乱歩忌
2006-07-28 | 忌日
本日は
江戸川乱歩の命日でございます。
『◯◯』の乱歩
と言った時、貴方なら『◯◯』に何を充てます?
人間椅子? 黒蜥蜴? 押絵と旅する男?
ちなみに当ブログのございますよ口調は、
『押絵と旅する男』の語りからいただいているんでございますよ。
しかしのろにとって、乱歩と言いましたら『少年探偵団』シリーズの乱歩、なんでございます。
ええ、大好きでございました。
怪人二十面相が。
図書館で一冊ずつ借りては読み進めて行ったのでございますが
返却期限が来るまでに、ヤツの出て来る箇所ばかり繰り返し拾い読みしたものでございます。
昔も今もやることがマニアックだ。すみませんB型なんです。
ヤツは本当にお茶目でございますよ。
大 怪 盗 らしく、
犯行の前にはきちんとターゲットに予告状を届けておくのです。
普通に盗りゃいいだろうって話でございますが、それではツマラナイのでございます。
派手なのが好きなんでございます。
なにしろ、全 身 金 ピ カ の衣装で登場したこともあるお方でございますからね。
大 怪 盗らしく、
変装がものすごく上手でございます。
「なにしろ自分の顔すら、忘れてしまったほどだからね。」
おおお、そりゃアイデンティティ・クライシスなのではございませんか、怪人。
そして
大 怪 盗 らしい奇想天外なトリックや、驚異の発明品、あるいは
大 怪 盗 らしからぬアホトリックや着ぐるみで、わたくしたちを楽しませてくれるのでございます。
現金には興味が無く(現ナマに手を出すのは、たくさんの手下をやしなうためらしい 笑)、
貴重な美術品をコレクションするのが目的で盗みを働くんでございますが
ライバルの明智君に捕まるたびに、収集品は全部召し上げられてしまうのです。
それでも、脱獄してから半年もすればコレクションはおおかた元通りになるとうそぶいておりますから
またコツコツ盗みなおしているんでございましょう。けっこう地道な蒐集家です。
その半年の間、明智君はいったい何やってるんでしょうか。
明智君に活動を悟られないように、ヤツも地味~に盗っているんでしょうか。
「いまに見てろ」とかつぶやきながら。
そう、ひとりごとがめっぽう多いんでございます、この人。
「フフフ・・・まさかこのおれが◯◯を計画しているとは気付くまい」ですとか
「フフフ・・・まさかあれがこの二十面相の変装だったとは気付くまい」てな感じのことを
しょっ ちゅう つぶやいてらっしゃる。
しかもそれを少年探偵団のメンバーに聞かれていたりして。
そして
「このおれがそう簡単につかまると思ったらおおまちがいだ」とか何とか言いながらも
絶 対 捕 ま っ て し ま うのでございます。
あるいは、爆死を匂わせつつ逃亡したり。
つまる所、絶対に明智君や小林少年に勝てないのでございます。
あんなに頑張っているのに。
そ れ で も な お 、
「ワハハハ・・・明智君、今度もまたおれの勝ちだね」
なんて、嬉しそうにのたまうんでございますよ。
小林少年に向かって「つくづく君がかわいくなったよ」なんて言っておりますが
ええ、言ってる当人の方がよっぽど可愛いんでございます。
『少年倶楽部』連載当時は少年探偵団バッジ(BDバッジ↓)や、少年探偵手帳が発売されていたとのことですが
『新潮日本文学アルバム 江戸川乱歩』1993 新潮社
のろは少年探偵団よりむしろ、二十面相の手下になりたかったクチでございます。
アジトに潜入していた小林少年をひったてて、監禁用の小部屋に放り込みながら
「ふん、いまいましいチンピラ探偵め。すぐさま始末してやりたい所だが、なにしろ、うちのおかしらは血がお嫌いなんでな」
とか何とか、言いたいではございませんか!
かように二十面相ファンでございましたので
グリコ森永事件で「かい人二十一面相」なる輩が巷を騒がせた時には
のろは事件とは全く関係のない所で立腹しておりました。
立腹1:変装もしていないくせに、その名を名乗るな。
立腹2:美術品蒐集目的でもないくせに、その名を名乗るな。
立腹3:怪 は漢字で書け。
あー ぷんすか。
でございました。
ともあれ、怪人二十面相という素敵なキャラクターを生み出してくれた乱歩さんには
最大限の感謝を捧げたいと思っております。
甚だ冗長になってしまいました。
二十面相風に、颯爽とシメたいと思います。
ワハハハ・・・それでは諸君
またあおう・・・あばよ!
と見せかけて追記。
二十面相の本名は遠藤平吉さん でございます。サーカス団出身。
なんかもう
この時点ですでに、明智小五郎に負けております。雰囲気的に。
江戸川乱歩の命日でございます。
『◯◯』の乱歩
と言った時、貴方なら『◯◯』に何を充てます?
人間椅子? 黒蜥蜴? 押絵と旅する男?
ちなみに当ブログのございますよ口調は、
『押絵と旅する男』の語りからいただいているんでございますよ。
しかしのろにとって、乱歩と言いましたら『少年探偵団』シリーズの乱歩、なんでございます。
ええ、大好きでございました。
怪人二十面相が。
図書館で一冊ずつ借りては読み進めて行ったのでございますが
返却期限が来るまでに、ヤツの出て来る箇所ばかり繰り返し拾い読みしたものでございます。
昔も今もやることがマニアックだ。すみませんB型なんです。
ヤツは本当にお茶目でございますよ。
大 怪 盗 らしく、
犯行の前にはきちんとターゲットに予告状を届けておくのです。
普通に盗りゃいいだろうって話でございますが、それではツマラナイのでございます。
派手なのが好きなんでございます。
なにしろ、全 身 金 ピ カ の衣装で登場したこともあるお方でございますからね。
大 怪 盗らしく、
変装がものすごく上手でございます。
「なにしろ自分の顔すら、忘れてしまったほどだからね。」
おおお、そりゃアイデンティティ・クライシスなのではございませんか、怪人。
そして
大 怪 盗 らしい奇想天外なトリックや、驚異の発明品、あるいは
大 怪 盗 らしからぬアホトリックや着ぐるみで、わたくしたちを楽しませてくれるのでございます。
現金には興味が無く(現ナマに手を出すのは、たくさんの手下をやしなうためらしい 笑)、
貴重な美術品をコレクションするのが目的で盗みを働くんでございますが
ライバルの明智君に捕まるたびに、収集品は全部召し上げられてしまうのです。
それでも、脱獄してから半年もすればコレクションはおおかた元通りになるとうそぶいておりますから
またコツコツ盗みなおしているんでございましょう。けっこう地道な蒐集家です。
その半年の間、明智君はいったい何やってるんでしょうか。
明智君に活動を悟られないように、ヤツも地味~に盗っているんでしょうか。
「いまに見てろ」とかつぶやきながら。
そう、ひとりごとがめっぽう多いんでございます、この人。
「フフフ・・・まさかこのおれが◯◯を計画しているとは気付くまい」ですとか
「フフフ・・・まさかあれがこの二十面相の変装だったとは気付くまい」てな感じのことを
しょっ ちゅう つぶやいてらっしゃる。
しかもそれを少年探偵団のメンバーに聞かれていたりして。
そして
「このおれがそう簡単につかまると思ったらおおまちがいだ」とか何とか言いながらも
絶 対 捕 ま っ て し ま うのでございます。
あるいは、爆死を匂わせつつ逃亡したり。
つまる所、絶対に明智君や小林少年に勝てないのでございます。
あんなに頑張っているのに。
そ れ で も な お 、
「ワハハハ・・・明智君、今度もまたおれの勝ちだね」
なんて、嬉しそうにのたまうんでございますよ。
小林少年に向かって「つくづく君がかわいくなったよ」なんて言っておりますが
ええ、言ってる当人の方がよっぽど可愛いんでございます。
『少年倶楽部』連載当時は少年探偵団バッジ(BDバッジ↓)や、少年探偵手帳が発売されていたとのことですが
『新潮日本文学アルバム 江戸川乱歩』1993 新潮社
のろは少年探偵団よりむしろ、二十面相の手下になりたかったクチでございます。
アジトに潜入していた小林少年をひったてて、監禁用の小部屋に放り込みながら
「ふん、いまいましいチンピラ探偵め。すぐさま始末してやりたい所だが、なにしろ、うちのおかしらは血がお嫌いなんでな」
とか何とか、言いたいではございませんか!
かように二十面相ファンでございましたので
グリコ森永事件で「かい人二十一面相」なる輩が巷を騒がせた時には
のろは事件とは全く関係のない所で立腹しておりました。
立腹1:変装もしていないくせに、その名を名乗るな。
立腹2:美術品蒐集目的でもないくせに、その名を名乗るな。
立腹3:怪 は漢字で書け。
あー ぷんすか。
でございました。
ともあれ、怪人二十面相という素敵なキャラクターを生み出してくれた乱歩さんには
最大限の感謝を捧げたいと思っております。
甚だ冗長になってしまいました。
二十面相風に、颯爽とシメたいと思います。
ワハハハ・・・それでは諸君
またあおう・・・あばよ!
と見せかけて追記。
二十面相の本名は遠藤平吉さん でございます。サーカス団出身。
なんかもう
この時点ですでに、明智小五郎に負けております。雰囲気的に。