こんにちは、野の花です。
どんな一日をお過ごしですか。
どうぞほっとひと息つきながら
おつきあいくださいね。
「心細いときは頼ってね」
というブログを書いたからでしょうか・・
1人の女の子のことを思い出しました。
うんと若い頃、勤めていた養護学校で出会った女の子です。
ここでは仮にみかちゃんと書きますね。
みかちゃんは
口数が少ない
りんごのような赤いほっぺたがとてもかわいいお子さんでした。
みかちゃんは
心がひどく落ち着かなくなると
自分のことを傷つけようとしました。
ある時は
壁に頭をガンガン打ちつけようとしました。
あっ!みかちゃんケガしちゃう!
頭が壁にぶつからないように
慌てて手を差し入れたことがありました。
またある時は
自分の手の甲に、とがった鉛筆の芯をさそうしました。
あっ!!と
とっさにみかちゃんの手に
私の手を重ねました。
するとみかちゃんは
まん丸くした目を私に向けて
鉛筆を振り下ろそうとしていた手を
止めてくれました。
どきどきしたけれど
みかちゃんは優しい
そう強く思った瞬間でした。
ある日、
私はみかちゃんに弱音を吐きました。
「みかちゃん、私ね、
全校集会の時に前に出て
お話しないといけないよ。
でもすごく苦手でいやだな(;A;)」って。
みかちゃんは聞いているのかどうなのか
なにも言わないままでした。
でも、たしかに聞いてくれていて
気持ちをくんでくれていたことが
わかりました。
全校集会の時のことです。
みかちゃんは私のところにやって来ました。
そして、ずっと私の隣にいてくれたのです。
みかちゃんは、私のことを心配してくれているんだ。
そばにいようと思ってくれているんだ。
みかちゃんは、黙ってずっと私のそばにいて、
私の出番(!?)がくると
がんばって行っておいでね!とでも言うように
私の顔を見て送り出してくれました。
みかちゃんに見守られて
私は無事に(!?)お話をすることができました。
全校集会が終わると
みかちゃんは私のそばに来てくれました。
様子はどうかな?と
気にしてくれたのですね。
私の表情を見ると
ほっと安心したような顔になり
まるで「よくがんばったね」とでもいうようにうなずいて
立ち去っていきました。
みかちゃんの優しさに
くるまれた出来事です。
何年経っても
こうしてあったかく思い出します。
いつもこうして
人に心に寄り添ってもらって
生きてきたなぁと思います。
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今日は長くなってしまいました。
読んでくださって
どうもありがとうございました
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みなさまに嬉しいこと
いっぱいありますように
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ただただありがとう
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