この日は新所沢「レッツシネパーク」へ出かけました。
数多くの笑いあり涙ありのコメディ作品を手がけてきた
三谷幸喜監督作品「記憶にございません!」上映中 [上映時間:127分 ]
三谷監督の脚本・演出による作品で通算8作目となる映画です。
構想13年を経て完成を迎えたそうです。
物語の始まりは病院のベッドで目が覚めた男。自分が誰だか、ここがどこだか分からない。
一切の記憶がない。こっそり病院を抜け出し、ふと見たテレビのニュースに自分が映っていた。
主人公の記憶喪失との設定がまるで韓流ドラマをほうふつとさせます。
三谷氏もついに韓流の影響を受けたのかと思うほどですが・・・。
物語に戻って、
演説中に投石を受け、病院に運ばれている首相。そう、なんと、自分はこの国の最高権力者だったのだ。そして石を投げつけられるほどに…すさまじく国民に嫌われている!!!部下らしき男が迎えにきて、官邸に連れて行かれる。
「あなたは、第百二十七代内閣総理大臣。国民からは、史上最悪のダメ総理と呼ばれています。
総理の記憶喪失は、トップシークレット、我々だけの秘密です」
真実を知るのは、秘書官3名のみ。馬鹿々々しさは「翔んで埼玉」並みですが、裏と表、欲望と権力にまみれた政治の世界を舞台に、時にリアルに、時に寓話的に描かれた物語が展開されます。
出演は中井貴一、ディーン・フジオカ、石田ゆり子、草刈正雄、佐藤浩市、小池栄子、斉藤由貴、木村佳乃、吉田羊、山口崇、田中圭、梶原善、寺島進、藤本隆宏、迫田孝也、ROLLY、後藤淳平、宮澤エマ、濱田龍臣 キャスティングの中で山口崇だけはよほど気を付けていないとまず見過ごします。とてつもなくもったいないほど端役です。
この作品三谷氏の構想13年だそうですが、予告編では「三谷幸喜 最高傑作」を謳い 破天荒なパロディの中に随所にそれなりの社会風刺が垣間見えるところ、そしてなんとなく穏やかにストーリーが展開し(穏やかに思ったのは私だけかもしれませんが)、ホームドラマのようなエンディングがいかにも彼らしいといえます。
笑いが絶えないというほどではありませんが、それなりに笑えますし、観ていて楽しい映画です。
まあ鑑賞しての笑いは健康に良いそうですし、 おあとがよろしいようで。
蛇足ですが三谷幸喜って実名なんですね。 大鵬ファンの父親が幸喜と名付けたのだとか ご存知でしたか?
注)記事中 あらすじは映画紹介サイト「映画Com」より抜粋しました。「映画のスチール写真および各種題字」はWEB配信されている予告編の画面を静止させたものを撮影したものでその著作権は東宝にあります。