【紹介文】
16世紀末、二度にわたって繰り広げられた文禄・慶長の役。なにゆえに、天下人・秀吉は晩年に朝鮮を目指したのか。いまだ諸説粉々、日本史上最大級ともいえるこの謎を俯瞰の視点で解き明かす!この戦のために造成され、わずか6年半で役割を終えた都・名護屋の姿と秀吉に巻き込まれていく人々の内面を鮮やかに描いた歴史長編。
【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
ドラマ性 ☆☆★★★
独創性 ☆☆☆☆★
読み易さ ☆☆☆☆☆
【西京極の読後感想】
後世に文禄・慶長の役と呼ばれる謎多き秀吉の朝鮮出兵。登場人物のそれぞれがその動機について考察するのだが、秀吉実弟の秀長の言う“報土不足解消の為”でもなく、博多の商人・神谷宗湛の唱えた“勘合貿易復活の為”でもなく、家康の推理した“新たな敵を創出する事によるナショナリズム高揚の為”でもない。実は秀吉の真意は…と語ってくれるのだが、結論が穿ち過ぎで僕的には「そんな訳ねぇだろ!?」としか思えなかった。ちょっと司馬遼太郎っぽい文法も鼻につく。『家康、江戸を建てる』の頃はこんなんじゃなかった気がするんだけどな。
16世紀末、二度にわたって繰り広げられた文禄・慶長の役。なにゆえに、天下人・秀吉は晩年に朝鮮を目指したのか。いまだ諸説粉々、日本史上最大級ともいえるこの謎を俯瞰の視点で解き明かす!この戦のために造成され、わずか6年半で役割を終えた都・名護屋の姿と秀吉に巻き込まれていく人々の内面を鮮やかに描いた歴史長編。
【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
ドラマ性 ☆☆★★★
独創性 ☆☆☆☆★
読み易さ ☆☆☆☆☆
【西京極の読後感想】
後世に文禄・慶長の役と呼ばれる謎多き秀吉の朝鮮出兵。登場人物のそれぞれがその動機について考察するのだが、秀吉実弟の秀長の言う“報土不足解消の為”でもなく、博多の商人・神谷宗湛の唱えた“勘合貿易復活の為”でもなく、家康の推理した“新たな敵を創出する事によるナショナリズム高揚の為”でもない。実は秀吉の真意は…と語ってくれるのだが、結論が穿ち過ぎで僕的には「そんな訳ねぇだろ!?」としか思えなかった。ちょっと司馬遼太郎っぽい文法も鼻につく。『家康、江戸を建てる』の頃はこんなんじゃなかった気がするんだけどな。
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