充実の一時

山旅を終えようとしている。樹林帯も急勾配の所を過ぎて、北沢峠まで

間近に迫った休憩時間。何となく登山者の動作にも余裕が出てきている。

歩いてきた道のりを思い出しながら、充実感に浸っているのだろうか。

それとも、次の山旅を思い描いているのだろうか。自然に溶け込んでいる

人間がいる。自然に生かされている自分を感じる。

アサヨ峰

慎ましやかな山。そんな印象を与えてくれる。凛々しい甲斐駒ヶ岳、たおやかな

鳳凰三山の間にあって目立ちにくい存在だけれども、仙丈ヶ岳を下りながら

ついつい目が行く山だった。そしてこのアサヨという名前に惹かれる。そこで

調べてみると、最初に朝日があたる山というところからきているようだ。

けれども、縦走路を唯一の登山ルートとしているところに惹かれる山だ。

近いうちに早川尾根を歩いてみよう！！

再びプモリ

プモリを感じていただきたくて、画像を大きくしました。気高く清らかな

気品ある山です。画像をダブルクリックしてください。手前にある黒い

頂がカラパタールです。プモリが大きくて５５４５ｍあるとは思えませんね。

名残惜しい仙丈ヶ岳

何時も思う。登ってきた山を振り返る度に、去りがたい感情に駆られる。

そして感動を共にした仲間のように、別れがたく、何時か、又逢いたいと思う。

だから何度も振り返って、胸に刻み込む。今夜も「モルダウ」を聴きながら

自然の流れの中に身を置きながら眠りにつく。

北岳を背景に雷鳥

何故こんなに山に似合うのだろう。人懐っこく、ほのぼのとした

気持ちにさせてくれる鳥は、余りいないように感じる。

だから、アルプスに来るとどうしても逢いたい存在となっている。

７月、黒部五郎岳に向かう稜線の雪渓で出会った親子ずれも一時の涼風として

記憶に新しいが、北岳を背景にして気高く見つめる姿は絵になる存在だ。

又、逢いたい！！

色づく仙丈ヶ岳

冬を迎える前の輝きに似て、美しい景色が広がる。

花畑とは違った感動を与えてくれるのは、たまらなく嬉しい。

二度と同じ色と風景に出会うことは出来ないだろうと思うと

去りがたく、暫し立ち止まってしまう。

感動の一時

山登りをして、山頂に立ったとき、怒っている人はいるのだろうか。

生憎の天気で眺望が開けていなくても、苦しい思いをして登った山で

あればあるほど感動は大きく、自然と笑顔になるものだと思う。

そして、普段余り見せない表情が自然と出てくるように思う。

だから美しく、人間って良いなあと感じる！！

遠く八ケ岳

甲斐駒ヶ岳の背景に雲海に浮かぶ八ケ岳を見るのは、初めてだ。

天候に恵まれない南アルプスの山行にあって、今回はラッキーだった。

これは仙丈小屋からの撮影だけれども、良いところに建っている。

そして、その小屋の主人が気さくで、景色に一味加えてくれる。

次回は是非泊まりたい小屋だ！！

仙丈ヶ岳

美しいカール。仙丈ヶ岳が女王と言われる所以だと感じる。

海猿と言う映画を見た。丁度尖閣諸島での日中関係に問題が発生している

時だった。生命に危険を感じながらも国のために最前線で使命感を持って

仕事をしなければならない人達がいることを身近に感じた時だった。

そして、山岳救助のため部下と共に出動した時のことが思い出された。

最前線には、待ったは許されないし、間違っていましたとは言えない。

ましてや、指揮官には！！

花に誘われて

綺麗なものにあうと、又見たくなる。色合いが好きだ。

花の少ない季節にあって目にとまることもあるだろう。

大切に自然を守りたいものだ。