての
学生生活が始まり……。




う~ん……自分がトシなせいか、思ったほどは楽しめなかった……。

どうも、妊娠・出産を軽視しているような印象を受けてしまって……。

妊娠するということの素晴らしさや、小さな尊い命に対する責任の大きさは、
ジュノの言動からは、あまり感じられませんでした。

そういうことを表現したかった作品ではないのだろうけれど……。

ただ、ジュノが里親に選んだカップルの妻ヴァネッサ(ジェニファー・ガーナー)
を見ていると、母親になりたくてもなれない女性がいるということが、
切実に伝わってきます。

ヴァネッサは、お金持ちで、なんの不自由もなく暮らしているように見えるのに、
母親になるという願いだけは叶えられずにいるんですよね。

弾みで妊娠してしまったジュノとは、対照的です。

ま、お堅いことを考えなければ、主人公のジュノは底抜けに明るくて魅力的だし、
ジュノの両親の温かさにはホロッときました。

父親と継母は、ジュノを叱ることもなく(これもどうかと思うけど……)、
ポーリーに「責任を取れ!」と責めることもなく、ただ温かく支援。

結末は、私が願っていたモノとは違って残念だったけれど、
なんとなく、キモチはほんわか。

先日観た、『4ヶ月3週2日』より、後味ヨシ。

ま、お堅いことを考えずに、軽いキモチで観るなら、面白い作品かと
思います……。


JUNO/ジュノ <特別編>
[DVD]

20世紀フォックス・ホーム・
エンターテイメント・ジャパン
このアイテムの詳細を見る


 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )