我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

「天城越え」

2024-08-28 17:21:12 | うたごえ、カラオケ、他音楽
石川さゆりの持ち歌
「天城越え」を歌った、
隣町の藤岡中央公民館でのこと、
この日(8月28日)
大会議室でうたごえ広場が開かれた、
参加者30名足らず、
主催する先生のエレクトーンに合わせて
10曲ほどみんなで歌った後
休憩を挟んで
リクエストタイムとなる、
これは月毎に選曲された曲の中から
歌いたい曲をリクエストして
みんなで歌うと言うやり方、
私は「天城越え」をリクエストした、
すると先生から
❝前で歌いますか❞と言われた、
実は私は毎回前で歌うのが
慣例のようになっている、
だがそれは自分の住む町で
行われた時のこと、
今回はこの歌を歌いたくて
遠征してきたという訳だ、

❝隠しきれない 移り香が
いつしかあなたに しみついた
誰かに取られる くらいなら
あなたを殺して いいですか
寝乱れて 隠れ宿
九十九折り 浄蓮の滝
舞い上がり 揺れ落ちる
肩の向こうに あなた
山が燃える
何があっても もういいの
くらくら燃える 火をくぐり
あなたと越えたい
天城越え❞

改めて歌詞を読むと
おどろおどろしい程に
なまめかしい歌だ、
ところがこれが不思議に
私の声に合う、
内容からして奇麗な声で歌う歌ではない、
むしろ低音のだみ声の方が
この歌の雰囲気がでる、
そこが私のねらい目、
歌った後に先生が
❝いいですねえ❞
と声をかけてくれた、
この日一日中
ご満悦でいられた。

瀬戸内海に面したとあるホテルのロビー

終の棲家

2024-08-28 06:23:29 | 老いの暮し
❝ついのすみか❞

ショックな出来事が起きた、
私にとって
❝終の棲家❞
ならぬ
❝終の安らぎの場❞

と思っていた行きつけの店が
幕を閉じる、
唄処「はなぶさ」
通い始めて2年程にもなろうか?
やっと見つけた
安らぎの場 であった、
それが
残すところ4日で閉店となる、
私など籠りがちな高齢者にとって
歌を通じて多少なりとも
世界が広がったと喜んでいただけに
ショックは大きい、
そこでママを含めたライングループに
こんなメッセージを投稿した、

ーーおはよう
と言っても皆さんはまだ夢の中だろうか?
布団に身を横たえたままラインしてます、
ここ数日
うつ状態が続いています、
「はなぶさ」の最終日が
近づいているからかもしれません、
私にとってはきっと
乗り越えなければならない
試練なんですね、
今更ながら「はなぶさ」の
存在の大きさに気付かされています、
終の棲家
ならぬ
終の安らぎの場
をやっと見つけたと思っていただけに
ショックです、
それもこれもママの人柄
そこに集う皆さんの人柄の
なせるワザなんでしょうね、

だが
そんな軟な事ばかりは
言ってられません、
私には
今日も
明日も
明後日も
まだ少し生きていかなければ
ならない生活があるのだから。ーー