Gooブログではアクセス解析サービスが有料でございまして、ワタクシは使っておりません。しかし半年に一度くらいの割合で10日間のお試し無料期間があり、その時は検索キーワードやら、閲覧数が多かった時間帯やらの情報を見ることができます。今が丁度その期間であり、昨日のアクセス解析を見てみました所、「joker's song miracle of sound 翻訳」というキーワードで当ブログに行き当たったかたがいらっしたようです。
Joker's Songは以前の記事で取り上げましたが、せっかくなので再度歌詞付きでご紹介しようかと。
こうして展覧会レポがどんどん遅くなっていく。
なお「You'd be lost」はそのまま訳すると「お前は茫然自失になるだろう」とか「お前はどうしたらいいか分からなくなるだろう」という意味になるかと思いますが、これですと歌詞として納まりが悪いのと、もっとバットマンを馬鹿にした感じを出したいという理由から、「迷子ちゃん」と意訳しました。
また「I have studied the mind of this bat」は直訳すれば「このコウモリの精神について研究してきた」となりますが、同様の理由により「こいつの考えは分かってる」と意訳しました。
誰かの権利を侵害しているつもりはございませんが、怒られたら引っ込めます。
Music and Lyrics by: Gavin Dunne
Grinning down through the gates
にたりと笑いながら門の外を見下ろす
Watch the night suffocate
見ているのさ、夜が
All the light as it smothers the sun
太陽を覆い隠して、すべての光を窒息させるのを
I can tell by the moon
月の光で俺にはわかる
You'll be joining me soon
お前はもうじきここへ来る
As a guest in my fortress of fun!
俺の”お楽しみの砦”の客として
And I can't wait to see you
待ちきれないぜ
And once again free you
またお前を解放してやるよ
Released from your humorless air
ユーモアを欠いた空気から
Someday I will replace
いつの日か替えてやるよ
That big frown on your face
お前のひどいしかめっ面を
With a smile and a murderous glare
ニコニコ顔とギラつく眼差しに
*
We are two of a kind
俺とお前は同類だ
Violent, unsound of mind
暴力的で精神異常
You're the yin to my yang, can't you see?
お前が陰なら俺は陽、分かるだろ?
And if I were to leave
もし俺がいなくなったら
You would grumble and grieve
お前はうだうだ言って悲しむだろうぜ
Face it, Bats…You'd be lost without me!
認めろよバッツ、俺がいなけりゃお前は迷子ちゃんさ
You'd be lost (You'd be lost)
迷子ちゃん(迷子ちゃん)
You'd be lost (You'd be lost)
迷子ちゃん(迷子ちゃん)
Face it, Bats…You'd be lost without me!
認めろよバッツ、俺がいなけりゃお前は迷子ちゃんさ
I'm just trying to show you
お前に説明したいだけなんだよ
Just how well I know you
俺がお前をどんなによく知ってるか
I understand just how you feel
お前の気持ちは分かる
Threw your reason away
理性なんか捨てちまえ
'Cause you had one bad day
”あるひどい一日”を経験したからには
And your mind let go of the wheel
まともな精神なんかさよならだ
Still we're fated to battle
それでも俺たちは闘う宿命
You pout and I prattle
お前は膨れっ面、俺は喋りっぱなし
Don't you ever tire of this game?
こんなゲーム、くたびれないか?
But you'll not make it end
だがお前はこいつを終わらせない
'Cause I'm your only friend
だって俺はお前の唯一の友だもんな
We are opposites but we're the same
俺たちは正反対、でもおんなじなのさ
*繰り返し
We have so many wonderful stories
俺たちにはいくつもの素晴らしい物語がある
I have studied the mind of this bat
こいつの考えは俺には分かってるんだ
A hero with no praise or glory
賞賛も栄光もないヒーロー
Just his cape and his cave and his...
あるのはただケープと、洞窟(ケイブ)と...
MEOW!!! AAHHHAHAHAHOOOOHOHOHHAHAH!
ニャーオ!(げらげら)
去年の『世界一美しい本をつくる男』に続いて、いささかミスリーディングな邦題がつけられたドイツ発ドキュメンタリー。原題が『Die Frau mit den fünf Elefanten(5頭の象と生きる女)』なので、分かり易さを優先してドストエフスキー云々という邦題になったのでしょうけれども、このタイトルから期待されるほどにはドストエフスキーへの言及はございませんでした。
とはいえ、作品自体はよいものでございました。教科書や年表に書かれることのない、こうした「小さな歴史/草の根の歴史」を発掘し記録していくこと自体、意義深いことでございます。
変身前のドクの姿は映画の序盤でちらっと出てまいります。Dr. Cockroach - Monsters vs. Aliens Wiki←下の方にある画像ギャラリーの最上列右端。モンガー元帥(後述)は「handsom fellow/イケメン」と呼んでおりますが、微妙な所です。とりあえずワタクシには若作りなヴィンセント・プライスにしか見えませんです。
TVシリーズで明かされた所によると、ファーストネームはハーバート。密かにグレゴールかフランツであることを期待していました。そして「コックローチ(=ゴキ)」は本名なのだそうです。何と恐ろしい苗字でしょう。しかしあるエピソードで「家名を汚してしまった!」と苦悩していることから鑑みて、ご本人はこの姓に誇りを持っておいでのようです。大抵はDr.コックローチもしくはドクと呼ばれます。Dr.Cまたはドク・ローチと呼ばれることもあります。
ドクがどれだけ天才なのかと申しますと、鷹の爪団のレオナルド博士ぐらいの天才でございます。手近な材料から、スーパーコンピュターやら物質転送マシンやら、身につけると権威ある雰囲気をかもし出す香水「Air of Authority」やら、ポテトチップ1枚から際限なくエネルギーを生み出せる装置やら、色々作り上げてしまいます。手近な材料、というのは大抵の場合、ペットボトルやらピザの空き箱やら捨てられた家電やら。要するにゴミです。そこはゴキですから。
発明品の素材、またはおやつ調達のため、ゴミ缶の中に頭を突っ込んでいる場面がしょっちゅうあります。ちなみに好物は生ゴミ。そこはゴキですから。
ハロウィン向け短編2作目『Night Of The Living Carrots』でドクを演じたジェームズ・ホランは声質も喋り方もローリーと随分似ていて、これまた結構でございます。
TV版のクリス・オダウドもいい声なのですが、前の2人とはちと声質が違うこと、そして喋り方にキレとつんつん感が足りないのが残念でございます。とにかくローリーの吹き込みがあんまり素晴らしいので、それと比べるて聞き劣りがするのは仕方のないことではございます。
ドクの元ネタは、言わずと知れた『蝿男の恐怖』あるいは『ザ・フライ』。TVシリーズでは物質転送装置も登場いたします。ただし『蝿男~』では蝿と人間が融合してしまったのに対し、こちらの場合は「マッドなドク」と「サイエンティストなドク」の2人に分離してしまうという事態に。
このエピソードでもそうでしたが、映画からTVシリーズまで一貫して、ドクは自分が「マッドサイエンティスト」であるという点に高い誇りを持ってらっしゃるため、サイエンスという語を自分に関連づけて発する時には必ず頭に「マッド」が付きます。
ついでに半ゴキであることにも誇りを持ってらっしゃるようです。ゴキ頭になったことは、はたから見ると悲劇ですが、ドクにとっては彼の実験につきものの「miner side effect(些細な副作用)」のひとつにすぎないのでございましょう。実際はあんまり些細ではない場合が多いにしても。
(追記:2014年4月14日の現時点でWikipediaにはドクが「頭脳明晰で発明家としては独創的だが、マッドサイエンティストではないと主張する」と書かれておりますが、この記述の後半部分は誤りです。上の動画でのヒュー・ローリーの台詞にあるように、「I'm not a quack! I'm a mad scientist. There's a difference 私はインチキ博士ではない、マッドサイエンティストだ!一緒にするな」というのがドクの信条であり、むしろ自らがマッドサイエンティストであるとはっきり主張しております。劇中ではこのすぐ後に、「どうして誰も分かってくれないんだろう」と言いたげに、ちょっと悲しげな表情になるのが実によろしい。)
1958年の映画『Attack of the 50 Foot Woman(妖怪巨大女)』のパロディとして考案されたスーザン、誰でも好感の持てる申し分の無い主人公だと思うのですが、Wikiaによると、オリジナルの脚本では脇役だったとのこと。主人公は多くの有名モンスターたちを捕まえて来たモンスター狩りの名人で、スーザンは主人公のセクシーな彼女、要するにお色気要員だったようです。そんな話にならなくて本当に良かった。上の方にリンクを張りましたTV版のスーザンもWikiaのページでございまして、下の方に画像ギャラリーがございます。その上から5列目・右端の絵が、オリジナルのキャラデザなのだそうで。
...こんなんにならなくて本当に良かった。