新潟久紀ブログ版retrospective

R6.4.1新発田地域振興局職員への年度始め挨拶(概要)

●新発田地域振興局長から局職員への年度始め挨拶(概要)
 ・日時:令和6年4月1日(月)11:00-11:10
 ・場所:新発田地域振興局 大会議室

・皆さんお疲れ様です。
・新年度の始まりに際して振興局長の立場でお話をということですが、私自身に言い聞かせる意味も含めて、皆さんへのお願いを2つ申し上げます。
・一つ目は「危機への向き合い方」、二つ目は「ワンチームとしての意識」についてです。

・一つ目の「危機への向き合い方」について
・危機と言えば、言うまでもなく毎年のように様々な自然災害に見舞われています。新型コロナウイルスなどの感染症、豪雨やドカ雪、未曾有の猛暑、鳥インフルエンザ、そして地震。
・想定外のことに見舞われた時の対応力が肝要だということを改めて痛感させられる昨今です。
・問題発生に際して、情報の的確な把握と的確な判断、そしてどう動くかが肝要だと思います。
・リスクマネジメントに加えてクライシスコミュニケーションの重要さを皆で再認識したいものです。
・自然災害のように突発的にもしくは深刻化する様が目に見える危機というものには、マニュアルなどが整備されて運用も改善されているのですが、本日ここで特に申し上げたいのは、日常に潜む危機についてです。
・新発田地域振興局で昨年発覚した官製談合事件について、報道によれば、事件当事者の前部長は公判で「過去の人もしており、やらざるを得なかった」と語っていたとされています。
・綿々と引き継がれ、当たり前とされている日々の業務の中に、実は違法や事件のタネが既に内在しているかもしれません。
・目に見える自然災害などとは異なるクライシスにも注意を払う必要があると思うのです。
・漫然とせずに仕事とその進め方を、時には、しばしば、別の角度で見直してみてください。
・違法や事件の発覚まではなくても、仕事の効率化や効果向上などの鍵が見えるかもしれない。
・常にフレッシュな視点を持ち続けることが大切だと私自身改めて認識しています。
・そうした意味で、年度替わりによる人員の異動は、職場のリフレッシュの好機であります。
・職員の皆さんが、各々の立場で職場をより風通しの良いものとして、仕事を適切にすることはもとより面白く感じられるものにして、局内各部の力がより高まるようにお願いします。

・二つ目の「ワンチームとしての意識」について
・皆さんはそれぞれの専門分野の部署で勤務されてはおりますが、振興局の名の下にチームとなっていることを常に意識して仕事に臨んでいただければ有難いです。
・地域の振興とは、突き詰めれば、新発田地域に住み続ける人をできるだけ減らさないことや、外部から関心を持って関わる人、できれば若い人達を、少しでも増やすということになります。
・こうした地域振興の観点で、日々各々の業務が寄与する内容や程度を外向けに語れるくらいにしていただくことが、局機能の全体的な底上げにも通じるものと考えています。
・願わくば、各部における情報発信において、具体の業務や施設整備の紹介などの中で、「自分の仕事分野からみて新発田地域はこんな面で課題も含めて”向き合い甲斐のある”地域なので、この地で働いたり関わってみませんか」などと、語りや呼び掛けを添えるようにしていただくと、局としての大きな目的意識での一体感が「顕在化」するように思います。

・有事の対応や日頃の意識の持ち方など色々申し上げましたが、気持ちを張りつめているだけではもたないので、各々が、自分なりに緩急をつけたり気遣い合ったりしつつ体調管理に留意して、新たな年度を円滑にスタートさせ、良い一年間を築いていけるよう祈念しています。
・今年度、新発田地域の振興のために、大きな力をくださいますよう、よろしくお願いします。

(「R6.4.1新発田地域振興局職員への年度始め挨拶(概要)」終わり。「へたれ県職員の回顧録」の「仕事遍歴」シリーズで現在進行形の日記形式が続きます。)
☆ツイッターで平日ほぼ毎日の昼休みにつぶやき続けてます。
https://twitter.com/rinosahibea
「活かすぜ羽越本線100年」をスピンオフ(?)で連載始めました。






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