新潟久紀ブログ版retrospective

ほのぼの暮らし・ノエル2020.12.24

●ホットワイン
 コロナ禍への向き合い方について国民に対するメルケル首相の涙ながらの熱弁を聴いて、クリスマスのドイツの風物詩なのだと今更ながら初めて知った"ホットワイン"を試してみる。
 酒は種類によらず何でも辛口派だが、冷たいビールやスパークリングワイン、ハイボールなど続きで弱り気味の胃に、シナモンの利いた甘い温かみの滋味がなんとも沁みて、心持ちも穏やかになる。
 冷たいみぞれ交じりの外を眺めるガラス窓にホッと息吹く2020年の聖夜でした。

●ローストチキン
 コロナ禍の今年は何処も巣ごもりのクリスマスということで、久々にデパ地下を見て歩くと、驚きの単価で堂々と並ぶ品々に、せっかくの機会だから…と、金銭感覚が危うくなる。
 それでもさすがに薄給のサラリーマンには似合わないなと思いとどまって、大昔の新婚の頃に近所のスーパーの精肉部の担当さんから"醤油と味醂と酒に漬け込むだけで美味くなるよ"と伝授された手作りのローストチキンが、やはり我が家では定番とばかり一年ぶりに味わうと、生活にゆとりの無い中にも楽しく笑えた頃を思い出す。
 姿かたちを変えては忍び寄り続ける世の災厄を乗り越えていきたい…との思いが例年に増してひとしおの"2020のノエル"でした。

(「ほのぼの暮らし・ノエル2020.12.24」終わり。「ほのぼの暮らし・大停電の"紙一重体験"を思い出す2020.12.30」に続きます。)
☆ツイッターで平日ほぼ毎日の昼休みにつぶやき続けてます。
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