プリシラ物語

☆☆☆

にゃんの事。

2014-07-03 23:40:28 | Weblog

花子と太郎がいて

どうしても手放さなくてはいけなかったんだ

泣くなんてもんじゃなく、、、

心に穴があくとはこうゆうことか、、、

でもプリシラさんには全てが無理で、、、

あの時手放さなかったら、、、きっと、、、今のプリシラさんはいなかったであろう

花子は捨てられた過去を引きずっていて、、、

プリシラさん以外には全く懐かなくなっていた

元の飼い主にすら拒絶反応を起こしていた

太郎は警戒心という理念は全くなく誰にでも懐いて、、、

みんなに愛されていた

太郎を是非にうちで、、、直ぐに貰い手はいた

太郎は卵焼きが好物だった

花子との別れは、、、何故か、、、全く覚えておらず、、、

悲しいなんてもんじゃなく、、、

いつ花子がいなくなったのかさえ覚えていない

 

それ以来、、、プリシラさんは猫が嫌いになった

見るのも嫌だった

この世から猫なんていなくなればいいとさえ思っていた

猫が好きな奴なんて信じないとも思っていた

特に必要以上に猫好き動物好きをアピールする奴は人間じゃないと思っていた

勝手な思い込みだ

以前、女流作家が猫を崖から投げ捨てて殺しているとコラムに書き騒ぎとなった事があった

批判なんてもんじゃなく

避難轟轟状態で、、、その作家に対しての避難のブログやらコラムやらがあっちにもこっちにもあった

プリシラさんはその時、衝撃こそはあったものの、、、何も感じる事さえ出来なかった

冷酷無慈悲な女だ

でも嫌われたくなくて「あたしは猫派だよー」などと

間違ってはいないんだけど、プリシラ一家は母ちゃん以外は全員猫派なんだけど、、、

あぁ、こんな事は6月の『プリシラ祭』(毎日更新)の後に晒すつもりはなかったけどさ、、、

何だかなー

今年の一月にその崖から猫投げ捨て女流作家が亡くなったと知ってから、、、

その時のプリシラさんの事を思い出して、、、

あぁ、それでも、、、もう猫には関わるのは止めようと思っていたのだけれど、、、

花子と太郎の事も思い出し、、、

花子が最後、、、貰われる時にプリシラさんにしがみ付いて離れなかった事とかを思い出し、、、

おいおいと泣いた

花子の気持ち、、、猫になんか気持などあるわけがない

太郎の気持ち、、、猫になんか何も分かるわけがない

 

プリシラさんは何かを考えていて道端に座っていた

落ち込んだ時も道端に座っていた

悲しい時も辛い時も、、、道端に座っていた

 

餌付けなんてしていないのに、、、

きっと愛しい人と間違えているんだなぁなんて思っていて

でもそんな時に何故かいるんだよなぁ、来るんだよなぁ

 

あぁ、みんなが振り返りながら見ていくからあっちに行っとくれ、、、

プリシラさんが反省でもさせていると勘違いされるからあっちへ行っとくれ、、、

プリシラさんは餌なんて持っていないからあっちへ行っとくれ、、、

でも、可愛いなぁ

 

本当は猫なんか好きじゃないんだよ、

だからあっちへ行っとくれ、、、

 

そして何故そんな顔しているんだ?

人間と猫は、、、こうして地面を見つめたまま、、、

約30分間、、、物思いに更けるのであった

 

こいつを見ていると、、、心が軽くなる

心の穴が少しずつ少しずつ、、、埋まっていく

不思議な感情が蘇ってくる

 

さて、明日もほどほどに頑張るとするか!

 

名も無きいつものにゃんよ、ありがとよ

 

可愛いのぅ、心からそう思う、、、

ヒヨコハカワイイ~?

ベツニ...ニワトリイルシ...(プリシラ)

 

 


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