風が秋を運んできた日。

映画とそのパンフレットは常に繋がっていて
その繋がりが知りたくて、ページを開くのだけれど

昨日、開いた「いつくしみふかき」のパンフレット
勿論、映画と繋がってはいるのだけれど
公開までの月日の流れの一体感
公開までの月日の流れはとても残酷
でも、その一体感と残酷さがこのパンフレットの中で
もうひとつ物語として始まっていた

10人いれば10の人生があるように
パンフレットの中のひとりひとりに物語があった

まだまだ、知らない事や知らない人がいっぱいあって
残りの人生にどれだけ知れるのか
今まで動かなかった重い鉛の塊みたいなものが
ゴロゴロと音をたてて動き出した

人生に、もう遅いなんて言葉はないんだな。