狸  森  日  記

                 ムジナnoモリnoクラシカタ

神の子の涙

2007-07-23 04:34:19 | スポーツ



日中は暑かったけれど、日が落ちてからは過ごし易かった。

「Carnoustie, Scotland」で行われていた第136回全英オープンは
アイルランドのパドレグ・ハリントンが、スペインの「神の子」と
言われるセルヒオ・ガルシアをプレーオフの末に破り、見事初優勝。


ハリントンは、-9で迎えた18番でダブルボギーを叩き-7でホールアウト
後続を待つことに。一方ガルシアは-8で迎えた18番、パーで上がれば優勝
だったが、二打目をバンカーに入れて痛恨のボギー。これで二人による
15番からの4ホールのストロークプレーによるプレーオフに入った。


その4ホール目の18番、二人の差は2打差。ハリントンはユーティリティ
にてレイアップを選択。一方ガルシアはドライバーで勝負をかけるが。
結果は1打及ばず、神の子ガルシアは涙を飲んだ。


3日目を終わって、2位に3打差でスタートしたが、惜しくも優勝は
ならなかった。



思い出すのが8年前。所も同じ「Carnoustie, Scotland」フランスの
イアン・バンデ・ヴェルデは3打差つけて迎えた18番、ドライバーでの
Tアップ。ラフ→ラフ→小川と乱れて、5オン2パットのトリプルボギー
を叩いて、ポール・ローリーとのプレイオフになり、結果ポール・ローリー
が逆転で優勝をした。


このときの印象をメモしていたのを読んだが、バンデ・ヴェルデは何で
3打差リードで迎えた18番をレイアップしなかったのか、3オン2パット
で勝ちであった。ダブルボギーでも勝ちだったのに、ドライバーでミス
結果トリプルボギーを打ってしまった。



パドレグ・ハリントンはレイアップを選択し、ボギーで上がって1打差を
つけて逃げ切り優勝を勝ち取った。勝負にタラレバはないが、今夜の
ハリントンの冷静なプレイを見て、8年前の同じ場所でのTHE OPENを
思い出した。



まけた神の子ガルシアは、悔し涙を流す結果に終わったが、次回を
期待しよう。3連覇がかかったT・ウッズは残念ながら-1で12位タイ
に終わった。