相場三昧 マーケットウォーカー

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千載一遇の買い場が来る! 3

2011-11-05 16:25:14 | コーヒーブレイク
若林 栄四著 「デフレの終わり」 より


☆大局的な基調が「上昇」に変わるとき☆

では、今後の日経平均株価は、どういう動きになるのだろうか。

日柄のポイントになるのは2013年10月だ。これは大震災が起きた2011年3月から
31ヶ月目、つまり2年7ヶ月に当たる。ここに向けて、もう一度株価は大きく
下げることになるというのが、目下のシナリオだ。
ただ、2013年10月に大きな下げをやるためには、その前に一旦、ある程度の幅
で上昇する必要がある。
どの様な相場にもあてはまる話だが、下げるためには上げなければならない。
逆に、上げるためには下げなければならない。
今回の局面では、2013年10月に向けて下げるというシナリオだから、その前に
一度、上昇相場が来るだろう。

その相場がいつまでになるか、ということだが、これは2011年3月から19ヶ月目
つまり2012年10月になる。なぜなら、大きな下げを演じた相場というものは、
その後、19ヶ月くらいは上昇するという過去の経験則があるからだ。また、
黄金分割で見た波動の「19-31-50-69」というシークエンスの有効性につい
ては、ユーロ/ドルの分析をした項で述べたとおりである。

こうしてみると、2013年10月から始まる本格的な上昇相場を前に、一度、
2012年10月までの上昇相場があるということになる。
これは本格的な上昇相場の前に起こる「試し」の動きだ。勿論、あくまで試し
なので、そのまま上昇することはなく、大きな調整を経験することになる。
このお試し期間ともいうべき2012年10月にかけての上昇局面において水準は
どの程度を見ておけばよいだろうか。

日経平均株価の最安値は月足ベースでいうと、2008年10月の6,994円だ。
ここからカウンター72度のレジスタンスで見ると・・・。


次回に続く・・・!!



「BLUE LINE feat. GAYA-K, K-YO / DJ☆GO」(PV)
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千載一遇の買い場が来る! 2

2011-11-04 14:33:00 | コーヒーブレイク
若林 栄四氏 デフレの終わり  より

☆大震災で示現した大底のタイミング

2009年に私が講演会で話した日経平均株価に対する見立ては、「2012年2月に
かけて、1ドル=74円という円高が示現するなかで大きく下落する」というもの
だった。そして、日経平均の下値の水準は8000円或いは9000円というものだった。

しかし、2011年3月11日に起こった東日本大震災によって、シナリオを修正した
い。つまり、2012年2月にかけて底値を付けにいくと考えていた日本株だが、
それよりも早い時期に、それが来たと考えている。なぜなら、長期の予測に1年
程度のタイムラグはつきものであり、現実の事象によって最終的なタイミングが
決まるからである。3月15日の日経平均株価は、前日比1015円安の8605円まで
下落した。日本の株価は、この時の下げて、一応の底を見たと思う。

そのように考える一番の理由は、3月は様々な日柄が綺麗に揃っていたからだ。
ITバブルがピークを付けたのが2000年4月のこと。同時に米国の株価もピークを
付けたが、2011年3月というのは、ここから131ヶ月目にあたる。131というのは
黄金分割の重要数字である262の半分であると同時に、やはり黄金分割の重要
数字である162から31を引いた数字になる。他にも日柄が揃っている。
たとえば、日経平均が18,300円を付けた2007年2月を起点にした212週目が
2011年3月にあたる。因みに212週目というのは黄金分割の重要数字である424の
半分に当たる。
さらに、日経平均が7,604円という安値を付けた2003年4月から数えた95ヶ月目と
いうのも、やはり2011年3月に該当する。勿論95というのも黄金分割の重要な
数字だ。

このように、あらゆる日柄が、2011年3月に集中していた。そこから考えると
やはり2011年3月15日につけた日経平均安値、8,227円というのは大きな底で
あったと考えるのが自然だろう。
これまでの日経平均の推移を月足チャートで見ても、8,300円前後という水準は
下値として自然である。過去の値動きでも8,300円をボトムにして上昇に転じる
ケースが多く、非常に綺麗なサポートラインになっている。


では、今後の日経平均株価は、どういう動きになるのだろうか。

次回に続く!!

*黄金分割・・・所謂「フィボナッチ指数」
1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、・・・・
1と1を足すと2になり、1と2を足すと3、2と3を足すと5、というように隣り合う
2つの数字を足すと次の数字に等しくなる。そして、この数列は、前の数字と
後の数字の関係が、ある一定の数字に収束するようになる。

具体的には1.618と0.618だ。この数字が自然界において美しさの基本だと
されている。身近の物では名刺の大きさ。


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千載一遇の買い場が来る!

2011-11-03 14:39:24 | コーヒーブレイク
いつまで経っても閉塞感の強い相場は続いているので
 若林栄四氏のポジティブな相場観をどうぞ♪

☆最悪な段階は すでに終っている。

今の日本経済はまさに「陰の極」にある。
一番の理由は、何といってもデフレ経済が続いたからだ。諸悪の根源は
デフレ経済にある。誰が何と言おうとも、政策ミスだろう。
1ドル=80円を割り込むような水準まで上昇し、様々な形で日本経済を
蝕み始めた。生産拠点を海外に移転させるのは、まさにその典型だ。
日本の雇用機会が失われ、個人消費が落ち込み、さらにデフレが加速
してしまう。政治の世界でも短期間に政権がドンドン変わっていく。
ますますダメだという雰囲気が漂ってくる。この国はどうなってしまう
のだろう。
しかし、このような思いが広まっている時こそ、相場で言う
「陰の極」なのだ。
したがって、循環論の立場からいえば陰の極はいつまでも続かない。
いつか、どこかの段階で確実に回復へと転じていくはずだ。

「失われた20年」は日本人が他国の人に比べて劣っているから生じた
訳ではない。最近は韓国企業の活躍が目立ち日本企業が片隅に追い
やられている感があるが、これも技術面で韓国企業が優位に立っている
からではなく韓国ウォンが不当に安い水準にあるからに過ぎない。
もう一つ付けくわえると韓国企業はOECD各国の中で断トツに労働時間が
長い。年間2300時間だという。日本企業は年間1800時間だ。

こうした「陰の極」を示す諸問題の大半は、円高とデフレが修正され
れば、解決される可能性が高い。
経済は全てに於いて循環なのだから、円高はいずれ円安になり、デフレは
インフレに転じる。
2012年に為替相場が円安に転じ、デフレがインフレに転換すれば全ては
解決する。
バブル崩壊からいままで、長きに渡って日本経済を苦しめてきた諸々の
要因が、いよいよ大転換を迎える直前にきているということだ。


次回に続く・・・。
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ー相場道の極意ー(全八十九章)

2011-11-02 15:54:49 | 相場三昧伝
☆第六十一章
 「足らぬは余る、余るは足らぬ」

豊作の年は誰でも米は沢山あると思い油断して、手当てもしないで
食べるから、最後には結局足りなくなる。つまり、「余るは足らぬ」
ということになる。逆に、不作の年は、皆、用心して貯めたり倹約し
たりして需給を調整するから結局は余ることになる。つまり、
「足らぬは余る」という結果になる。


☆第六十二章
 「人の商い、羨ましく思うべからず」

人が相場で儲けた話など耳にすると「うまくやったなあ」などといって
つい羨ましがるものだが、この考えはいけない。羨ましく思い「自分も
・・・」と思って、焦って相場に手を出すと、その時の相場の位置や
水準を考えないで、あせりの気持ちだけで、やることになるから、結局
損をする事になる。やはり、相場というものは人の動きに惑わされず、
天底の確認や流れを考えて、慎重に取り組むべきものである。


☆第六十三章
 「相場に感情禁物」

自分の考えに対し、相場が逆に動いたり「負け」が込んでくると、やけ
(自棄)になり、感情に走って売り買いをすることがあるが、これは
失敗の元。大いに慎むべきで、やはりいつも冷静に立ち向かわなければ
いけない。


Paul Taylor - Hypnotic
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10月 先物価格

2011-11-01 14:13:13 | 指標
先物価格(商品は先限、225は期近)


        月初      月末      ±
225先物   8,530     8,960        430
ゴールド   4,057       4,360        303
プラチナ   3,774      4,090        360
東京ゴム    302.5      307.4        4.9
原油     45,770    51,350       5,580
大豆     41,300    42,580       1,280
コーン    23,350    24,440       1,090

10月の先物価格は、株・商品ともに全面高
特に工業品は軒並み10%近い上昇となっている
9月の暴落に対するリバウンドといった感じか
その意味では今月の方向性に注目したい



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