「ハイ、甲斐バンド50周年アニバーサリーライブハウスツアーもあるということなんですけども
これ、50周年だから、今回これも始まって…(『そう!』と甲斐さん)…他にもナンか?…」
…という富沢さんの振りに、かなり食い気味に(笑)
「来年、まっ、来年、ホールツアーがあります」
…と、甲斐バンドフリークの皆さまは、もうご存知の展開を発表されると
富沢さんが「あっ、そうだね」と頷かれたトコで
「その挙げ句、ちょっとデカいトコでくくるみたいな…ハイ」と
こちらは、フリークの皆さまの希望的観測通り?(笑)のご発言も飛び出しましたが
この流れは、それこそ「5年前」のアニバーサリーイヤーと同じ流れで
問題は、その「デカいトコ」が、どこか?ですよね?
奥さんは「THE BIG GIG AGAIN」が開催された時から
ずーっと「花園ラグビー場AGAIN」…それも、例の暴動で差し替えられる前の
本来、予定されていたセットリストでの再演を、切に願っております(笑)
まあ、花園側は、二度と貸してはくれないかも知れないけど(苦笑)
「THE BIG GIG AGAIN」も、場所は変わったことですし
どこか「花園」を彷彿させるような会場があれば、実現可能なような気が…?(笑)
それはともかく…
「だって、ライブハウスで、こんだけだと観れない人の方が多くなっちゃうよ?」と富沢さん
「まあ、そうですね」という甲斐さんのお返事に
「…ということは、来年は、じゃあ、ホールでやって…で、デカいトコで締めくくると…
(『ハイ、そうです』と甲斐さん)
甲斐バンドも、いっぱいイベントやってるからなあ…花園ラグビー場、箱根…
(『箱根→花園ラグビー場』と甲斐さんの訂正が入るも(笑))
イヤ、で、ねぇ、私は行ってる…全部観てますね」と、プチ自慢AGAIN(笑)
でも、甲斐さんは「今、都庁が建ってるトコで、3万5千くらい集めてたもんね…(『ねぇ、ホントに…』)
その挙げ句、GLAYが破るまでずっと、都心で誰もやってないんだもんね
(『そうだね、言われてみれば…』)…そうだよ
神宮球場とか、後楽園とか使うしかないじゃないですか?ね?
(『でも、飽きちゃうからね、アレ…』)…そう!そう!そう!
(『ちゃんとやらないとダメだもんね』)
実は、当時、マスコミから追われてて、あの近くのホテルに、ずっと住んでたんですよ
そこの角部屋だったんで…それ、23階なんですけど、そこから毎日見てたんですよ
『あの空き地…これ、ナンで使わないのかなあ?』って…(『あっ、それでイッたんだ?』)
そう!そう!そう!それでも、実現するまでに、1年以上かかってるからね
お役所仕事で、イベンター、ずっと泣いてました、ハイ
だから、ワケアリはワケアリで、苦い思いが苦い思いで、イイことにも繋がるんですよね
ずっと…ずーっと見てましたから、その空き地、僕…」と話されてましたが
奥さんは、最初、前のご結婚の際の「家を出て、ホテル暮らしを始めた」頃のことかと思ったものの
「THE BIG GIG」が開催された時には、もう再婚なさっていたことから
「ボニー&クライドみたいに逃げて」いらした時かと思い直したあと
「1年以上かかってる」という甲斐さんの一言に
「あっ!BIG GIGは、花園より先に企画されてたんだった!」ということを思い出し…って
花園ライブは「野外イベント」というよりも、大阪の観客動員数が増えて
それまで使用していた会場では収まり切れなくなったため、広い会場を探そうとした際に
甲斐さんの「ロックは格闘技だ」という言葉が重なって実現したらしい…
更に「ワケアリ」や「苦い思い」とのワードから
やはり、離婚を正式発表なさる前の「ホテル暮らし」だと確信した模様…って
考えてみれば、その「発表前」には、箱根ライブを行われていて
「薬指にリングを着けているのがツラかった」と、おっしゃっていたそうですし
「公私共に大変だった時期」が「イイことにも繋がる」という言葉にジンとしてしまいました
それはさておき…この甲斐さんのお話に、富沢さんが「でも、アレですよね、我々は、表しか見てないけれどもね
裏には隠れたドラマがあるということですよね」と、おっしゃると
甲斐さんは「そうですね、ハイ…あっ、ありがとうございます、まとめて頂いて…(笑)
今日、ちゃんと仕事した感じでしたね、今ね」と返され(笑)
富沢さんが「イイ感じですかね?…(『イイ感じです』と甲斐さん)…まだまだありますよ
…で、今回ですね、驚いたのは、ボーナストラックで付いてるんですけれども
このデモテープとかね、ライブ音源とかって…」と、更に「お仕事」に励まれたトコで(笑)
甲斐さんは「ああ、でも、デモテープとか、いっぱい…(『いっぱい入ってる』と富沢さん)
いっぱい入ってます!あのー、デビュー前…デビューの1年前に録った…
レコード会社に送るために録った音源が、3曲入ってるんです
『アップルパイ』とか『魔女の季節』とかね
(『そう!それで、すごくやっぱりね、素晴らしいんですけども、よくこれ出しましたね』)
見つかったんですよ!…(『ビックリした!』)
1年…1年半くらい前に、ドラムの松藤と話してたら『ああ、俺、あるよ』って『お前、出せ!早く!』って…
でも、そのレコーディングは、松藤、いないんですよ…(『えっ!?いないの?』)
当時、『ジェフ』っていうバンドのリードギターが、エンジニアしてくれたんですよ
…で、それが、ナンか判んないけど、松藤と仲良かったんで
ナンか送ってくれてたらしいんですよね、いつか使えると思って…
まさか、50年目で使えるとは思わなかったですけど…」と説明なさったものの
デビューアルバム「らいむらいと」に収録された「アップルパイ」より
このデモテープのバージョンの方が良かった…という話は出されませんでした
富沢さんは「ホントにこれはね、お宝音源って感じですよね
CDボーナスディスクっていうことなんで
1曲目が『HERO~ヒーローになる時、それは今』のCMバージョンから始まって
『バス通り(アナザーテイク)』、『恋しぐれ(ライブ1977)』…ズラズラズラ~と行きまして
16曲目『破れたハートを売り物に(ライブ in 石巻)』…
これ聴いた時には、ホントに『ボーナストラックだな』と思いましたよ…(『うん、そうですね』と甲斐さん)
…で、これ、よく思い切って、音源出しましたよ」と驚かれてましたが
甲斐さんは「イヤ、そういうのがないと、50周年BOX SETですからね
そういうのがないと面白くないじゃないですか?だから『よくぞ見つかったな』と…
それで、新聞に載ったんですよ、スポーツ紙にバーン!ってデッカい…
まあ、レコード会社の働きのおかげでね、ドーン!と載ったんだけど
…で、それを…記事を見たヤツが…昔、甲斐バンドにいた、ベースの長岡さんとか(から)
『俺もいっぱい持ってるよ』とか…『遅いよ!もう!』って…
遅いよね?もうこれ、決まってんだから、その時…記事出てたからね」と返され
「ああ、なるほどなるほど、なるほどね…で、それ、長岡さん持ってるヤツは…」という富沢の質問に
「長岡さん持ってるヤツは、長岡さんの故郷でやった…(長崎県)大村のライブテイク…らしい
…で、送って来たけど、まだ聴いてないな…聴けよ!聴けよ!(笑)」と笑っておられましたが(笑)
奥さんは、その直後に富沢さんがおっしゃった…
「じゃあ、55(周)年で入れればいいじゃない」との言葉に大きく頷き(笑)…って
長岡さんのラジオ番組では「きんぽうげ」と「ポップコーンをほおばって」だけがメドレーで…
それも、フルサイズでは流せないとのことだったので、ガチで期待してるみたいです(笑)
また、甲斐さんが「頑張ってやります!ありがとうございます
道で、つまずかなかったら、55年できると思います(笑)」と
冒頭の富沢さんのお話に引っかけて、冗談ぽくではあったとはいえ
まだまだ、現役で歌い続けるおつもりでいらっしゃるらしい言葉が聴けて、嬉しそうにしておりました