


「くれない族」という言葉が気に入ったのは曽野綾子さんの書かれた「老いの才覚」
を読んだことからだった。なになにしてくれない!!年をとるほどに人に対する
依頼心が強くなって自分で出来ることも人に頼って、更に事がうまくいかないことを
他人のせいにする。
登山ブーム再来のこの時期にあって人に頼ってはいないかと自分に問い掛けている。
だから一人山に向かう。体力は十分なのか。地図は読めるのか。天気は。
いざけがをしたときはどの様にして下山するか。全て自分の責任でやらなければならない。
けれどもその後には自然からの素晴らしい贈り物をいただくことが出来る。
今回は福見山から明神ケ森を福見川町から登って縦走をしてきた。
春を身近に感じる山行だった。