野の花だより

日々のささやかなこと*好きな音楽*のんびりと

いいところ、あるよ

2009年12月07日 | あしあと
がっちゃんの参観日、
「いいところビンゴ」ということをされました。
「いいところ」ってどんなふうなことかな、と
ひとつのお話を題材に考えたあと、
みんなが、一枚の紙を手に、クラスメートに
「僕の私の、いいところを教えて下さい」と尋ねて回ります。
尋ねられた人は、真剣に考えて、具体的に答えます。
聞いたことを九つの欄にひとつずつ書き込んでゆくのだけど、
次に聞かれた人は、まだ書かれていないことを教えてあげる
それがルール。


みんな、すごく楽しそうに、それから嬉しそうに、それからはにかんだりしながら
にぎやかに尋ね合っていました。


「自分にはいいところなんてないと思っていたのに、
たくさんいいところを教えてもらって嬉しかったです」
って話す子がたくさんいました。
「自分のいいところは、自分ではわかりにくいかもしれないね、友達に聞けてよかったね」
と先生が応えられて、
その子がうなずく姿が嬉しかった。


そして
「ぼくのいいところを見つけてくれて
友達っていい目と耳を持ってるんだなあと思いました」と言う男の子がいて
すかさず
「いい心もだよ!心で見つけるよ!」と応える子もいました。


それから
「友達のいいところを見つけられるかなあ?と思っていたけど
いいところがいっぱい言えて嬉しかった」とか
「いいところはいろいろあって、みんな違ういいところがあるんだなあと思いました」とか
なんだか、あったかい気持ちになりました。


三年生さん、かわいいな。


帰ってから
「自分のいいところかぁ。
わからんなぁ」と
私は私のいいところがわからなくて、つぶやいたら
がっちゃんが
「俺、いつも母さんから、俺のいいところを聞いちょうけん、自分のいいところ、知っちょうよ。
俺はいいところがあるよ」と言うのを聞いて
なんだか嬉しかった。


自分のいいところはよくわからないけど
大事ながっちゃんが、自分にはいいところがある!と
なんのためらいも迷いもなく
言い切るのが、すごく嬉しかったのです。


いいところ!

心の旅と落ち着く家

2009年12月07日 | あしあと
急遽
プラバホールのホールボランティアを…とご連絡いただき
出掛けてきました。

本来ならばお客さんとして行きたかったリサイタル。
舘野泉さんのピアノでした。


以前、やはりプラバで
岸田今日子さんの小泉八雲の怪談の朗読と
舘野さんのピアノとの共演による
お二人のリサイタルにうかがったことがあり
静かな中に、大変な空気感が会場に満ちる
そのリサイタルに魅了されまして
以来、舘野さんのピアノやエッセイに触れて
今回のリサイタルにも行きたいと思っていました。

そんな方のリサイタルのボランティアをさせていただき
ありがたいことです。




今回、持ち場にいましたら
幾人もの方との再会がありました。
思いがけなく嬉しいびっくり。
持ち場の仕事をしながらですから
短い会話だけになりますが
短い会話の中に
あぁ再会できてよかったなあとしみじみ思うのでした。
いろんな時代に出会って、お世話になった方々ばかり。
ほんとに沢山の方に会って、沢山支えていただいたり、助けていただいたりしてきたなあと
つくづく思いながらいました。


また
人間ウォッチングをずいぶんしました。
また
年代も日頃の生活も様々な方とのお話もずいぶんしました。
日頃、工房しごとに励んだり、
お世話になっている委託先にうかがったりして
日常を過ごすことが多いので
いろんな人、いろんなものの見方、いろんな世界を垣間見させていただいたり
感じさせていただけるのは
すごく貴重でありがたいです。


そうして
いわば心の旅から戻ると
落ち着く家に
一番ほっとする家族。


音楽と再会と家族。
そんな日曜日に感謝。