黒田晴美の子育てとコーチングと「わたし」

神戸でコーチをしている黒田晴美です。子育て中のママや夢に向かって一歩踏み出したい方のサポートをしています。

コマなし自転車の練習とコーチング(4)共感する

2010年08月19日 | はるの子育てコーチング日記
おはようございます。黒田晴美です。

コマなし自転車シリーズも4回目となりました。
今回のテーマは『共感する』です。

子育ての中で大切なことは『共感する』ことです。
感情を否定せずに受け止めることは、信頼関係を築くことにも役立ちます。

誰だって、自分のことを否定ばっかりする人のことは信頼できませんものね


頑張って挑戦し続けても、上手くいくことばかりではありません。
「もういやっ
「怖い・・・
「お膝、すりむいちゃった」
そんな言葉がでてきてしまうこともあります。

そんなとき、ついつい
「そんなこといわないの」といってしまいがちですが、
いやいや、私はコーチ・・・というのを思い出して、
その気持ちも受け止められるよう努力します。

それには”オウム返し”が簡単です。

「もういやなんだね」
「うんうん、怖いよね」
「お膝、すりむいちゃったね」
それだけで、子どもは自分の気持ちを受け止めてもらえたと感じます。

例えば、お膝を怪我したときに、
「血が出てるね~。痛いね~」というのはNGです。
(子どもが「血が出た」とか「痛い」といったときには、
そのまま”オウム返し”してあげてOKです)

子どもがただ「怪我をした」という事実だけをいっているのに、
それに親が「血が出ている」「痛い」という情報を上塗りしてしまうと、
血が出ていることやいたいということに感情の焦点が当たってしまうのです。

「お膝、すりむいちゃったね。頑張ってるね。泣かなかったね」
といったときとは、心の向きが全然変わってしまうの、伝わりますか?


もちろん、うまくいったときには、
「やったね!」
「転ばずに足で支えられたね!
「さっきより長い時間バランスとれてたね」
「いい感じだよ!その調子、その調子」
などと、嬉しい気持ちや達成感に寄りそいます。

コーチは、いい悪いのジャッジをしません。
ただ、寄りそって見守っているのです。


次回は、コマなし自転車の練習とコーチング(5)ロールモデルをみつける です。

お楽しみに!