新潟久紀ブログ版retrospective

ほのぼの散歩・ジョギング2021.7.23(五輪開幕の日)

 週末だけだが欠かさずに、信濃川下流周辺を10キロ弱程度ジョギングすることを始めて、気が付けば十数年が過ぎた。
 15:00前後を定例としていて、真夏のこの時期は熱中症リスクも高く、頭の中が煮立ちそうな気分にもなる。
 それでも季節により時間帯をずらすことをせず過酷さに耐えるのは、自然災害などで体力を使わねばならないようなイザという局面が襲い掛かるのが、身体的に過ごしやすい時季や時間帯を選んでくれるわけではなく、人間の事情にはお構いなしであることをいつも念頭に置いているからだ。
 今までの人生を振り返って身体的に一番きつかったのは、級友達からイジられもした肥満体形を解消したくて、日々の練習が最も厳しいものの一つといわれた部活動に家族や担任教師など周囲の反対を押し切って入部し、真夏の室内で、当時は運動中に水分を摂ってはいけないとか、現代では考えられないような常識の中で血尿がでるほどの練習の日々に耐えていた頃だ。
 その地獄のような3年間を乗り越えたことを忘れないように、敢えて厳しい気象条件でもルーティーンを崩さずに走ることにしている。年齢を重ねて息が上がりそうに苦しくなることも多くなったが、同時に40年以上も前になるあの当時のことが鮮やかに脳裏に浮かび、気になる仕事の懸案などでさえも、比べてみれば大したことではないようにすら思えるのだ。
 それでも、季節に応じてジョギングコースを少しずつ組み替えてみるのが楽しみの一つで、日差しが厳しいこの時期のお気に入りコースは、関屋分水路の河口近くの左岸の「浦山公園」と言われる有明大橋西詰近辺の遊歩道だ。
 川岸にそびえるポプラ並木が大きな日陰の清涼を与えてくれると共に、海風を受けてサワサワと耳障りよく走りを後押ししてくれるし、ライオンズクラブ等の植樹になる数十本も続く青々とした桜の木による木陰の連なりが、非日常すら感じさせてくれる。
 暑さでぼんやりした頭には「限られた人」「選ばれた人」というワードしか浮かばないような世界的なスポーツイベントが始まったようだが、自分には縁遠くて近寄りようもない、どこか異次元での催しのようにしか思えてならない。
 私と同様の庶民的なジョガーとすれ違いざまに目で挨拶を交わしながら、地方のちっぽけな都市で素朴な運動で汗をながすといった等身大のリアルさや、特別な催し事ではなく日々普通の生活の営みを送る有難みは、もっと意識されてもよいのではないか…などととりとめもなく思いながら、川面の照り返しを走り抜けるのだ。
 ※2021.7.28画像更新(台風8号がそれてくれて夏空の浦山公園)


(「ほのぼの散歩・ジョギング2021.7.23(五輪開幕の日)」終わり。日記は細々と時々upします。)
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