ヴァチカンのエクソシスト 監督/ジュリアス・エイバリー

【主演】
　ラッセル・クロウ
　ダニエル・ゾバット
　アレックス・エッソー
　フランコ・ネロ

【ストーリー】
1987年7月、サン・セバスチャン修道院。アモルト神父はローマ教皇から、ある少年の悪魔祓いを依頼される。少年の様子を見て悪魔の仕業だと確信したアモルトは、若き相棒トマース神父とともに本格的な調査を開始。やがて彼らは、中世ヨーロッパでカトリック教会が異端者の摘発と処罰のために行っていた宗教裁判の記録と、修道院の地下に眠る邪悪な魂の存在にたどり着く。

【西京極の評価】
実在の祓魔師の実録モノという触れ込みの本作。どこまでが本当の話でどこからが脚色されたものかが良く判らないけど、これが全部本当なら世の中には摩訶不思議な事があるもんだなぁと思っちゃう。でもやっぱりキリスト教の信者にしか響かない映画なので日本人でかつあまり信仰心の篤くない仏教徒の僕にはどうもピンとこない。一方で悪魔憑きとの対決シーンは怖くはないけど迫力があってホラーエンタメとしては及第点。憑かれる少年の演技はなかなかに見事。大柄なラッセル・クロウがヴェスパに乗ってる姿も可愛くて笑えます。

【総合評価】　☆☆☆★★（満点は☆５つ）
　ストーリー　☆☆☆★★
　演出/演技　☆☆☆☆★
　映像　　　　☆☆☆★★
　音楽/音響　☆☆★★★