4/2 第６節 ヴィッセル神戸戦（兵庫・ノエビアスタジアム神戸）

ガオ～ッ！勝つで～っ！！
サンガ、コロナ明けの３発逆転劇

開幕戦を白星で飾って以降なかなか２勝目が挙げられないでいたら、コロナクラスター発生。ルヴァン杯札幌戦は中止になるわ、活動停止を余儀なくされるわ、と散々なサンガ。シーズン序盤とは言え、この辺で立て直せないとちょっとマズいかも。そんな正念場で対戦するのはＪの銀河系軍団ヴィッセル神戸。昨年はリーグ３位の好成績で今年は優勝を…と誰もが考えていたが、フタを開けてみれば怪我人続出、７試合消化した時点で未だ勝ちなしの１６位と大苦戦。前節終了後に三木谷オーナーが監督解任の大ナタを振るったところ。Ｌ杯予選を含め中三日で続く５連戦の緒戦、ズルズルいく訳にはいかない。サンガとしては相手の弱り目を衝いて敵地でも勝ち点を挙げたい。

試合当日、９年ぶりのノエスタ周辺は桜が満開ながらも花冷えで気温低め。ビジター席の最前列が確保できなかったので、本日はパーサ旗での応援はお休み。ビジター席の中段辺りで配布された紫の小旗をふりふり応援します。

【サンガのスタメン】
　GK： 上福元
　DF： 白井、井上、麻田、荻原
　MF： 松田、川﨑、福岡
　FW： 武富、ウタカ、宮吉
SUB： ウッド、メンデス、アピアタウィア、本多、金子、山田、イスマイラ

発表されたスタメンはＧＫと黎生人以外はＪ２時代のお馴染みメンバー。ベンチには来日初お目見えとなるウッド、そしてリーグ戦初メンバー入りとなる楓喜とカカ。これはこれで楽しみではある。対する神戸は…スーパースター・イニエスタやボージャン、大迫、山口蛍、槙野といった代表経験者がズラリ。解ってはいたけど…やっぱりスゲーな。

【試合感想】
今日も試合の入りは悪くない。しっかり前線からもプレスがかかっている。特にイニエスタとマッチアップする颯太の追い回しが目立つ。対戦前から「イニエスタとのマッチアップが楽しみ」と語っていた颯太。その言葉を見事に具現化してくれていた。ドバイ杯の代表メンバーでの経験が良い刺激になった様だ。

前半はお互い中盤の攻防に終始、スコアレスで終える。途中武富が痛んで急遽金子が入るというアクシデントはあったものの、ビルドアップの点ではややサンガの方が上回っていたかな？神戸はあれだけのメンバーが揃っていながら目立ったチャンスはなし。枠内シュート打たせず。やはり結果が出ないとそういう流れになるんやね。

後半に入っていきなり中盤でインターセプトに遭い、神戸のカウンターの形。巧くボールを繋がれて京都の選手２人がイニエスタに引っ張られて混乱、初瀬のＪ初となる先制ゴールを許してしまった。「なんでやねん！？」

しかし今日のサンガはこの失点にも下を向かなかった。その五分後、敵陣深くに持ち込んだオギが一旦金子に預けたボールを折り返し、再びオギがボレー！これが決まってこちらもオギにとってのＪ１初となる同点ゴール！「よっしゃ～っ！！」さらにその３分後、今度はオギがミヤゴールをアシスト！あっという間の逆転劇でした。

その後はメンデスを入れて４バックから３バックへシステム変更。これにより何度か破られていた両アクセルの攻め上がった裏のスペースがケア出来た。

そして勝利が目前となったロスタイム２分、交代出場した山田楓喜が天馬からのプレゼントパスをきっちり決めてこれまたリーグ戦初ゴールで試合を締めくくった。


【試合後】
オギと楓喜はＪ１初ゴール。ミヤも今季初ゴール。サンガもリーグ戦２勝目と良い事ずくめのゲームでした。それにしても…神戸、かなり深刻やね。同点に追いつかれた途端にほとんどの選手が下向いてた。その結果が逆転負け。これはサポーターとしたら辛いな。…他人事ではあるけどね。

なんにせよ最高の形で勝ち点３を得られたのは大きい。この勢いを駆ってこれからの連戦も勝てるといいな～！

【試合結果】　神戸１－３京都

【観客数】　17,411人（メインスタンド以外はほぼ満員）

【得点者】
　神戸 ： 初瀬49
　京都 ： 荻原55、宮吉58、山田90+1

【サンガ選手の個人的評価】（10段階評価で５が平均）
　GK： 上福元5.5
　DF： 白井5.5（90+2分 アピアタウィア－）、井上６、麻田6.5、荻原7.5（90+2分 本多－）
　MF： 松田6.5、川﨑6.5、福岡６（72分 メンデス5.5）
　FW： 武富５（24分 金子5.5）、ウタカ６、宮吉6.5（90+2分 山田６）

【今日の私的MOM】
　荻原 拓也 ： 先制ゴールにミヤゴールのアシスト。サイドの攻防でも勝った。