●人口減少問題啓発マンガリーフレット(その2)
"新潟暮らしを誘うマンガリーフレット"制作のための特段の予算は確保していなかったので、経費節減でひねり出せる財源は僅か。専門学校生とはいえプロ並みの技量を持つ方々に県内に広く配布するマンガリーフレットをお願いするのだから、費用的に叶わないかと心配していたが、専門学校の事務局の方と相談すると、この趣旨に賛同して、公益性の高さや学生のモチベーションアップにもつながるということでリーズナブルな費用で応じてくれるという。私はホッと胸をなで下ろした。
私の拙いネーム案を、事務局の方と数人の学生さん達で叩いてくれて、説明がクドい部分の修正やより見やすく目を運びやすいコマ割りなどについて熱心にアイデアを出してくれて、安い委託料なのに本当に有り難く嬉しかった。下書きとなるゲラが送られてくると、さすがに今流でデジタル作画であることに驚く。アナログでロトリングとマジックインキペンや墨汁、図形テンプレートなどで悪戦苦闘していた私自身の経験を思うと隔世の感だ。こちらからの修正要請も即座に対応できるのだ。
そんなわけてあれよあれよという間に、人口減少問題を身近な事象から考え始めてもらうために主に中高生に向けたマンガリーフレットは完成した。「君ならどうする~ふるさとのこれから~」というタイトルも専門学校生さん達が決めてくれた。バスの便減少や学校の統廃合、地場産業の跡継ぎ不足など巷で漏れ聞こえる困り毎から人口減少問題を意識する高校生の男女が、都会に出て行く若者の気持ちも理解しつつも郷土の良さとその維持も気になることを話し合い、最後に「ここまで育ててくれたこの街のために自分はどう関わるか」「少し考えてみようかな」と、制作者サイドからは、何かを押しつけるのではなく、自ら考えて行動に移して欲しいと促す気持ちで締めくくっている。作中の方言や言い回しなども専門学校生によるアイデアで臨場感や親しみを高めることができた。
終始篤く協力してくれた日本アニメ・マンガ専門学校の関係者の方々、そして、自らやりたい事が多々あるであろうに時間を割いてペンを走らせてくれたペンネーム"シカクメガネ"さん。本当にありがとうございました。完成時には地元新聞でも取り上げて頂きましたが、私は、その後の県内で経済人に対する講演や、県内の受験生やその予備軍を抱える親御さん向けの説明会などで、お話の切り出しに使うなどして意見交換や質疑応答のざっくばらんな雰囲気作りに十分活用させてもらいました。願わくば、こうした人口減少問題に向き合う新潟の中高生を主人公にしたマンガがネットやメジャー雑誌に出てくるようになることを私は期待するのです。
私の拙いネーム案を、事務局の方と数人の学生さん達で叩いてくれて、説明がクドい部分の修正やより見やすく目を運びやすいコマ割りなどについて熱心にアイデアを出してくれて、安い委託料なのに本当に有り難く嬉しかった。下書きとなるゲラが送られてくると、さすがに今流でデジタル作画であることに驚く。アナログでロトリングとマジックインキペンや墨汁、図形テンプレートなどで悪戦苦闘していた私自身の経験を思うと隔世の感だ。こちらからの修正要請も即座に対応できるのだ。
そんなわけてあれよあれよという間に、人口減少問題を身近な事象から考え始めてもらうために主に中高生に向けたマンガリーフレットは完成した。「君ならどうする~ふるさとのこれから~」というタイトルも専門学校生さん達が決めてくれた。バスの便減少や学校の統廃合、地場産業の跡継ぎ不足など巷で漏れ聞こえる困り毎から人口減少問題を意識する高校生の男女が、都会に出て行く若者の気持ちも理解しつつも郷土の良さとその維持も気になることを話し合い、最後に「ここまで育ててくれたこの街のために自分はどう関わるか」「少し考えてみようかな」と、制作者サイドからは、何かを押しつけるのではなく、自ら考えて行動に移して欲しいと促す気持ちで締めくくっている。作中の方言や言い回しなども専門学校生によるアイデアで臨場感や親しみを高めることができた。
終始篤く協力してくれた日本アニメ・マンガ専門学校の関係者の方々、そして、自らやりたい事が多々あるであろうに時間を割いてペンを走らせてくれたペンネーム"シカクメガネ"さん。本当にありがとうございました。完成時には地元新聞でも取り上げて頂きましたが、私は、その後の県内で経済人に対する講演や、県内の受験生やその予備軍を抱える親御さん向けの説明会などで、お話の切り出しに使うなどして意見交換や質疑応答のざっくばらんな雰囲気作りに十分活用させてもらいました。願わくば、こうした人口減少問題に向き合う新潟の中高生を主人公にしたマンガがネットやメジャー雑誌に出てくるようになることを私は期待するのです。
(「新潟暮らし推進課18「人口減少問題啓発マンガリーフレット(その2)」編」終わり。県職員として11箇所目の職場となる新潟暮らし推進課の回顧録「新潟暮らし推進課19「新潟暮らしを誘う女性向けガイドブック(その1)」編」に続きます。)
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