富士山に近い標高に来て、こんなに広い空間があるのだと思った。
そしてこれからは未だ味わったことがない世界。
ハットは京都からのグループと一緒だった。
夕食もそこそこにアフリカの大地を見たくて外に出る。キリマンジャロが大きすぎるのかジャイアントセネシオが目に付く光景。
明日に備えて寝床に着く。
目が覚める。扉を開けるとライトなしでよく見える。空には満天の星。あまりの明るさに夜が明けるまで岩に腰かけて見惚れていた。雲海に朝日が昇る光景に思わず歓声。
そばにガイドが居ることも知らずに、心配でそばにいたことを日本人ガイドから聞かされる。
明るくなってポーターが食事の準備に忙しく動き回っているのを見ていたが心を揺さぶる光景に酔いしれていたように思う。
この日は高度順応を兼ねて4300m程の所までのトレッキング。
そこはゼブラポイント。キリマンジャロがその大きさと広がりを見せる場所。
知人との破れない約束。それはこの小石と一緒の写真を・・とのことだった。その小石には名前と絵が描かれていて理由を聞くこともなくスーツケースに。
帰国後あっという間に天国へと旅立った。
写真を四つ切にして手渡した時の笑顔は忘れることが出来ない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます