おはようございます。
今日は、久し振り 好天になりました。
冬の晴れの日を 小春日和 と言います。
春ほど暖かくないから 小春になったんでしょうか。
どうしてなのかな・・と思ったら そうそう 小京都 がありましたね。
飛騨の高山、山口県の萩、秋田県の角館など全国に26の市町が 小京都 と名乗って
小京都会議なるものも結成しています。
小京都とは 街並みが整えられ歴史的文化的な遺産があって 落ち着いた雰囲気を持っている街。
という定義というほどでもありませんが、落ち着いた街並み が旅行者の心を癒やす。
これについては本家の京都市が、懸命に落ち着いた街並み を維持するように努力をしています。
例えば、市内の商業用の看板です。普通は赤、青、黃、緑、白、ツートンカラー、三色、
畳二枚分ほどもある大きなもの、丸いもの、動くもの・・
道を尋ねるのには 目標となって便利なのですが落ち着いた街並みの景観にとって 邪魔になるようで
看板自体が ココですよ!とアピールするのが目的ですから、大人しく目立たなかったら
設置しているの意味がない。とまぁ 日本の国是は経済、と掲げている関係でキレイだとか、
癒せる、落ち着いてる、調和がある などはそんな生産性のない話は通用しないですよ。
ですから街の活性化として大型の商業施設を誘致する時に異論を唱えると
ん、街並みに趣きがなくなる?街が汚れる? 商店街が廃れる…
あんたとこ、過疎化したいんですか!おたく潰れてもエエんですか、 と怒られてしまう始末。
経済が優先、景観は後回しの中で 本家の京都はケバい建物や看板は禁止 と条例を出しました。
ただし決まった地域ですが、いずれ小京都にも波及していくでしょうね。
ところで 活性化という美語麗句に踊らされた話が新聞に載っていました。
最近 千葉県の銚子市にある千葉科学大学(私立)が公立に変更したいと地元の銚子市に申し込みました。
昨今は大学も少子化の影響で経営が苦しくなって来ています。地元の自治体としては大学が無くなると
過疎化につながるし何とか残せたらと県や国とも協議して公立に転換した大学もあるそうです。
公立にすると国や県から助成金が出るのでそれで大学の運営もつなげるし、地元としては若い人が集まるし
活性化になるメリットがあります。又 元の大学側も儲かるどころか持ち出しでは経営してる意味がありません。
自治体に丸投げして運営だけはやっていけたら最高、こりゃ調子がエエわい。
とまぁ これは 私の稚劣な推測です。
新聞の記事を読みますと、大学誘致の目的は地元の活性化でした。官僚出身の市長が以前仕事で
面識のあった 私学の関係者から提案をされたのが 千葉科学大学でした。
千葉県でも銚子市は東京からかなり離れているいわば 過疎化になりつつある自治体。
若い人が来れば街の活性化になる、それだけを願いに 大学の誘致を決めました。
誘致するにあたって大学の敷地10ヘクタールを市が用意、建設費設備などの費用の80億円を
市が市債を発行して負担。実際に自治体にどのような恩恵があったかわかりませんが、
とにかく2004年に開校。
一方、市債の償還に四苦八苦してようやく返済が終わったら
今度は大学の採算が採れません。 そっちで面倒を見てくれ(公立化)
と投げ出してきたから市側はたまりませんよね。
詳しくはそれ以上わかりませんが 大学の運営は岡山の加計学園 と書いてあって
そうか・・と思いました。
これからは少子化で自治体も小さくなる中で ジタバタするとろくな事がない、典型かも知れませんね。
政府は、8000万人の人口でやっていける構想を言い出してます。
明治の始め日本の人口は3000万人ほどで あの明治維新をやったのです。
人の多寡にこだわるのも必要ですが、欧州の主要な国、イギリス、、イタリア、フランス、
スペインは五千万人ほどでドイツが少し多くて八千万人。ほかはそれ以下ですが
みんな豊かな生活を送っています。
羨ましい限りですが、見習うなら 先ずは看板、ドギツいのは撤廃しましょ〜