ノッポの放冗記

エンジニアとバスケのどうでもいい体験・知識・情報を綴ります。行くボールのながれは絶えずして、しかも私の本に帰ってこず。

学校の先生が選挙運動?

2015-02-18 23:17:21 | etc

 帰宅すると家内から、

「(とある学校の先生)から選挙候補者支援名簿の署名を頼まれたのだけど書いていいものなの?」

 中能登地区某有名進学校を卒業して北陸地区某国立大学工学部出身の彼女、一切合切の無駄を省いて勉強してきたとのこと、1円を削り出すためのショッピングに対しては抜群のCPUをお持ちのようですが、社会系学問の素養が全くゼロでHDDの記憶領域はkB単位です(既に40才)。

 彼女自身が納得できるなら署名するも良し、特に投票行動を縛るものでもないよ、と説明すると分かったような分からないような(これまでそのような機会に遭遇したことが無かったのだろうか)。

 ここからは個人的見解であり、何ら強制、批判するものではありません。

 一つ気にかかった点は、「学校の先生」から署名を依頼されたこと。

 俗に言う「聖職者」であり、公立なので「公僕」といった立場の方が特定候補に対する選挙支援活動を行うことは???

 極端な論法でいけば、行政が立法に関与するものであり、三権分立の理念に反しているのでは?と、あくまで小学校社会科的な極論です。

 私立の先生ならいざ知らず、国民の税金が給与として支給されている公務員の方がその国民に私意を強いることは???

 「日教組」問題もあり、明らかに教育が歪んでいます。

 組合活動や選挙に熱を上げる前に教育者としてのあるべき姿を追い求めることが学校の先生の使命ではないかと思いますが、その論は然るべきところに委ねることとしましょう。

 と、エンジニアとしてのあるべき姿を追い求めていないノッポが言える立場でありませんが。


バイオマス資源調達戦争?

2015-02-18 01:12:04 | Business

 夕食(深夜食)を終え何気なくTV(NHK)を眺めていると夕方放送の「クローズアップ現代」が再放送されていました。

 テーマは「急増!バイオマス発電」、近年FIT制度などにより再生可能エネルギーの「商業化」が大きく進んでいます。

 特に太陽光パネルに至っては投機的要素の方が大きく、土地と資金があれば雨後の筍ならず震災後の太陽光パネルの如く乱立、電力会社が拒否反応を示したこともあり、ここ最近は少々落ち着きが見えてきています。

 一方、ノッポが業として携わっているバイオマス分野もご多分に洩れず、うん千 kW級の大型バイオマス発電所が次から次へと着工、稼働を開始しています。

 5,000 kWの発電所で使用する木材量を考えてみると、発電効率が20%とすると必要な木材のエネルギー量25,000 kW≒21,500,000 kcal/hになります。

 これを木材の単位エネルギー量である4,000 kcal/kgで除すと、5,375 kg/hになります。

 この重量は乾燥重量であり生木材は水分50%程度なのでほぼ倍として10 t/hの割合で森林が消化されていくことになります。

 重量ではイメージが湧かないので、容量に変換するとかさ比重を0.2くらいとすると50 m3/hとなり、おおよそですが10 tトラックに超満載した量がたった1時間で消費されていく計算です。

 こんなことが24時間、毎日、日本全国何十、百箇所で繰り広げられたら・・・、あっという間に枯れ山になってしまいます。

 バイオマス資源の利活用はある意味郷愁的なものであり、大型ビジネスとは結びつかないものと思っています。

 地域資源として必要量を調達して使用する、それを繰り返すから森林も再生できる猶予が生まれるわけです。

 今の大型発電所乱立が続けば森林再生の間が無いことは明白です。

 地域分散中小規模型へシフトしていくことを切に願うばかりです(ノッポの在籍している中小企業が携わる規模はこれまた中小がせいぜいなのでといった事情もあり)。

 

「急増!バイオマス発電」(NHK)

http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3617_all.html

(写真はHPから借用)

 

※諸計算は概算であり正確な計算値と違いますので悪しからず、あくまでイメージですので。