西京極 紫の館

サッカー観戦、映画や音楽鑑賞、読書などなど、
日々のなんやらかんやらを書いてみようかな、と♪

11/6 第42節 川崎フロンターレ戦(京都・西京極競技場)

2001年11月07日 18時11分19秒 | サンガ観戦レポート2001
前節良い勝ち方をして「勢い」のあるサンガ。
その勢いを今夜のホームゲーム川崎戦で地元サポーターにアピールしてほしい。
期待を胸に仕事を終え西京極へ向かう。

残り3試合。
今日の相手は8位と低迷しているが、優勝候補筆頭だった実力はあるはずの川崎。
問題児エメルソンを浦和に押し付けて、策士・石崎監督がチーム再建中。
前回の対戦では巧くペースを掴まれ、スコアレスドローに持ち込まれた。
しかぁ~し!今はあの時とは「勢い」が違う!勝てるはず。いや、勝たないと!

と言う訳で西京極競技場へ到着。
縁起かつぎの「サンガ弁当」を買いに売店へ行くと…な、無い!?
弁当がないじゃぁあ~りませんか!でも新製品っぽい「揚げ出し豆腐」を購入。
今日のような小雨ぱらつく寒い夜の観戦には最適かも…


平日開催とあって予想したより客の入りが悪い。優勝争いしてるのになぁ…

本日の先発は以下の通り。
GK:12中河
DF:16辻本、5手島、25鈴木
MF:8熱田、7朴智星、11石丸、3中村、10松井
FW:9黒部、18上野優
SUB:21上野秀、6佐藤尽、2野口、17冨田、20安孝錬
累積出場停止の松川に代わり、石丸が復帰。あとは前節と変わらないメンバー。

19:04、キックオーフッ!!
♪(団長:フォールツァ京都!)フォールツァ京都!
 (団長:フォルツァビオラ!)フォルツァビオラ!
 (団長:フォールツァ京都ベルファボレェ!)フォールツァ京都ベルファボレェ!
 アレアレー!アレアレー!フォルツァ京都アレアレー!
 アレアレー!アレアレー!フォルツァ京都アレアレー!
 フォル!ツァ!キョウ!トッ!アレアレアレ!アレアレアレ!アレアレアレ!
 フォル!ツァ!キョウ!トッ!アレアレアレ!アレアレアレ!アレアレアレ!♪

まさに前節からの「勢い」を感じるサンガの攻勢。川崎は防戦一方。
優勝も昇格からもかけ離れた位置にいる為か、川崎イレブンには覇気が感じられない。
なにしろダラ~とした後追い守備。これなら楽勝やん!

そんな川崎から意外にもなかなか得点できなかったが、前半25分。
黒部の強烈なシュートをGKが弾いたところに松井が飛び込み先制ゴールを決める!!

さらにサンガの攻勢は続き、40分にはゴール1つを松井君に気前良くプレゼントした
黒部が今度は自らドリブルで持ち込み豪快にゴールを決めて2-0!!
そのまま楽勝ムードで前半を終わる。

しかし…ここから恐怖の石崎マジックが炸裂するのであった…

後半開始直後、GKと一対一の絶好のゴールチャンスを松井がはずす。
これがプロローグ。

後半14分、川崎(というより石崎サン)は高田に代えMF林を投入。
ここから見違えるような川崎の攻勢が始まった。
相手ボールに対する寄せの速さ、サイドを使った攻撃の多彩さ…まるで別チーム。
対するサンガは前半、あれほど感じられたモチベーションがまったく感じられない。
全然追加点が入りそうな気がしない。

妙な違和感を感じ始めていた後半21分。川崎DF箕輪にゴールを決められる。
やはり…楽には勝たせてもらえない。2-1。

こうなってくるとサンガサポーターのテンションも下降気味。
「ニッコリ笑ってハイ、カード!」モットラム主審のジャッジに対する野次も増える。
J1でよぉ~く体験した嫌ぁ~な雰囲気。

そして…恐れていた事が遂に現実に…
ロスタイム突入間近の87分、右サイドを押し込まれて守備に回っていた帝王・熱田。
楽々クリアと思われたボールを見事に空振り、ボールは相手選手に…

「おいっ!?な、なにやっとんねんっ!!」

その直後、焦りからか「帝王」は「余の球を返せ!」と言わんばかりに
思いっっっきり露骨なバックチャージを敢行。当然のごとく…イエローカード。
このプレイで得たFKを途中出場の長身FW盛田に合わされまさかの同点!

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

まるで前節の新潟の役回りを演じたサンガ。勝ち点1がポロリと掌からこぼれた。
でも、こんな事は慣れっこや!サンガサポは逆境には慣れとる!勝ち点2獲ろう!

♪GO!GO!京都!GO!GO!京都!GO!GO!GO!GO!GO!京都!♪

前節同様、延長休憩の間も応援を続ける。それしか俺たちには出来へんもん!
延長に入るとようやく目が醒めたのか、サンガイレブンの動きが良くなった。

そして決着は延長前半10分にやってきた。
汚名返上に燃えたのかCKのチャンスをキッカー熱田が二アに放り込み、
それに飛び込んで押し込んだのは唯一のJFL戦士・野口だった!!
ゴォォォォォォォォルッ!!!!!

♪のぐちひーろし、のぐちゴォールッ!のぐちひーろし!のぐちゴォールッ!
 のぐちひーろし!のぐちゴォールッ!のぐちひーろし!のぐちゴォールッ!♪

歓喜…というより安堵の歓声。
新潟戦と同様の結果にもかかわらず、
かたや「拾い物の勝ち点2」と「捨ててしまった勝ち点1」…
それでもJ1復帰への道は確実に歩んでいる。
選手は元より、我々サポーターももっと強くならねば…そう感じた試合でした。

試合結果:京都3v-2川崎

観客数 :4072人

得点者 :京都:松井25、黒部40、野口100(V)
     川崎:箕輪66、盛田89

京都選手の紫評価(10点満点で平均的なプレーは5点とする)
GK:中河5
DF:辻本4.5、手島4.5、鈴木6
MF:熱田5、朴智星5.5、石丸5.5、
  中村5.5、松井6(73分 野口6)
FW:黒部6、上野優5.5(94分 安孝錬-)
(対戦相手の評価は、評価する立場ではありませんのでしません)

現在の順位:首位復帰(個人的には仙台には上にいてもらった方が良かったが…)
紫のトト :J1休みの為なし

次回は、90分勝ちすればJ1復帰確定となる
11/10(土)アウェイ湘南ベルマーレ戦を予定しております。

11/3 第41節 アルビレックス新潟戦(新潟・新潟スタジアム)

2001年11月04日 18時07分57秒 | サンガ観戦レポート2001
運命のカウントダウン、残り4試合。
現在首位にいるものの、なぜこんなに追い詰められた気分になるの?
2位・仙台はしぶとく連勝し続け前節ついに勝ち点で並ばれてしまった。
残り対戦カードを考えると下位チームとばかり当たる仙台が有利の風評が…
だからこそ!こんな時こそサポーターの応援で後押しするんやっ!

京都からは約90人のサポーターを乗せた満員のアウェイ応援バス2台が出る。
そこからあぶれた我々は自家用車3台に15人分乗し朝(深夜?)4時出発。
片道約600kmの行程なのになぜこんなに早く出るかと言うと、
今日、新潟スタジアム近辺では多くのイベントが併催され混雑が予想されたから。
試合そのものにも4万人以上の観衆が来るとの噂まで…

とにかく京都を出発。一路北陸道で新潟を目指す。
途中渋滞などまったく無く11時頃、余裕をもって新潟中央ICへ到着。
目的地・新潟スタジアム、通称・ビッグスワンがもう見えている。

「ありゃ?この車も、この人達もみんなスタジアムへ行くのかな?」
ICを降りると急に渋滞。沿道には人がぞろぞろと…
そしてスタジアムに来てみると、どこまでも人!人!人~っ!
「な、なんじゃあ!?この人の波はぁ!!!!」
こりゃ4万人はマジですね。新潟の人は休日に他に行くトコないんスか?
でも…かなり羨ましい。


ビッグスワンはW杯用に造られたスタジアムで4万人以上が収容できる巨大施設。
さらに観客席には「白鳥」をイメージさせる屋根に被われ天候にも左右されない。
そこへ吸い込まれてゆくアルビオレンジの観客達…う~ん、「アウェイ」って感じ!

アウェイ側ゴール裏観客席へ入ると対面するホーム側ゴール裏には
既に500人位?の新潟サポーターが陣取り昇格ソングを大音量で歌っている。
♪J1へ行こぉ~、J1へ行こぉ~、J1へ行こう、みんなっでっ行っこっおっ!♪
おいおい、もう昇格する気でいるの、新潟サン?
確かに首位に勝ち点4差の3位だし連勝連勝で上り調子とはいえ…
フラッグ、横断幕、ユニフォーム着替え等の準備をしながら合いの手を入れてみる。
♪J1へ行こぉ~、(来年)J1へ行こぉ~、(来年)
 J1へ行こう、みんなっでっ行っこっおっ!(来年)♪
今年はウチが行かせて貰います。4万人対約200人の応援対決。勝つぜ、メラメラ!

本日の先発は以下の通り。
GK:12中河
DF:16辻本、5手島、25鈴木
MF:8熱田、7朴智星、15松川、3中村、10松井
FW:9黒部、18上野優
SUB:21上野秀、27角田、2野口、17冨田、20安孝錬
MF石丸はこの試合も出場停止。朴も怪我してるから厳しいけど頑張ってほしい!

まずは応援合戦。
相手新潟サポは「数を頼んで」大音量で応援している。でも4万人のパワーは感じない。
おニューのビッグフラッグのお披露目やチアガールもなんとなく白々しいぜ!
対して京都サポ約200人は4万人が沈黙した一瞬を見逃さなかった。
団長の号令一発4万人の度肝を抜く(マジで)最高のコールを展開!!

♪さぁ行こうぜ!胸を張ぁって!紫の勇者たちぃ~!!
 アレアレアレア京都~!アレアレアレア京都~!
 さぁ行こうぜ!胸を張ぁって!紫の勇者たちぃ~!!♪

応援合戦は個人的ですが京都サポの先制!!サポも完全に一体感を持てている!

さあ試合開始!
序盤は中盤でプレスの掛け合いでやや京都優勢か?
新潟はサイド攻撃を中心にカウンターサッカーのようだ。
これまでの対戦(京都の3戦全勝)では中盤の構成力で負けている事を考慮した戦術か?
「臆したか反町サン!」

しかし先制したのは新潟。
前半8分、寺川のコーナーキックをセルジオにヘッドで豪快に叩き込まれ0-1。
4万人が待ってましたのどよめきを上げる。がーん。くっそー押してるのにぃ!

その後も中盤はサンガが支配するもゴールを割れない。
新潟もファウル覚悟の激しいチャージでサンガの攻撃を阻む。
相変わらず新潟は荒っぽいサッカーをするなぁ…

しかし今日のサンガは前節以来選手の勝利への気迫が伝わってくる。
勝てる!勝て!とにかく前半で追いつけ!!
そして前半31分、京都サポの想いがエース黒部にゴールを決めさせる!
怪我を押し、代表戦も辞退し献身的に働く朴から優作にパスが通る。
それを優作が新潟DFを引きつけながら絶妙のスルー!!
そのスルーしたボールに反応した黒部がチームタイ記録となる28ゴール!!1-1。
「イケる!イケるぜ、京都!」その余韻冷めやらぬまま前半終了。

後半も戦術的な変更はなく依然「プレスの京都」VS「サイドアタック新潟」の展開。
新たな動きが出たのは後半10分。
昇格への執念を見せる新潟FW氏原がドリブル中央突破。
GKピーコが飛び出しを一瞬躊躇した隙を逃さずシュートを放ち新潟勝ち越し。
またしても4万人が「ぐぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ」とどよめく。くっそー!!1-2。

前半からのサンガのプレスによる対応で新潟MF&DF陣は疲労困憊している。
サンガはMFに安、野口を投入し、攻め続ける。なんとかなりそうなのに…
そんな後半29分、ここまで中盤の要だった松川がラフプレイでイエローをもらう。
2回目の累積4枚目で次節から2試合の出場停止…痛い。なんであんなのがイエローなの?
それやったら新潟のセルジオなんてもうイエロー2枚で退場やど!?

さらに足の怪我を押して頑張ってきた朴も冨田に交代…追い詰められた気分。
くやしい…くやしい…押してるのに…相手はヘロヘロやのに…
この試合で負けたら…昇格できなかったら…今年のオフの事…来年の事…
いろいろな想いがまるで死ぬ直前の様に走馬灯のごとく脳裏をよぎる…その時!

ロスタイム突入直前の後半43分。
新潟サポ側のゴールへ上野優作の奇跡の同点ゴールが決まる!!!!

♪うえーのゆーさく、うぉっ!うぉっ!うえーのゆーさく、うぉっ!うぉっ!
 うえーのゆーさく、うぉっ!うぉっ!うえーのゆーさく、うぉっ!うぉっ!♪

狂気乱舞の京都サポーター200人。沈黙の新潟サポーター4万人。
いぶし銀のポストプレーヤー上野優作、値千金のミラクル同点弾!!!!
これで事実上試合は京都の勝ち。少なくとも僕たちサポーターはそう確信した。
延長開始までの休憩時間も応援を続ける。新潟サポは沈黙したまま。

そして延長前半12分!新潟GKが弾いたこぼれ球を安が押し込み…
Vゴォォォォォール!!!!!
もう何も言う事ありません。僕たちが選手と一体になった瞬間でした。
間違いなく僕たちはJ1に近づいた。

試合結果:新潟2-3V京都

観客数 :42011人(J2新記録らしい。すげー!)

得点者 :新潟:セルジオ8、氏原55
     京都:黒部31、上野優88、安孝錬102(V)

京都選手の紫評価(10点満点で平均的なプレーは5点とする)
GK:中河5.5
DF:辻本6.5、手島5.5、鈴木6
MF:熱田6、朴智星6(83分 冨田6)、松川7、
  中村6.5(69分 野口5.5)、松井6.5(65分 安孝錬7.5)
FW:黒部7、上野優10
(対戦相手の評価は、評価する立場ではありませんのでしません)

現在の順位:2位(に落ちたけど気持ち的には楽♪)
紫のトト :3つはずし(惜しい!)

10/28 第40節 モンテディオ山形戦(京都・西京極競技場)

2001年10月29日 18時04分42秒 | サンガ観戦レポート2001
10月24日、サンガ初代監督で普及部顧問であった嶋谷征四郎氏が亡くなられた。
享年62歳。サンガのみならず、京都におけるサッカーの普及に尽力された人物であった。
試合の前日、ご自宅で行われた告別式にサンガサポとして仲間と参列する。
故人のご冥福をお祈り致します。

試合前恒例のサポーターミーティングでもこの話題が出て、
今日の試合では選手、スタッフ共に左腕に喪章をつける様なので
サポーター内でも有志で喪章をつける事になった。
しかし故人の意思もあり試合中の応援はいつも通り行う事とした。

またそれ以外の議題として残り試合での応援を如何にして盛り上げるかが討議された。
まず、Vゾーン(ゴール裏のコアなメンバー)内でもまだ声の出が悪い。
チャンスやピンチの際、試合に見入ってしまうのも致し方ないが、
応援の中心となるべきメンバーがそれでは困る。盛り上がりにかける。その確認。

さらにVゾーンの現在の立ち位置を半ブロックずらす事が決定。
現行の立ち位置では1ブロックに固まってしまい、
それ以外の人が入りにくい雰囲気を作ってしまっている事を解消する為だ。
中心メンバーが半ブロックずれれば、Vゾーンが2ブロックとなり、
人も入りやすくなり、応援メンバーも増えるのでは…と期待しての作戦。

最後に周囲の観客への呼びかけもコアメンバーで徹底して行う事になった。
これでたくさんの人が集まって応援が盛り上がれば
サンガの勝利も呼び込めるものと信じている。

本日の即席横断幕:
きょうは大事な試合。勝って取って勝ちまくれ。GET ON TOP!(BY 団長)


残り5。現在2位に勝ち点差2の首位。
これだけみればかなり優勝&J1復帰に有利と思いがちだがそうでもない。
残りカードを見ると昇格の可能性のある上位チームとの対戦が3試合ある。
直接対決で勝てばライバルに引導を渡せるが、負ければたちまち崖っぷち。
気の抜けない闘いが続くが、我々サポーターの気合いも高まってくる。

今日の相手山形はサンガがリーグ戦でまだ1勝も出来ていない唯一のチーム。
格下相手と侮っていた部分もあったと思うが、今は対等、いやむしろ向こうが上。
今日はチャレンジャーという気持ちで対戦すべきであろう。

本日の先発は以下の通り。
GK:12中河
DF:16辻本、5手島、25鈴木
MF:8熱田、7朴智星、15松川、3中村、20安孝錬
FW:9黒部、18上野優
SUB:21上野秀、27角田、2野口、17冨田、10松井
レギュラーボランチの石丸が2度目の累積で2試合の出場停止。
僕自身が「3トップで相手の4バックをかく乱する手もあるのでは」と
予想していたがなんとそれが的中。安をMF登録しているが実質は3トップ。
「う~ん、俺とゲルトは同じ思考ルーチンか…」ちょっと複雑。

今日のVゾーンは位置変え、声掛けが功を奏しいつもの倍近くの人数となった。
ゴール裏サポーターも危機感を持っているに違いない。
試合前山形サポーターからエールを受け、こちらからも返す。
さあ、どちらも負けられない運命の試合開始!

前半はお互いが中盤でボールを激しく奪い合うプレス合戦を展開。
最初の15分間の動きを見ていると、若干山形イレブンに硬さが見られる。
「これはチャンスちゃうん!? 相手、勝ちを意識しとんでっ!」

前半のキーマンは安孝錬。
再三左サイドからドリブル突破を試みゴール前までは迫るがゴールには至らない。
安がゴールラインぎりぎりから通したマイナスのパスに黒部、優作が合わせられない。
「惜しい!!」
しかし相手DFをかなり混乱、疲労させる事には成功したと言える。

対する山形も大型FW大島&佐藤太へ縦パスを放り込んでサンガDFの裏を狙う。
ゴール近くでのファウルはセットプレーが得意(特に佐藤悠介)の山形に
得点チャンスを与える事になるので慎重に対処する必要がある。
その意味ではサンガDFはここまで大きな破綻もなく相手の攻撃をさばいている印象。

サンガイレブンの勝利への執念を感じるプレイにサポーターの応援も熱がこもる。

♪GO GO!きょ~ぅとぉ!GO GO!きょ~ぅとぉ!
 GO!GO!GO!GO!GO!きょうとぉ~っ!♪

前半はお互い中盤の攻防に終始し、シュートが少ない。(京都4、山形7)
そしてそのまま前半終了。

既に前半で吐き気がするほど声出しでノドが痛い…おえぇっ。
でもなんとか後半までもたさないと…

後半に入ってもお互い主導権を握れないままの状態が続く。
それはサポーターの応援にもいえる。
山形サポは人数は少ないがチーム状態の良さからか元気が良い。
鳴り物も多く声も良く出ている。敵ながら天晴れである。こっちも負けてられない。

♪ら~ららららら ら~らら ら~ららららら ら~らら
 FORZA ビオラ エー FORZA ビオラ エー
 FORZA!FORZA!FORZA ビオラ エー!♪

サンガも流れを変える為にテクニシャン松井を投入。
これもリズムを変える事はできたが、決定的なチャンスを作るには至らず。

山形もシュートを放つも、今日はゴールマウスを外れる事が多く、
見ていて点の入りそうな気配は感じられない。かなり緊張している様子。

それにしても今日のサンガは相手のセットプレーを良く防いでいる。
まずコーナーキックのチャンスを与えていない。(後半までで京都12に対して山形1)
直接フリーキックも京都28に対して山形14。
サンガもコーナーキックのチャンスを生かせてないが…ほんまコーナーキック下手やなぁ。

そしてスコアレスのまま延長へ。
延長に入ると山形は完全に守りに入って引き分け狙いに。
こうなるとシュートはさせてもらえるもののコースを限定され、ことごとくGK正面。
最後まで「点が獲れそうで獲れない」という形で試合終了となった。

両チームに勝ち点1…
この結果が吉と出るか、凶と出るか…それは最終節までわからない。
帰りの駅に向かう道すがら山形サポと会話を交わす。
僕「しぶといっすね、山形。」
山「いやぁ、今日は負けなくて良かったです。」
僕「一回くらい勝たせてくださいよ。」
山「いえいえ、もう少し一緒にいかせてくださいよ。」
マジで振り切れそうもないなぁ…やっぱ、厳しいぜJ2リーグ。

試合結果:京都0-0山形

観客数 :4888人(前売4000枚だった割にはよく入りました。まだまだだけど。)

京都選手の紫評価(10点満点で平均的なプレーは5点とする)
GK:中河6
DF:辻本6、手島6、鈴木6
MF:熱田6、朴智星5.5、松川5.5(105分 角田-)、
  中村5.5(66分 野口5.5)、安孝錬6(59分 松井5.5)
FW:黒部5.5、上野優6(83分 冨田5.5)
(対戦相手の評価は、評価する立場ではありませんのでしません)

現在の順位:(勝ち点差で仙台と並ばれるも得失点差で)首位キープ
紫のトト:J1が火曜なので未だ結果出ず

10/17 第38節 ヴァンフォーレ甲府戦(山梨・小瀬競技場)

2001年10月18日 18時02分08秒 | サンガ観戦レポート2001
ホーム2連敗…ショック。
こうなったらもう平日のアウェイだとか言っていられない。
我々サポの気迫を込めた応援でなんとしても勝ち点3を獲らせたい!
と言う訳で急遽休みをもらって甲府遠征を敢行!
仕事仲間よ許したまえ!カエルもミミズも皆ゴメン。

この日は後援会がアウェイ応援バスを出してくれているのでそれに便乗。
平日にバスが出るなんてJ1時代でもなかったし、ましてや満員状態なんて…
それだけ今年のサポーターは気合いが入っているって事だろう。
前夜からの雨の中、JR京都駅を11:30出発。目指すは山梨・小瀬。

今回はアウェイ応援バスという事で、自分が運転する必要がないので気楽。
さらに恒例のサンガグッズ争奪ジャンケン大会でタオルマフラーをゲット!
う~んラッキー!さらに勝ち点3をゲットできればさらに幸せ!

中央道を快調に飛ばし、17:00に小瀬到着。
17:30の開門と同時に入場。今回もなにやら入場プレゼントがある模様。
前回の「信玄餅」に続き、「乾麺うどん」と「判子入れ」をもらう。
いつもすみませんねぇ、甲府の皆様。


さて、今回の対戦相手は最下位に低迷しているヴァンフォーレ甲府。
地域の努力もあり、来季の存続がようやく決定したが、
ヘイス監督が辞意を表明するなどチームそのものは多くの問題を未だ抱えている。
とはいえここまで京都の3戦全勝の相手だけに同情や油断などせず、
確実に勝ち点3を獲って今後のリーグ戦を有利にしたい。

本日の先発は以下の通り。
GK:12中河
DF:16辻本、27角田、25鈴木
MF:8熱田、7朴智星、11石丸、3中村、15松川
FW:9黒部、10松井
SUB:1平井、6佐藤尽、17冨田、18上野優、20安孝錬
DF手島は右足首に違和感、MF野口は股関節痛の為、欠場。
代わりにルーキー角田がセンターバックに入り、左サイドにはミニラ。
また、ここのところプレーに精彩を欠く安に代わって先発に松井。
残り試合を考えて、休養も兼ねてスタメンをいじってきたと考えてよさそう。

試合前に甲州名物・おやきとじゃがバタ、ビールで景気をつけていざ応援開始!
開始直後から中盤のルーズボールをことごとく甲府に奪われる。
甲府のホームゲームにもかかわらず、守備的である事もあるかもしれないが、
まだ京都には「負けられへん」というプレッシャーがかかっているようだ。
しかしさすがに前節のポカからか京都DFはバックパスを極力避けて守っている。
このあたりはピーコも指示を的確に出している印象。

前半23分。その前のプレーで足?を痛めた朴が早々と安に交代。
多分大事をとっての交代だとは思うが…空いたボランチの位置にはミニラか?
ミニラのいた左サイドに安だが、安がポジションを頻繁に変える選手だけに
ミニラはボランチと左サイドを兼任する事になりそう。大丈夫かな?
※結果的には松川がボランチに入り、松井がトップ下に入った模様。
 よって安はそのまま黒部と2トップ。

その後も甲府押し気味のまま前半を0-0のまま終了。
なんとも京都はエンジンのかかりが遅い…今に始まった事じゃないけどさ。

こんなイライラした均衡が破れたのは後半13分。
右サイドでボールを受けた安が黒部へパス。その黒部がキープしている間に、
逆サイドをフリーで上がるミニラへ絶妙のパス。
それを阻止せんと果敢に飛び出してきた甲府GKをかわしシュート!
シュート後に甲府DFと交錯し倒れこむミニラ!(おい審判、あれはレッドでもおかしくないぞ!)
しかし執念のボールはゴールの中へ!サンガようやく先制点!

先制されると甲府は緊張の糸が切れたのかボールに対する「寄せ」が甘くなる。
俄然サンガがボール支配する時間が長くなってきた印象。一気に突き放せ!!

そしてそろそろ欲しいのがエース黒部のゴール。応えてくれました、後半31分。
中央の松川から右の熱田へ展開、熱田がその難しいボールを巧くボレーで中へ折り返し、
中で待っていた黒部が右足で押し込み、綺麗なゴール!
黒部の3試合連続となるゴールで2-0。これで事実上勝負はついた。

決して楽勝ではなかったし、最下位相手という事を考えればむしろ苦戦といえるかもしれない。
しかし、今は「勝つ」事が大事。良い試合をしても負ければ目標は逃げてゆく。
まだ苦手・山形や最終節で2位・仙台との対決も残っている。
取りこぼしは許されない!頼むぜ紫の勇者達(その名に相応しいプレーしてね、頼むし)。

追記:甲府サポおよびボランティアの皆様。
   「おやき」おいしゅうございました。
   (今回は無かったけど)「鳥めし」おいしゅうございました。
   「じゃがバタ」おいしゅうございました。
   毎回のおみやげありがとうございました。
   来季は(多分…)対戦はないと思いますが、
   いつの日かJ1の舞台で対戦できる事を願っております。
   それまでがんばってくださいね!

試合結果:甲府0-2京都

観客数 :1508人(平日で雨模様とはいっても…首位なんですよ、京都は?)

得点者 :京都:中村58、黒部76

京都選手の紫評価(10点満点で平均的なプレーは5点とする)
GK:中河5.5
DF:辻本5.5、角田6、鈴木5.5
MF:熱田6、朴智星5(23分 安孝錬5)、石丸6、中村6、松川5.5
FW:黒部5.5(82分 冨田-)、松井5.5(74分 上野優5)
(対戦相手の評価は、評価する立場ではありませんのでしません)

現在の順位:首位キープ(でも仙台もピッタリ追走中)
紫のトト :4つはずし(今回は京都は対象外だったので気楽に…はずしました)

次回は、屈辱のホーム鳥栖戦を欠席。(負けんなよ、観てない時に!)
10/28(日)ホーム西京極での山形戦を予定しております。

10/13 第37節 横浜FC戦(京都・西京極競技場)

2001年10月14日 17時58分42秒 | サンガ観戦レポート2001
前節、開始20秒黒部のゴールで昇格のライバル大分を退けた京都。
残り試合8となった時点でなんとか首位をキープしているものの
混戦J2はまったく予断を許せない状況に変わりがない。

そんな京都を観客席から一丸となって優勝&J1復帰へ後押しする為に
この試合から「紫魂・俺達がついてるぜ!J2制覇運動」を展開する。
運動協力費として1500円をいただいて、協力の証としてTシャツをお渡しする。
そしてそのTシャツを着て応援する事でサポーターが気持ちを一つにする…
それがこの「紫魂運動」の内容だ。

その準備の為にいつもより早く朝10時に西京極へ集合。
渡すTシャツの受け渡しに関し役割分担と段取りを行う。
開場15分前、A南(ゴール裏)、メイン、バックそれぞれの担当が配置につく。
僕の担当はA南。最も沢山のサポーターがやってくると思われる場所だ。
そして午後1時開場!何枚の紫魂Tシャツがスタンドを埋めるか…楽しみだ。


開場と同時に多くの観客が受付に殺到。うれしい悲鳴だ。
それだけみんなサンガの事を大事に考えてくれているのだと思う。
…それにしても予定していたTシャツがもう無いぞぉ…
あっという間に紫魂Tシャツは配付完了。
しかし協力金の収支計算に手間取り試合開始しても応援席へ行けない。
あーあせる、あせる!

試合開始から10分経過。やっと集計が終わり応援席へ。
本日の先発は以下の通り。
GK:12中河
DF:16辻本、5手島、25鈴木
MF:8熱田、7朴智星、11石丸、2野口、15松川
FW:9黒部、20安孝錬
SUB:1平井、27角田、3中村、10松井、18上野優

まわりのサポ仲間に「どう?どんな感じ、今日のサンガ?」と聞く。
「えー感じのチャンスがあったんやけどね、あかんかった。」

そんなこんなでやっと応援にノレる様になった31分。
最終ラインでボールをキープしたサンガDF鈴木が、何を思ったか
ノープレッシャーにもかかわらずキーパーへバックパス。
GKピーコ(中河)のポジションが悪くボールはゆっくり転がって…
「あ…。あ…。あ~っ!!!!!!」そのまま痛恨のオウンゴール。0-1。
鈴木も鈴木やけど、ピーコも声かけへんかったんかい?

まぁまだ時間はあるから大丈夫!
♪さぁ行こうぜ!胸をはぁって、紫の勇者たちぃ~!♪
この後何度か京都、横浜FC共にチャンスを作ったものの得点には繋がらなかった。
前半終了!再度Tシャツの追加分の受付作業の為、応援席を離れる。

ハーフタイムから開始して総数で約300枚のTシャツを配付した。(A南のみ)
事前に我々サポーター連合会が着る為に100枚程度配付済みである事を考えると
現在A南には400人位のサポーターが紫魂Tシャツを着て応援している事になる。
売店のおばちゃんたちに「すごいなぁ」と褒められた。えへへ、どーも♪

そんな事よりまた集計の最終確認で手間取る。
「あー後半が始まってもーた!早よせな、早よぉ!!」
そんな後半7分、スタンドから悲鳴にも似た歓声が…「え?まさか…」
どうやら横浜FCに追加点を決められたらしい…あ~ぁ、0-2。

「もー早よせんと!応援せんと終わってまうがなっ!!」
集計が終わったその瞬間、またしても大きな歓声が上がる!
今度は…どうやらサンガのゴールみたいやぞっ!スタジアムアナウンスが響く。
『ただ今の得点は、京都パープルサンガ、熱田眞選手でしたぁ~!!』
熱田!!やってくれたんかっ!?でかした帝王!ここから反撃や!まだ時間はあるで!

急いで応援席に戻りいつもの応援を再開。
負けているとは言えどうやら今の時間帯はサンガの優勢の様だ。
安は途中交代したらしく現在は松井が得意のドリブルで横浜FCゴールに迫っている。

後半22分、鉄壁の守備を見せていたサンガDF陣にまたしてもほころびが出る。
相手の左サイドに対するマークがルーズになり、またしてもゴールを決められる。
せっかく一点差まできて追い上げムードやったのに…またしても2点差。1-3。

しかし今日の京都はあきらめない。
後半24分、朴からのパスを受けた黒部が豪快にゴールを決めてくれた!2-3。
またしても一点差!いける!!まだいけるぞ、サンガ!!!

話は変わるが、今日の審判はまたしてもJ2っぽいジャッジ。
ある意味分け隔てなく変なジャッジをしてくれている。
前半どー見てもPKの黒部に対するファールを流し、
どー見てもサンガのファウルを横浜FCのファウルと判定。一点損したわ、ボケッ!

その後も攻め続けるサンガだが、横浜FCは完全逃げ切り体制。
もはや全員が引いてゴール前は大混雑。
京都がDF辻本に代えてFW上野優を投入する積極策をとると、
対する横浜FCはFW増田に代えDF高田を入れて守備的陣形を固めてくる。
熱田が良いポジショニングからクロスを上げるが精度がない…
黒部、上野、松井がゴール前の密集地帯でボールキープするがシュートできない。
松川も普段見せた事の無いヘッドでのシュートも惜しくもはずれた。

♪ゴーゴー京都ー!ゴーゴー京都ー!ゴーゴーゴーゴーゴー京都ー!!♪
ロスタイムにもあきらめず歌い続けた応援歌が相手GKの手に収まり
ゴールキックになった瞬間…図らずも応援歌が途絶え…
それに呼応する様に終了のホイッスル…負けた…ホームで初の連敗…

しかし2位・大宮が負けた為、なんとか首位キープ。
下位との対戦で勝ち点を稼ぎたかったが結局混戦からは抜け出せなかった。
いよいよ次の甲府戦が負けられない大事な試合となってしまった。
Tシャツの文句を忘れないでほしい、サンガイレブンよ!
キミ達には…「俺達がついてるぜ!」

試合結果:京都2-3横浜FC

観客数 :3965人

得点者 :京都:熱田59、黒部69
     横浜C:OG31(鈴木)、小野52、神野66

京都選手の紫評価(10点満点で平均的なプレーは5点とする)
GK:中河5
DF:辻本4(70分 上野優5.5)、手島4.5、鈴木4.5
MF:熱田6、朴智星5.5、石丸5(53分 中村5)、野口5、松川6
FW:黒部6、安孝錬5(57分 松井5.5)
(対戦相手の評価は、評価する立場ではありませんのでしません)

現在の順位:(それでもまだ)首位キープ
紫のトト :5つはずし