のぼさん趣味のブログ

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鉄道と料理の紹介です

資格の本質を忘れると資格が資格ではなくなる 求められているのは誠実性である!?

2022年04月04日 | 建設業

僕にはこう聞こえた!

「試験に受からないのは勉強する時間がない、それを与えてくれない会社(環境)が一番悪い」

いきなりこんなことを、なぜ書くかというと「新人がそう言う」からなのですが・・・

言うてる人は決して若い人ではない(建築素人さんです)とだけ明記しますが

建築施工管理技士の資格を取得したいそうです、意気込みはとても素晴らしいと思います。

建築施工管理技士=監理技術者にもなるのですが、

資格の本質を勘違いされているようです。

私の廻りを含めてですが、大方の人は「監理技術者」に「誠実性」を求められていることを忘れている。

技術者は資格が求められるのは当然です。だから私たち技術者は日々研鑽するのである。

でも資格の本質とは「技術に関する誠実性」を求められているのであり「有資格(技術検定への合格能力)」だけを指してはいない。

話を戻すと

その方が言う、夜遅くまで仕事しているので「勉強が出来ない=取得できない」という変な理屈???

僕は聞くに堪えないです。

どう考えても、忙しくて取得する事が出来ない人を可哀そうだと思うように聞こえる。

自分もその一人であるかのように思っているのだろうか?最初から他責やないか!

おそらく、ネット上での呟きを自分の意見として言っているのだと思いますが、これは言わない方がエエし取得者には失礼にあたる

かくいう僕は「一級建築士も1級建築施工管理技士」も持っています。

他所の会社に出向して一人で鉄筋コンクリートの建物の現場監督をして
合間にそこの社員の現場を手助けしてましたが、ちゃんと試験受かってるよ!

無資格者を有資格の僕から見れば、格下に見るのは仕方がない・・・それが現実です。

資格が取得できないのを人の責任にしてはダメです。資格は自分の為に取るのだからね

もし、会社が云々と言うのであれば「退職時には返納すべき」であり、

嫌なら「転職」したらエエと思う。

経験上、そういう考えでは「職人が間違えた事」を「自分の責任とは思わない技術者」になる

こう言ってもその人は変わらないだろうも思う、そんなもんだよ所詮・・・

自分が指示を出す確認する、それだけが求められている訳ではないですが、

そういう人の現場には私なら行かないよ!

毎日聞いていると「その人の発言内容」にはとても違和感を感じる。

自分で導き出す思考の本質が私と違い過ぎるからだと思います。

ハッキリ言って相手したくない、そして仕事では邪魔でしかない。

取得する前から「知らないから出来ない」という年齢は過ぎているんだよ(笑)

これを私が伝えるべきなのだろうかと私は悩まない・・・

 

でもね、

本当に変わらないとダメなのは「無資格」でも「お給金」が貰える世の中のシステムです。

これを改善しない限り、業界は変わらない

受からなくても「お給金」が貰えるのなら、別に取得する必要は感じないからである。

そもそも「お給金を吊り上げる」手段として「資格取得」を考えている時点で、本当の技術者にはなれないだろうと私は思う。


【第17回】アルツハイマー型認知症と診断されて一年と半年が経過した実父から学んだこと 納棺師の方への感謝

2022年04月04日 | 痴呆症

父は自宅を出て、車で5分ほどの葬儀場へ向かいます。
少し遅れて私たちも葬儀場へ向かいました。

すると、「お風呂カー(ワンボックス車に浴槽を載せている車)」が待機していて
直ぐに「湯灌」が始まるのが一目で解りました。

順番としては

「湯灌」→「着替え」→「納棺」となります。

湯灌は部屋に浴槽を置き、それを横正面から親族が座って見守るという感じです。

父の最後のお風呂となりますね、デイサービスを年始に行ってますがそれ以来だと思います。
しかし、父が感想を述べる事もなく、ただ、形式的に進みます。

私は髪の毛を洗うのを手伝わせて戴きました。
頭が非常に重たいのを知っていたので、お手伝いする意味もあります。

納棺師の方には快く受け止めて戴けました。

髪の毛を洗う時に感じたのですが、ぬるま湯なんですよね
体が傷むからだと思いますが、こういうのを手伝うと
父が、死んでいるのが解ります。

最初は、死後に目が乾き始めた事で「死」を感じた訳ですが、色々な儀式を通じて
私は「死」を感じなければいけないのだとも感じました。

髪の毛を洗い、髭も剃って戴き一通り体を洗って「湯灌」は終了します。

悲しいかな、手伝ったのは「私」だけです。

母や兄弟には、「湯灌」は家族がやるべきことなんやと伝えていたのですがね・・・

そして、死装束へ着替えとなります。

私の希望で「白装束」にさせてもらいました。
これは、父の両親と同じ衣装になります。
私が、父の両親が天国で、父を直ぐに見つけられるようにとの思いもあります。
(父の葬儀のあとに、父実家に出向き「父が天国に行った」と祖父母の仏壇に報告してます。)

そのお着替えですが

私は、袖を通すのと数珠を持つのと足袋を履かせることをさせてもらいました。

その前に「爪」を整えて戴いたのですが、手先の「壊死?」が進んでいたのを見て、
私は自分の父なのに異常なまでの恐怖を感じました。直ぐに冷静に戻るのですが
こういうのは余り経験したくないものですね。

湯灌から見ていると
儀式は形式的に進めるものなのかも知れません、ただ、私には納棺師の方が「父に敬意を払っている」ように見えました。
足手まといな私にも親切に作法を教えて戴き、素晴らしいお仕事だと思います。
お着替えが滞りなく終わると「化粧」を施して戴けます。
私は「口」だけ閉じるようにして欲しいとお願いしました。
その時だけは「タオルで隠された(作業が見えない)」のですが、結構な音が聞こえたので父は痛かったかも知れません。

この時になって「母と妹」が父の傍に来るのですが、
他の親族は「湯灌の儀式」が終わると、テーブルの方へ促されて移動していたいので
私が、衣装のお手伝いをしていたのは知らんと思います。

過去のブログを見られた方はご存じだと思いますが、
納棺までの儀式は本来家族がすることであり、その意味を合わせて「母や兄弟」にくどい程説明済み

しかし、しなかった。出来なかったのかも知れませんが
それを私の甥姪が見ているので、将来、こういう時は「家族がするもの」と伝えても
甥と姪はいうことは聞かないと思う。

母や兄弟から見れば、嫌なこと怖いことかも知れないです、
私は僕が死んだときには「こうやって欲しい」からしたというのではありません
私の子供達は「祖父の死」を受け止めれずで、この場所には居ませんでした。
なので、私の子供たちは私が何をさせた戴いたのかは知らないです。
ただ、妻は見ていたので、ひょっとしたら私が死んだときに話してくれるかも知れない
でも、そういうもんでもありません

横道に逸れちゃいましたが、妹は納棺師の方に「顔のしみ」を消して欲しいと頼んだようです。
納棺師の方は丁寧に対応しますが、僕は「自分でやったら!?」と思ったのは言うまでもありません。

考え方として「お金を支払って」いるから、任せても良いという意味だと思います。
しかし、葬儀等の手配はすべて私が行っているので、私から見れば「お前は何もしとらん」のです。

そうなるのは、想定済みなのですが、こういう想定は間違っていて欲しいと思っていたのも事実です。

父からすれば、死んでから面倒見てもらっても嬉しくない!

というのを間違って受け止めているとしか思えない。

大声で叫びたい!

お前らは、生前、親孝行したのか!と・・・

何かあったら「用事がある」と言って来なかった。

亡くなる一週間前に、もう長くないと父の目の前で説明したのに来なかったのは何故や!

なんでも「用事がある!」と言えば済むと思っている考えが私は嫌いだ!

聞こえは良いかもしれないが「他責(他人の責任にしとる)」にしているだけ

来れないと言ってるのは「妹本人」であり、それを変えようとしなかったのも本人である。

こういうのを説明してあげなあかん年齢でもないので、今後説明もしませんが、ある意味哀れでもある。


ごめんなさいエキサイトしてしまいました。

死装束への着替えが終わったので「納棺」となります。

残念ながら、納棺時の事を殆ど覚えていません。
私は頭を持った?かな、なんか、体を持つのではなく布団ごと棺に入れたように思います。
恐らくこの時点で兄弟たちにエキサイトしていたのが原因でしょう。

父のお葬式は「無宗教葬」にしたので「お通夜の儀」は行っていません。

今回書いたことは、火葬する前の日の事です。
詳しく書けば、父が亡くなった5日後の事なのですが、
改めて振り返りましたが「怒り」がこみ上げてきます。

同じ兄弟でも、こんなに思う事が違うのだと感じました。
受け止め方の違いでもありますが、僕は父と同居して良かったと思っています。
嫌なこともありましたが、
生前、私の子供二人が孫の中で一番可愛いと言ってくれていた事が何よりも嬉しい
そして、父の死を子供達が悲しんで涙した事も私の宝であります。

そういう私たちを支えてくれる、妻は本当に大変だと思います。ありがとうの感謝しかありません。

次回は「火葬場」で感じたことを書きたいと思っています。

最後までご拝読ありがとうございました。

初回からのリンクが下欄にありますので、興味があれば読んで戴ければ嬉しいです。

【第1回】アルツハイマー型認知症と診断されて一年と半年が経過した実父から学んだこと

【第2回】アルツハイマー型認知症と診断されて一年と半年が経過した実父から学んだこと、不治の病が発覚!?

【第3回】アルツハイマー型認知症と診断されて一年と半年が経過した実父から学んだこと、私の兄弟との不協和音始まる!!

【第4回】アルツハイマー型認知症と診断されて一年と半年が経過した実父から学んだこと 父を帰宅させることに決まった!?

【第5回】アルツハイマー型認知症と診断されて一年と半年が経過した実父から学んだこと 兄弟はやはり他人だよ

【第6回】アルツハイマー型認知症と診断されて一年と半年が経過した実父から学んだこと エエ年末を迎えることが出来た?そして現状

【第7回】アルツハイマー型認知症と診断されて一年と半年が経過した実父から学んだこと 今年最初の在宅診療

【第8回】アルツハイマー型認知症と診断されて一年と半年が経過した実父から学んだこと 緊急入院したwww

【第9回】アルツハイマー型認知症と診断されて一年と半年が経過した実父から学んだこと 未だに退院できず

【第10回】アルツハイマー型認知症と診断されて一年と半年が経過した実父から学んだこと 面倒なこととは

【第11回】アルツハイマー型認知症と診断されて一年と半年が経過した実父から学んだこと 入院長引く

【第12回】アルツハイマー型認知症と診断されて一年と半年が経過した実父から学んだこと 永眠しました

【第13回】アルツハイマー型認知症と診断されて一年と半年が経過した実父から学んだこと 退院した日のこと

【第14回】アルツハイマー型認知症と診断されて一年と半年が経過した実父から学んだこと 一筋の涙と乾いてしまった目

【第15回】アルツハイマー型認知症と診断されて一年と半年が経過した実父から学んだこと 暖房は控えるようにと言われたよ

【第16回】アルツハイマー型認知症と診断されて一年と半年が経過した実父から学んだこと 同居していなかった兄弟との温度差

【第17回】アルツハイマー型認知症と診断されて一年と半年が経過した実父から学んだこと 納棺師の方への感謝

【第18回】アルツハイマー型認知症と診断されて一年と半年が経過した実父から学んだこと 火葬場にて

【第19回】アルツハイマー型認知症と診断されて一年と半年が経過した実父から学んだこと 亡くなった時に必要な手続き

【第20回】アルツハイマー型認知症と診断されて一年と半年が経過した実父から学んだこと 変われなかった兄弟