新潟久紀ブログ版retrospective

活かすぜ羽越本線100年11「新発田駅以南・私の提案(その4)」

■JR羽越本線100年を機に新発田地域の振興を考えます。
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◆新発田駅以南・私の提案(その4)

 学生のインディビジュアルな視点での記載に偏ったが、個々の都合を集約して作る労力密度で野菜栽培などに関わってもらう企画においても、集合型のイベントというのは必要だろうし、複数人での農村住民たちとの交流も様々な効用をもたらすだろう。そうした場を展開する上での適地がある。そう、「中浦駅」近くの「真木山中央公園」だ。
 百人規模での催しも可能な緑豊かな広場があり、ゲームやバーベキュー、キャンプのほか、里山の遊歩道そのものの散策だけでも楽しめる素晴らしい空間だ。新発田地域における野菜導入促進など農業振興の作業のために現地に列車で参集する学生は、日時により学部や学生などが異なる組合せにもなるので、同じ大学内に居ながらあまり交流の無い学生同士を結びけて思わぬ人脈を生んで学業や研究などにも良い影響をもたらすかもしれない。
 公園には野球場やテニスコート、体育館、図書館なども整備されているので、ともすれば新潟大学の学部横断のサテライトキャンパスとして、農業にまつわるハードソフトの生産技術や経済施策、はては文学までをも地域現場で学べる拠点にできるのではないか。それはこの地域における農業振興以外の活性化をもたらすかもしれない。
 話の流れで「新潟大学」の学生の参画を例に記述してきたが、一校だけで仕組みが回るとも思えないので、基本として羽越本線が活かせる学校であれば、参画してもらいたいものだ。「敬和学園大学」、「新潟職業能力開発短期大学」、そして胎内市に在る「新潟食料農業大学」についてはそもそも農業に関わるプロ育成機関であり、仮にこの企画が具体化すれば外したくない所だ。県外から来て羽越本線の「中条駅」近くに住んでいる学生さんも少なくないはずで、彼らは正に直通で現場農地にアクセスできるのだ。
 そうした一定程度頼りに出来る大学生を軸に企画を展開し、郷土愛醸成や農業への理解促進も兼ねた高校生以下のお手伝い的な参加も引き込みながら、マンパワーを採算の取れる密度へと高められればと思うのだ。
 新発田地域における稲作中心から園芸作物(野菜)への転換促進という政策的課題と、それに必要なマンパワーの調達や関与の方策を考えた時に、この田園地帯を貫通するJR東日本の羽越本線の利活用の増進に繋がり、更には県外から来ている大学生さんたちの定住や関与継続にまでも通じるアイデアが湧いてきたことは我ながらハチャメチャながらも面白いと思う。
 思いつくまま取り留めも無く書き綴ってきたアイデアなので、論点の軽重によらず濃淡がある粗い記述になったし、具体に考えて行けば掘り下げて考えていくべき課題や調整が容易でない事柄は多い。
 それでも、人口減少が深刻化する中で、地方の片田舎の特徴とローカル鉄路を絡めてどう活かすかということに答えを出すのは急務であり、それには、諸々の制約を考えての常識的な対策ではもう埒が明かない状況にまで来ていて、前代未聞とか荒唐無稽とか破天荒といわれるほど大胆な発想と突破力が必要なのではないかと考えている。
 私が書き記したこの原案を”たたき台”にして色々な人と意見交換してみたいものだ。できればこの地域の次代を担うべき若い人達から、議論の果てにむしろ原案の跡形すら無くなるくらいに有意で実効ある施策案が繰り出されるくらいになれば、年輩者の独り善がりにせよここまで考えてみた甲斐があると思うのだ。
[「新発田駅以北」編に続きます]

(「活かすぜ羽越本線100年11「新発田駅以南・私の提案(その4)」」終わります。「活かすぜ羽越本線100年12「新発田駅以北編・加治駅」」に続きます。)
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