前回 人に頼る動作は良くないと言うことを書きました。
その流れで「自分を磨く」話で続編となるハズが急展開!
「不治の病発見」が見つかり「自宅での療養」となりました。
9月中頃に施設入所までの漕ぎつけています。
今回はそこまでの流れを書いていきます。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
見当識障害(鏡の前の自分が誰か解らなくなる障害)
同時期に食べたことを忘れることがおきましたが、今回は触れません
見当識障害を確信したのは、
「だれか居るけど返答しない!」と父が言ったこと
鏡の前で鏡の自分に「声」を掛けている。映っているのは自分なのに・・・
ただ、
鏡に映っているのは「人」と判断しているので、何の事は解らないではなく
映っているのが「誰」なのか解らないという点が、私は悲しかった。
私は、呼んでも来ないのなら諦めなさいと父に話していたが、これが良いのか解らない
父は、最後には鏡の裏側の部屋にまで行って確認してました(笑)
こういう場合は「納得」してもらうしかないようです。
しかし、母はそういう対応が出来ず苦労してました。
心の中で「痴呆症」を受け止めれていないようです(現在もなんで私は困ってます)
ですが、「見当識障害」が施設入所への決定打でも無かったんですよね。
話が前後しますが、2年前に「長谷川式痴呆症検査?」で6点を戴き
先生からは相当進んでいると指摘を受けていました。
そして、この8月に再検査を受けたのですが、途中で父が放棄したので採点不能
この頃から
自分が思っていることが「表現」出来なくなったんだと思います。
口や体で正しく表現できないから「言葉を荒げる」事に繋がったんでしょう。
言葉で表現できないの相当辛く、本人も廻りの人間も辛いです。
そして、この状態がエンドレスで続くと母が持たないと感じ、入所を模索→入所になりました。
他の方々の入所事情は知りませんが、私に場合はこんな感じです。
☆施設を探すに当たっては
当初「地域包括センター」に相談していました。
しかし、要介護の方は地域包括センターは管轄外になります。要支援が該当するようです。
ただ、相談するところを紹介して下さるので、要介護であっても相談はすべきだと思います。
私の場合は言い方が悪いですが「紹介会社」を紹介していただき。
紹介で近所の施設を「体験入所」を受けることが出来、そのまま「入所」になりました。
痴呆症がある場合は、こんなにスムーズな事はあり得なく、大概は順番待ちだそうです。
痴呆症=長生き出来ない という訳では無いことが原因だと思います。
そして、知らなかったのですが、入所する施設は住民票がある市町村じゃないとダメ見たいです。
それ以上に「入所希望」を家族が出して「入所のOK」が出ても「本人が拒否」したら入所は出来ません
聞いた話では「入居拒否」で入所できない場合が多いようです。
すなわち、一旦入居が出来ても「本人が拒否(家に帰りたい)」と話して「言うことを聞けない」とか「廻りの方に迷惑」を掛けたら終わりということ。
実は全てを忘れている訳ではないです!
これが「痴呆症」がかかえる一番の問題だと思います。
父の場合は、すんなり施設の玄関を入り、しばらく部屋に私も一緒に居たのですが、10分程で施設職員に促され退室しました。
その後、2週間ほどは家に帰りたいと話していたようですが、職員様のご尽力で上手く父をコントロールしていただけました。
実際は9月中頃入所、11月末で退所しています。
この時、施設からのお願いとして「会わないで欲しい」ということがありました。
やはり、家を思い出し帰りたくなるようです。
また、面会に来ない家族が多く他の入所者からの妬みもあるとのことでした。これは聞いてショックを受けました。
私は、運が良いのか解りませんが、入所後に2回会っています。
一回目は、父がお腹が痛いということで「病院への同行」
二回目は、病院での診察時に偶然遭遇
ですが、2回とも私が誰か解らんようでした。
そんな事なので、病院で不思議な会話(廻りは親子と知ってる)が先生や看護師さん(この時は入所と痴呆症の事は存じなかった)
から、笑われてしました。そして、事実を知ったあとに慰めて戴きました。
本来ならこの先は、施設へ訪問したときに感想が続編になるハズでしたが、冒頭の「不治の病」が発覚して大騒動になります。