今朝の読売新聞の1面の記事を見て、東京電力の原発管理姿勢に憤慨している。
福島原発の事故は、地震と津波のよって発生したことは間違いないが、
問題なのは、原発設備設計が甘かったことが主要原因であったはずだ。
しかるに、東京電力社内に設置された「福島原子力事故調査委員会」なるところが、
事故を招いた津波は「想定外であった」
初期の対応の遅れについても「やむを得なかった」と
言う内容の自己弁護一辺倒の調査結果が近く公表されるという。
事故をもう一度振り返ってみよう!
地震があった、そのために外部電源の鉄塔が損壊して外部の予備電源を失った。
津波が来た、そのために計器建屋や、予備発電機すべて水没して、冷却用予備電源も失った。
この冷却用の電源がすべて失ってしまったことが、水素爆発を引き起こし建屋が吹っ飛び、
世界にみじめな醜態をさらした。
その結果が、福島県民をはじめ日本国民が苦難を強いられてしまったのだ。
地震があっても津波が来ても、電源が失われなかったら爆発は無かったことは明白だったはず。
東京電力の前社長は事故直後から「想定外の自然災害事故」と責任逃れをしていたが
事故後半年を経過しても自己弁護ばかりで、想定外を主張している。
こんな危機管理の無い東京電力に、
「原子力発電所」の運営を任せていて大丈夫なのだろうかと不安がよぎる。
電源は、水に弱い!
計器建屋には耐震・防水設計にして、水中に没しても電源が維持出来る状態が当たり前の設計だ。、
予備発電機は屋外の置くのではなく、防水耐震の格納建屋を設備してその中に置いていたら、
3月の福島原発の爆発事故は無かったはず。
東京電力には原子力発電所の運営資格は全くない、国民を舐めてかかっている。
東京電力は国の管理下に置いて現役員の総退陣を行うべきだ。