無用の用無 失敗の記録帳、こうすりゃよかったのね。

webは失敗回避の知恵でいっぱい。他人には無用の用ですら無い自己中心的な備忘録です。口頭だけでまだ無形な話もあります。

抵抗の許容差が5%でもデジタルマルチテスタのレンジの確度により20%の相違がでる

2016年08月12日 | Weblog
教えてgooの質問と答が微妙に違っているようなので書いてみた
Q質問「デジタルテスターでの抵抗値の値が理論値と違う」
カラーコード「茶黒金金」の抵抗器の抵抗値をデジタルテスターにて測定をし、理論値である1.0Ω±0.5%以内になるはずなのですが測定値では1.20Ωと出てきてしまい誤差率が20%になっていました。
A回答
質問者の質問に明らかな誤りと不十分な記述があるので正しい答えは出ない。誤りは第4色帯の金色が示すのは許容差が5%ということで0.5%ではない。また5%は理論値ではなく許容差で最悪この程度の違いは許容して使ってくれという目安だ。
 質問の不十分な箇所は測定に使ったデジタルマルチテスタの電気測定の仕様(最大表示、測定レンジ、分解能、確度)がはっきりかかれてないことだ。分解能は1.20Ωとかかれいることから0.01Ωだとわかるが、レンジと確度はまったく書かれていない。例えば私がもっている1000円程度の秋月電子通商のデジタルマルチテスタDT-830Lは最大表示が1999で1Ωが測れる抵抗レンジは200Ω、そのレンジの分解能は0.1Ω、確度は±(1%+10 digit)なので測定指示値が1.2Ωならば±(1.2Ω×1% +0.1(digitの示す位)Ω×10)=1.012約1.0Ωがこのテスタの確度だ。つまり1.2±1.0Ω=0.2~2.2Ωの範囲に本当の抵抗値があるということだ。やすいテスタで低抵抗をはかると許容差よりも相対確度の方が大きくなってしまうので測定器気には注意すべきだ。

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