ロシアの山旅～遭難者

桑田佳祐／風の詩を聴かせて




出発の時

一名

下山していないことを

知る

そして

最初に

雪上車で出発する

我々に

搜索のため

若い

現地ガイドが

同乗することとなった

この

大きな雪原を

どの様に

探すのだろうかと

心配していたが

自身

登り始めると

そのことは

頭から消えていた

明るくなる頃

コル近くで

下山者と

会う

頻りに

我々に

お礼を

言っているようだ

その中の

一人が

意識朦朧としていた

その時

遭難者だと

直感した

生きていた

抱きかかえられるようにして

おりてゆく

彼を

見送って

良かったと

心でつぶやいた！！

ロシアの山旅～アタック開始

桑田佳祐 ／ 明日晴れるかな




午前２時出発

の

決定で

装備を点検して

シュラフに

潜り込む

仮眠は

五時間ほど

天候の

悪化が

予想されているけれども

アタックをかけることになった

必ず登る

と

心に

誓って

ヘッドライトをつけ

黙々と登る！！