プリシラ物語

☆☆☆

幸せの象徴・・・大バエ。

2004-11-11 01:21:31 | Weblog
台風も去り・・・小春日和の穏やかな日々・・いつの間にやら、私の周りからは、あの「不幸の象徴・・小バエ」も去っていた。心も穏やかだ。そんな或る日の事だった。仕事中、あまりにも天気が良いので、外に出て、日向ぼっこたるものを楽しんでいた。雲一つない空・・澄み切った空気・・降り注ぐ太陽・・私は全身全霊で生きている喜びを感じていた・・・・。ふと、気づく・・・。左斜め前から黒い物体が飛んでくる。ハエだ。目が合った・・・と思う。顔面を目掛けて飛んでくる。手ではらいのけ様としたが、コイツは小バエ同様、身のこなしが素晴らしい。手の合間をくぐり・・・なんと、なんと、私の鼻の頭に・・・スッ~と止まりやがった。私は、首振り人形の様に頭を振りジタバタした。ハエは涼しい顔をして?遠ざかって行ったが、私のジタバタはMAXになっており、仕事場に戻るとティシュを5,6枚取り、周り構わずに鼻の頭を拭き乱れた。「何だっていうんだよぅ~あたしが何したっていうんだよぅ~」・・・・・何度、拭いても、ハエが止まったアノ感触が残っている。私の鼻の頭で手と手をスリスリしたんだぁ~。半泣き状態の私に、業者の営業、妻子持ちTが「プリさん、鼻の頭、真っ赤ですよ。もうじきクリスマスだから、トナカイですね!」と理解に苦しむ言葉をかけてきた。妻子持ちTは、いい奴なんだが、いつも意味不明だ。その日は一日、鼻の頭にハエの影を背負いながら耐え抜いた・・・。次の日の朝、理由もなくいつもの電車に乗れなかった。乗換えで、階段を下りている時だった。私に向かい黒い物体が飛んできた。また、ハエだ。思い切り手で払いのけた。左手の指が私の顔をかすった。痛いっ!!声を出す事も出来ず、左の頬を押さえながら仕事場へと向った。到着し、鏡を見ると、3本のミミズ腫れが頬にあった。今日も業者の営業、妻子持ちTが意味不明な事を言う「怖い職業の人だって頬の傷は1本ですよ。なのに、プリさんは3本ですからね。やっぱ、本物ですよ~~」・・・・妻子持ちTよ・・・君は子育てを全て妻に任せた方が良い・・・。
コメント (2)
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