ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

気になるニュース4

2016-09-13 10:45:41 | 日記
その昔、甲斐さんがサンストで
「今の小学生に[雲について]の作文を書けって言うと
俺らの時だと[青い空をムクムクと流れてく…]ウンタラとなってたもんが

[雲は水という成分から出来ている]というカンペキ情緒が抜けた
合理的かつ即物的、論理的なシロモノばかりなんだと。

教師の[感想文の書き方]指導要領にも
[この話をどう思うか?という主観を
子供に入れないようにさせる]というのが、すでに載ってるんだって!

つまり、感想文は自分の思いを述べるんじゃなくて
あらすじさえ上手くまとめられればいいと…

[もしも〜だったらナニナニ]という
仮定の文章が書けなくなっちゃってるってことなんだ
[仮定]こそが創造力の源なのにな」と話されているんですが

先日「読書感想文マニュアル論争」という記事に…
「夏休みの宿題の定番となっている読書感想文に
苦手意識を持つ子供が多く
書き方を指南する本や塾の講座も目立つ」と書かれていて

奥さんは「その指南書の感想を書けば?」と爆笑(笑)
「本の虫」だった奥さんにとっては
「どの本の感想にするか?」が最大の悩みだったらしく(笑)
友達のために書いた感想文が、コンクールに入賞した時は
「えっ?そっち?(笑)」と思ったんだとか…(笑)

いきなり余談ですが、新聞の読者投稿で…
「泊まりに来ていた小6の孫が
朝、開口一番[おじいちゃんが死んだ夢を見て、うなされたよ]

かわいいことを言ってくれるなあと思っていたら
[夏休みの宿題、誰がやるんだ?]と
途方に暮れていたところで目が覚めた」と言われたんだとか…(苦笑)

カツオくんみたいな小学生って
今もホントにいるんですね(笑)

ともあれ、某公立小学校の教諭の方が
ネットで見つけられた感想文の書き方のマニュアルのコピーを
「解りやすいので参考に」とクラスに配布なさったことに
賛否両論が飛び交っているという

そのマニュアルには、童話「シンデレラ」を例にして
「書き出しには、小説の一部を抜き出す
抜き出した部分について自分の意見を書く
本を選んだきっかけ、読み始めた時の感想を書く

自分の体験を書く
書き出しの部分に戻る
その本を読んで、自分がどう変わったかを書く」などと記されてるそうで

甲斐さんが話されていた頃とは違って
あくまでも「書き方」を示すものであり
結局、本人の考えを書くことに変わりないんじゃないか?…と、思ったら

「その瞬間、私は自分がシンデレラであるかのような気分になった」
といった感想文の例文も記載され
物語にのめり込んでいる感じで書くことを勧めるなど
細かい指南もしてあるみたいで(苦笑)

「これに従順にならえば、恐ろしく画一的な感想文が
一斉に提出されることになる」とか
「文章は自分で考えるからこそ身につくもの」

「他人から教わって書いたものに教育的効果があるとは思えない」
「予備校の試験解答テクニックと同じにおいがする」など
懸念の声が上がるのも頷けます

が、一方で「子供が一番手こずる宿題なので
最初は真似して書くことも勉強になる」
「自由に書けば良いと丸投げされても子供は困惑するしかない
これくらいやって当たり前」

「試験で良い成績を取るためと考えれば、配った先生は良い先生」
「子供の頃にこれが欲しかった(笑)」とおっしゃる保護者の方もおられ

学校側も「書き方が判らない子供もいる
形から入ることも必要ではないか?」とコメントされているらしい

それも「きっかけ」としてはアリかも知れないんだけど
ナンか賛成派の保護者の方は、学校側に丸投げなさってるような気が…?(苦笑)

以前に甲斐さんが話されていた
車の後部座席の「チャイルド・ロック」とか
「百円ライター」や「こんにゃくゼリー」もそうですが

子供がイタズラしたりして、何かの弾みでコトが起こると
必ずメーカー側が批判されるのと同じ感じがして
「しつけ」については何もおっしゃらないんだなあと…(汗)

まあ、教育の専門家の方のご意見も様々みたいで
「そもそも感想文の書き方を
十分指導していないのに宿題に出す学校が多い
書き方を指定したことは一つの前進だ」という方もいらっしゃれば

それ以前に「論理的な作文の指導が出来る教師の育成が
大学でも学校の研修でも十分でない」ことを指摘される方

「何も考えさせず、パズルを当てはめて行くだけのような指導をすれば
子供は一つの書き方は覚えるかも知れないが
それを楽しいと思うだろうか?」という方もおられます

また「義務にすると子供が本嫌いになりかねない」と
任意にする学校もあるようで
我が家は「目的はあくまでも本を読んで貰うこと
気に入った本に出会えたら、感想文を書けばいい

重要なのは書き方ではなく、どれだけ本音で書けるか
1学期の間に自分に合った本の選び方を指導することから
始めるべきではないか」とのご意見に一票です

まあ、ボクは「重要なのは書き方ではなく」に重点を置き(笑)
奥さんは「自分に合った本の選び方」に大きく頷いておりました(笑)

kainatsuさんは、スティーブン・キングの「ミルクマン」を
学校に持って行かれ、先生に見つかって
「これは子供が読む本じゃない」と言われたそうだけど(笑)

奥さんの場合は、学校の図書室にあった「車輪の下」ですからねぇ(笑)
「高学年用」とはいえ、学校のお墨付きの優良図書が
人によっては有害(笑)になることもあるんだなあと…(笑)

でも、2020年から大学入試も「国語のみ」記述式問題が導入されるようだし
試験用のテクニックに頼るよりも
思考力や表現力を身につけた方が良いでしょうね

甲斐さんいわく…喜怒哀楽がないと人間じゃないべ
これを失くすような教育を大人達が子供にしてるのは問題だよね
感情押し殺させてまで、とにかくイイ大学に入れ、イイ会社に入れってさ

まあ人間、この日本という集団社会の中で生きてくには
「肩書き」と言われる色んな形が必要ではあるんだろうし
それをヨクナイとも一概には言えないところもあることはあるんだけど

イイ大学、イイ会社に入れなかった奴
入ったけど、途中で挫折した奴
そういう一番、人間的なこととかけ離れた部分を目標にしてコケた奴は
その時、非常にツライっていう気がするんだよね

やっぱり人間、勉強もせにゃいかん
だけど、それと同じくらい人間的な部分も大切にやっていかないとアカンよね

甲斐さんご自身は「仕事は徹底的にやる
でも、遊ぶ時には全力で遊ぶ」そうですし(笑)
座右の銘が「文武両道」でいらっしゃるだけに説得力ありますね

続いては「[スター扱い]宿命?過剰?」という記事…
「男子バレーボール日本代表が
リオ五輪行きを目指して戦った最終予選の最中に

皮肉屋で知られる外国人の名監督が
[日本のメディアはなぜ、若手をスーパースター扱いするのだ?
柳田(将洋)を本当のスターだと思うか?]」と
真顔で記者の方に質問なさったという(苦笑)

柳田選手は「昨秋のW杯でブレイクし
95年以来となる5勝を挙げた全日本の躍進を支えた一人」として
「[スターになる素質はあると思う]と答えると、監督も頷いた

[それを証明するのがこの大会なのに
マスコミが騒ぎ過ぎて、柳田を潰している
だから、サーブが不安定なのだ]

持ち味のジャンプサーブでミスが目立った柳田の精神状態を気にかける一方
真剣勝負の五輪予選をショーアップする
日本のマスコミがそもそも理解できないと言う

監督の発言を聞いて、2002年までサッカー日本代表を指揮した
フィリップ・トルシエ氏の言葉を思い出した

彼も、スランプの時期があった中田英寿、前園真聖らの名を挙げ
[日本のテレビは日本選手が活躍したところだけをダイジェストで流す
世界的な大物だと視聴者が勘違いする]と警鐘を鳴らした

そんな日本の[スターシステム]に首を傾げるのは外国人監督だけではない
男子体操の関係者からも言われた
[トップの選手が本番でミスすることはあまりない
周囲の環境が柳田君を追い込んだとすれば、彼は犠牲者かも知れない]

騒がれても結果を出すのが、トップアスリートの宿命
とはいえ、監督の問いかけは
団体競技の特定選手にばかりスポットを当てがちな
私たちメディア側にも、一石を投じている」と記されてますが

「確かに!」と思う反面
メディアに取り上げられることで認知度が高まり
応援しようとする方が増えるのもまた事実でしょうし

ラグビーでもW杯以降、今までラグビーをご覧になっていなかった方が
ラグビー場に詰めかけられたり
代表のユニフォームを買い求めたりなさっている訳で

特定のアスリート、特定のチームに興味を持たれることが
そのスポーツ全体の活性化に繋がるのは望ましいことですよね

でも、その「スポットライト」が眩しすぎて
肝心のプレーに支障を来しては本末転倒だし…(汗)

そう考えると、名だたるスーパーアスリートの方々は
「いち選手」であること以上のものを山ほど背負わされながら
結果を出しておられるんだなあと…

まあ、中には長嶋茂雄さんみたいに
背負うものが多いほど、プレッシャーが重くのしかかるほど
「楽しい♪」と燃えちゃう方もいらっしゃるのかも知れません(笑)

余談ですが…田家秀樹さんが、小3の息子さんの運動会に行かれた際
「ビデオを持って来てる父親の多いことに驚いた
皆、ほとんど無言で、ひたすら自分の子供にカメラを向けている

[お父さんが撮ると、私が主役になる]というCMがあった
あの主役性は、子供の自意識形成に
どんな役割を果たすのだろうかと考えてしまった

自分の子供を主役にしかしない親と
親によって主役にさせられることしか知らない子供と…

自分の子供が可愛いのは当然です
ただ、それとは別だよね
学校という場での自分が[脇役]でしかなくて
親の前では主役でいられるという関係

脇役のない友達同士の集団なんてない
主役意識ばかり持たされた子供は、友人を持てなくなる

高校野球で、レギュラーになれなかった子供を持つ親が
[何故レギュラーにしない]と監督にネジ込むってのは
ここから生まれると言えるだろうね」と記されてますが

全員が「桃太郎役」という幼稚園があるくらいですから、根は深そうです(汗)
まあ、例えば、運動会の「かけっこ」で
ご自身の子供さんの顔のアップだけを撮るのはアレだけど(苦笑)

1等の子供さんをスルーして(笑)
ご自身の子供さんにピントを合わせてしまうくらいはイイんじゃないかなあ(笑)
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