新潟久紀ブログ版retrospective

新発田地域振興局長の細々日記「R5.5.10土木整備視察(その1)」

 新潟県としての予算や権限の執行最前線が地域機関。その一つ新発田地域の振興局長に着任したからには出来るだけ早く管内を把握したくて、数日間にわたる懸案箇所の現地視察を開始した。正直なところ土地勘が薄いのだが、地域振興にはヨソ者の視点も求められていると考えて貢献できることを探りたい。

◆◆◆R5.5.10地域振興関係の管内視察での思い◆◆◆

◆治水・乙大日川河川改修
河川改修が続く中で昨年8月の豪雨で水害に見舞われた胎内市の「乙大日川」の状況を視察。早期の拡幅は皆の願いだが、河川改修というのは川下と川上の流量の兼ね合いや途中の橋梁付替など予算以外の要因でも進捗に時間を要するもの。工事への協力に加えて改修途上の対応についての住民理解も深めたい。

◆国道113胎内大橋
県北への車の旅行でよく利用する国道113号「胎内大橋」の掛替工事が始まっている。沿岸部で信号が少なく市街地を避ける大型トラック等で交通量が多いが、海辺間近のため塩害で一般的な橋梁よりも痛みが早いらしい。新しい橋は塩害対策が高まるというので、安全を支える知恵を利用者にも知って欲しい。

◆治水・中田川河川改修
新発田市の中心市街地は昨年8月の豪雨で浸水し、排水対策として中田川の改修が改めて注目されているが、豪雨が年々激甚化する中で河川改修だけで災害は対応できそうにはない。街づくりとして地域の高低差や貯水排水能力などを分析して豪雨の程度により生命財産の安全を守るオプション用意が必要では。

◆五十公野交差点右折レーン
子供連れで賑わう新発田市「五十公野公園」前の交差点の右折レーン増設工事を視察。市街地への通勤渋滞緩和が主題らしいが、大型トラックなどを狭い道から迂回させたい思いを持つ住民もいるという。そうならば道路整備担当だけの課題でなく、街づくり含めた交通誘導策の知恵の出し合いも必要だろう。

◆五十公野バイパス
主要地方道「新発田津川線」のパイパス整備は、物流の拠点である新潟東港と磐越自動車道三河ICを結び、太平洋側への太く早いルートを構築するものでもあり、単なる県の出先の道路工事というより国家的物流代替性に寄与する事業だ。ハード整備の後は企業誘致のウリ文句等として効果的に活かしたいもの。

(「新発田地域振興局長の細々日記「R5.5.10土木整備視察(その1)」」終わり。「へたれ県職員の回顧録」の「仕事遍歴」シリーズで現在進行形の日記形式の現地視察編「新発田地域振興局長の細々日記「R5.5.10土木整備視察(その2)」」に続きます。)
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